2017年01月16日(月) 更新

ノー残業デーのメリットとデメリット【経営術】

ノー残業デーのメリット~労働に対する意識改革と生産性のアップ

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経営者サイドにとって経費削減は大きなメリット

ノー残業デーのメリットというと、誰でもすぐに思いつくのが、経費節減でしょう。
たとえ週1回でも、ノー残業デーを取り入れれば、削減できる残業代は、けっして小さなものではありません。また、光熱費など、残業によって生じるさまざまな、経費が削減できるのですから、経営者サイドにとって大きなメリットと言っていいでしょう。

ノー残業デーには、従業員の意識改革を促すという最大のメリットがある

しかし、それ以上に大きいのが、
「仕事に対する従業員の意識改革を促す」というメリット。
ノー残業デーがあれば、その前日や当日は、「残業なしで仕事を終えるためには、いかに効率的な仕事の仕方をすればいいか」を、従業員は、考えざるを得ません。
「仕事の仕方の工夫をする」という意識が自然に芽生えます。

意識改革の根幹は会社全体の生産性がアップするメリットにもなる

また、その意識改革は、「残業は当たり前」という意識を改善することもできます。
残業が習慣になってしまっている会社では、特にこのメリットは大きなものです。
人は、「当たり前」と感じてしまうと、反省も改善もしようとしなくなります。その意識を改革し、「残業しないで仕事を終える方法」を各自が考える。そして、効率的な仕事を仕方を工夫することによって、会社全体の生産性がアップする。これが最大のメリットと言っていいでしょう。

ノー残業デーのデメリット~2つの「しわ寄せ」

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精神的な負担が大きくなるデメリットがある

ノー残業デーのデメリットを集約すると、「2つのしわ寄せ」に行き着きます。
1つは、個々の従業員の仕事に及ぶしわ寄せです。どういう事かというと、ノー残業デーがあると、特にその翌日に、やり残した仕事のしわ寄せが行きます。翌日は早朝出勤してその遅れを取り戻したり、いつもよりさらに長時間の残業をしなければならなくなるわけです。
また、まじめな社員は、ノー残業デーも家に仕事を持ち帰るケースも増えて、精神的な負担が大きくなる場合もあります。
「これなら、毎日残業の方がマシ」という声も多く上がっているのです。

急な案件への対応が遅れるというデメリットは否めません

特に、デメリットである、しわ寄せが及びやすいのが、外勤の多いセクションや社員。この代表的なのが営業職でしょう。
例えば…
営業職の社員は常に対外的な仕事をしていますから、自社の都合だけで仕事をスケジューリングすることはできません。
取引先との打ち合わせ中に「今日はノー残業デーですので、今日はここで打ち切らせていただきます」と言うことは100%不可能でしょう。

実際に、「取引先の会社がノー残業デーだと、仕事を先に進めることができなくなって困る」という声も聞かれます。

また、急な案件への対応が遅れるというデメリット、「ノー残業デーは、結局職場の飲み会になってしまう」というデメリットもあります。

ー残業デーのメリットとデメリット【経営術】を理解して実施するべき

今回、ここでは、ノー残業デーのメリットとデメリット【経営術】と題して、ノー残業デーを実施する際のメリットとデメリットを紹介しました。

ノー残業デーを取り入れても、形骸化している会社は少なくありませんので、やはり導入にあたっては、メリットとデメリットをよく吟味して、自社の社風なども考慮したうえで、慎重に実施の検討を行うべきです。そういった自社にふさわしい方法を熟考することは、会社経営では大事になってきますので、この機会に考えてみるのもいいでしょう。

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