2016年12月07日(水) 更新

インターンの種類とそのメリット・デメリット

短期インターン

「サマーインターンシップ」「ウィンターインターンシップ」など、大学生の多くが「インターンシップ」と聞いてイメージするのは、こちらの短期型インターンシップです。これは主に、大学3・4年生が就職活動の一環として行うもので、自分の志望あるいは興味のある会社で就業体験をするプログラムです。短期インターンシップは上場企業や大手企業で多く実施しており、期間は1~2日、長くても2~3週間のものが一般的です。学校が長期休暇となる夏休みがインターンシップ受け入れのピークですが、春休みや冬休みに実施する企業も多数あります。メリットとしては、会社のビジネスモデルや社員の雰囲気など、ホームページや会社のパンフレットだけでは分からないことを知ることができます。複数回実施する企業も多いため、日にちの融通がききますし、複数のインターンに参加することで様々な業界や職種を体系的に学ぶことができます。デメリットとしては、インターンシップで行う作業は、企業活動とは切り離されて用意されたものが多いため、実社会との接点は少ないものがほとんどです。会社のビジネスモデルや雰囲気は分かる一方で、実情や実務を知ることはできません。

長期インターン

長期インターンは、社員と同じように実際の業務に関わる形態を言います。期間は特に定まっておらず、半年~1年ほど企業で働くのが一般的ですが、中には2~3年働く学生もいます。この形態は採用に意欲的な企業や小規模のベンチャー企業が即戦力の採用を目的として行っており、責任や裁量が大きい分、スキルアップを目指したり、社会人マナーを身に付ける上では最適です。また、やる気や成果に応じて社会人と同様の裁量で活動することもできます。メリットとしては、ほとんどの企業が「学年不問」で募集をしており、大学1年生から内定が決まった4年生、院生まで幅広い学生が挑戦することができます。その企業の実際の仕事を行うことで、企業や業界について実経験に基いて理解を深めることができます。またベンチャー企業の場合、トップの人間との距離が近いので、直々にアドバイスがもらうことができ大きな成長が見込まれます。長期で働くことで、自分は「何が好きで」「なにが得意か」「どんな仕事があって、何が向いているのか」など仕事に対する「自分の価値観」を知ることができます。デメリットとしては、実務に関わるため、週2~3日以上の勤務を求める企業が一般的です。ある程度時間を取られる分、学業との両立を工夫していかなければなりません。

さまざまな形態

短期インターンには、セミナー・見学型とプロジェクト・ワークショップ型があります。セミナー・見学型は、1日~数日間と期間が短く、「○○体験コース」や「○○講座」といった名前がついている場合です。実施期間が短いため、多人数が参加することができます。内容としては、会社説明やオフィス見学、社員が会社や仕事の魅力を語るなどが一般的です。プロジェクト・ワークショップ型は、学生5~10名に現役社員がサポートでついて1つのプロジェクトチームを作り、WEBサイトの構築や課題解決プランの提案など、予め決められたプロジェクトにグループで取り組みます。期間は1~2週間程度が一般的ですが、長いものでは2ヶ月に及ぶものもあります。社員から直接フィードバックがもらえたり、社員や役員の前でプロジェクトの成果を発表する機会など貴重な経験ができます。長期インターンには、実践型や業務補助型が有ります。長期インターンとは、実際の社員の方が行っている業務を行うものです。はじめは実際の業務をこなす社員の方のサポートをしながら仕事の進め方や考え方を学んでいきます。慣れてきたら社員の方と同じように実際の業務を任されます。

インターンと言っても期間だけでなく様々な形態があります。また、内容や目的もそれぞれ異なります。「なぜインターンをしたいのか」「インターンを通して何を得たいのか」をきちんと明確にしてから、自分自身に合ったインターンに参加すると良いです。

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