2017年01月16日(月) 更新

溶接管理技術者の難易度は?資格取得までと将来性

溶接管理技術者(溶接管理者)資格とは

建築業界では欠かせない溶接技術。その専門家として建設現場などで活躍する溶接管理技術者の資格受験の内容や、難易度とは?まずはどんな資格なのか見てみましょう。

溶接施工と関連する作業や工程の総括的な計画と管理が行える

溶接管理技術者資格は溶接技術によってつくられた構造物の品質保証を目的に制定されたISO 14731、WES 8103に基づいて、日本溶接協会が設置した資格です。溶接管理技術者の資格取得者は、溶接施工と関連する作業や工程の総括的な計画と管理を行うことができます。

特別級・1級・2級に分かれている

受験に関してですが責務、知識及び職務能力によって、特別級、1級、2級に分れ、特別級は全般的業務、1級は溶接一般の施工計画と技術管理、施工基準の決定など、2級は溶接および関連作業の監督指導、現場管理、施工記録書の作成などを行います。

溶接関係者は資格取得が推奨されている

溶接管理技術者資格は、溶接技術に関する技術知識と 施工及び管理に関する職務能力を持った技術者のための資格です。工場認定あるいは官公庁における工事発注の際の必須条件として、 認証者保有又は常駐を要求されている資格となっています。
建築鉄骨をはじめ橋梁・圧力容器・造船・海洋構造物・重機械・化学プラント・発電設備等エネルギー施設など、あらゆる産業分野における溶接関係者各位に取得が推奨されています。

溶接管理技術者資格受験の申込期間

下記に、一般社団法人・日本溶接協会に記載のある溶接管理技術者(溶接管理者)資格の受験に関して各項目をまとめたので紹介します。

■申込期間
7月上旬~10月中旬

■試験日程
[筆記試験]6月、11月
[口述試験]7月、12月

■試験開催地
[筆記試験]全国5~6か所で実施。
[口述試験]東京、大阪

■受験料金
[筆記試験]12,600円
[口述試験]特別級:26,250円 1・2級:21,000円

■各級の知識及び職務能力

【特別給】
JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 a)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する包括的技術知識と経験、及び施工、管理などに関する統括職務能力を保有していること。
【1級】
JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 b)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する特定技術知識と経験、及び施工、管理などに関する専門職務能力を保有していること。
【2級】
JIS Z 3410(ISO 14731)の本体6.1及び6.2 c)に記載された技術知識をもち、かつ溶接技術に関する基礎技術知識と経験、及び溶接施工、管理などに関する基本職務能力を保有していること。

■試験内容
[筆記試験] 溶接法・機器、材料・溶接冶金、構造・設計、施行・応用エンジニアリング等の技術知識
[口述試験] 溶接施行・管理に関する経験と知識について

特別級では筆記試験ⅠとⅡが行われるが、1級認証者は筆記試験Ⅰが免除される。また、各級で協会が認めた研修会に参加し修了証書を取得した場合、交付日から2年間は口述試験が免除されます。

溶接管理技術者資格2級の合格率は約50%

溶接管理技術者資格の受験難易度は、1級の合格率が約30%、2級の合格率が約50%です。数値から判断すると、資格取得の受験難易度は、2級においてはやさしめと言えそうです。

溶接管理技術者資格1級の合格率は約30%

1級の難易度に関しても、数字的には2級より低い約30%となり難しいと思われる方もいるかと思いますが、仕事で実務経験を積まれている方や、過去問題集をしっかりやり込まれている方にとっては、難易度としては高いと感じないようです。真面目に取り組めば、資格取得はそれほど難しくないでしょう。

溶接管理技術者資格の将来性

溶接管理技術者について紹介してきましたが、ではそんな溶接管理技術者資格の将来性はどうでしょう?溶接管理技術者資格の取得を目指される方は、これから紹介する溶接管理技術者資格の将来性についても参考にしてみてください。

今後も溶接管理技術者資格保持者の需要が高くなる

溶接の技術は建設業や自動車業界などを始めとする製造業など、どの作業現場でも必ず必要とされています。特に建設業でガスを用いる溶接を行う際は、法令で国家資格であるガス溶接技能者の有資格者を設置することが義務付けられている為、今後の将来性を考えても溶接管理技術者(溶接管理者)資格は需要が高くなると思われます。将来性がある溶接管理技術者資格を取得するのはおすすめです。

溶接管理技術者資格保持が昇格や昇給の判断基準となる

溶接管理技術者(溶接管理者)資格を受験して取得することで、仕事で扱える範囲も広がるので、昇進や昇級の判断材料になることも考えられます。また、ISO 14731に基づいた試験なので、活躍の場が海外に広がる可能性もあります。そういった面を考えても溶接管理技術者資格を取得することは将来性に繋がると言えます。

溶接管理技術者資格の取得方法

ここまで溶接管理技術者についてや、溶接管理技術者資格の将来性について紹介してきましたがいかがでしたか?続いては、実際に将来性のある溶接管理技術者資格の取得方法について紹介していきます。

日本溶接協会が年に2回実施している試験を受ける

日本溶接協会が年に2回実施している試験を受け、合格すれば溶接管理技術者資格を取得できます。受験資格には、各レベルに応じた学歴や実務経験が必要となります。

筆記試験と口述試験をクリアする必要がある

最初の筆記試験では、溶接力学、溶接設計、溶接法、溶接施工および管理、安全衛生などの9科目を受け、1ヵ月後の口述試験で溶接施工と管理に関する知識と経験について審査されます。口述試験は、日本溶接協会指定の講習会を修了した者は、原則として免除されます。

一番有効な勉強法は過去問をたくさん解くこと

独自調査で実際に、溶接管理技術者資格を取得した方から勉強方法についてデータをまとめてみました。溶接管理技術者資格取得の王道の方法は、とにかく過去問題集を解くこと。過去5年間分くらいの問題を解けば、実際の試験でも対応ができるとのことでした。
過去問をたくさん解くのが、一般的な勉強法のようです。

溶接管理技術者(溶接管理者)受験の難易度は比較的易しい!需要と将来性があるので取得はオススメ

溶接管理技術者の資格取得方法と、将来性について紹介してきましたがいかがでしたか!?溶接管理技術者受験のどの級についても一定の実務経験、実務能力が問われるため、現場で仕事をこなしながら、そして過去問をやりこんで資格取得するのが一般的です。
溶接管理技術者資格保持が求人の応募条件になっている場合もあり、業界でさらに活躍したい人には重要な資格といえます。難易度は、独自調査で実際に試験に合格した人の声を集めていると、やさしめという声も多かったので、気になる方は是非受験をして資格取得を目指してはいかがでしょうか?

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