事前に年収や適職を見極めるのが転職成功のカギ
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2017年07月14日(金) 更新

土木業界の人手不足の現状と今後の課題点|志望動機例・企業ランキング一覧

土木業界の現状と課題を紹介します。それをもとに、今後の展望についても予測していきましょう。土木業界は慢性的な人手不足にあります。そのため、転職や就職がしやすい状況です。志望動機の例や、企業のランキングなども合わせて確認しましょう。

土木業界とは?

土木業界とは、道路工事などの公共事業を行う業界を指します。橋や高速道路、ダム、トンネルなどの建設に携わるものです。主に、土地を整備するところから始めます。

建築業界との違いは領域の差

土木業界と建築業界は似たもの同士、という印象を抱く人も多いのではないでしょうか?確かに、建物や施設を作るという意味では同じです。土木業界の定義としては、建築以外の事業のすべてを指します。イメージとしては、土木が地面の中や表面の作業を行うのに対し、建築は地上の建物を担当する、といった具合です。

土木業界の企業ランキング

続いては、日本国内の土木業界のランキングを紹介します。土木業界内で勢力図を把握しておくことで、現状や今後の展望についても理解を深めやすくなります。ここでは、業界動向search.comの調査結果を見てみましょう。

2014年度版「土木業界ランキング」

第1位:NIPPO-シェア20.3%
第2位:前田道路-シェア10.8%
第3位:日本道路-シェア7.4%
第4位:東亜道路工業-シェア5.6%
第5位:東鉄工業-シェア5.1%
第6位:大林道路-シェア5.1%
第7位:大鉄工業-シェア5.0%
第8位:ピーエス三菱-シェア4.9%
第9位:ライト工業-シェア4.4%
第10位:川田テクノロジーズ-シェア4.3%

株式会社 NIPPOがシェアトップ

土木業界のランキングでトップになった企業は、「NIPPO」でした。「わたしたちは、確かなものづくりを通して、豊かな社会の実現に貢献します」という企業理念を掲げており、インフラに関わる企業として社会貢献を目指しています。

NIPPOの主な事業内容

•主として下記工事の請負、調査、設計、監理、コンサルタント業務
(道路・テストコース・空港・流通施設・スポーツ施設・水道施設・一般建築・一般土木)
•アスファルト合材等の製造、販売/産業廃棄物の処理、再生製品の販売
•不動産取引業務
•ホテルおよびゴルフ場の経営
•有料道路の経営
•土壌汚染調査、浄化工事
•公共施設等の企画、建設、保有、運営

土木業界の現状を知ろう

続いては、土木業界の現状を確認していきます。これまでは土木というと、大変で危険な仕事というイメージがありました。しかし、現在では環境を意識した業務内容の見直しと技術の向上によって、労働環境も改善されてきています。

国が相手なので景気の影響を受けにくい

土木業界の強みとして、景気の影響を受けにくい点があげられます。道路工事などの仕事は基本的に公官庁から民間企業が受注して行います。公共事業がメインとなるため、常に一定の仕事がある点は強みといえるでしょう。

今後は整備や補修もメインになる

日本の高度経済成長期は、1954年から1973年まで続きました。現在は、その時期に作られた建造物の老朽化が進んでいます。そのため、今後の土木業界は新規に作るだけでなく、過去の建造物の整備や補修などもメインになっていくでしょう。

土木業界のニュース2016年版

土木業界の現状について最新の知識を得るためにも、日頃からニュースに目を通しておくといいですよ。日々変わりゆく業界の動向に着目しておきましょう。

水道施設の老朽化対策のニュース

水道法改正へ、施設の点検・修繕を義務化
厚生労働省は水道施設の老朽化対策を目的として、水道法を改正する考えを明らかにしました。土木業界にも影響のある話題といえるでしょう。

浜松町の再開発事業のニュース

浜松町が新橋超える? 巨大ビル続々と
続いては、東京の話題です。羽田空港に近い浜松町の再開発が進んでいます。ビジネス街として、高層ビルの建築が進むものと思われます。

知っておきたい土木業界用語集

土木業界には数多くの専門用語があります。一般的には聞きなれない言葉ばかりのため、その意味を覚えておくことが大切です。それによって、土木業界に対して深い知識を得られるでしょう。

土木業界の専門用語(一例)

■アースアンカー工法:土にアンカーを打つ工法
■アーチダム:アーチ型の構造で水圧を受けるダム
■明かり:トンネルの内側に対する外の部分
■足場:仮設の作業用の枠組みや床のこと
■出合い丁場:複数業者が隣同士で作業すること
■手待ち:仕事を待っている状態
■ユニック:クレーン付きのトラック

土木業界は常に人手不足

安定した仕事に恵まれ、働き方も変わりつつある土木業界は、常に人手不足という問題を抱えています。それはなぜなのでしょうか?

理由①少子高齢化による人材不足

土木業界に人が集まらない理由は、単純に若い労働者の数が減ったことが関係しています。2016年の1月における土木業界の求人倍率は、3.05倍と売り手市場でした。仕事の選択肢が広がって現在では、力仕事を行う土木関係を避ける若者が増えていることもまた、人が集まらない原因になっているのです。

理由②特別な資格やスキルが必要

土木工事には、条件によって必要な資格があります。これは現場の仕事だけではなく、公共事業の受注にも関わって来る問題です。そのため、1級土木施工管理技士などの資格があれば、即戦力として転職が歓迎されるでしょう。対して、資格を持っていない場合は、やれる仕事の範囲も狭まってしまいます。少ない人数で現場を回す都合上、技術を伝えにくい問題も出てきているのです。

理由③東京オリンピックによる需要増

作業にあたる人数が減っているのに、仕事の数が増え続けている点も問題です。東日本大震災の復興事業や、2020年の東京オリンピックへ向けての需要など、土木業界への仕事は盛りだくさんです。この点も、慢性的な人手不足に拍車をかける原因になっています。

求人は年の後半に増える傾向にある

土木業界では、新規の工事だけでなく、メンテナンスの必要性も増えてくるでしょう。技術職の求人は、年の後半である7月以降に増加する傾向にあります。人手不足により経験者優遇の求人内容も減ってきているため、未経験からでも目指しやすくなりつつあるようです。

土木業界の気になる年収

人手不足ながらも仕事の数自体は順調に増えているのが、現在の土木業界です。そこで、働く際に気になるのが、年収ですよね。以下では、土木業界の平均年収を紹介します。

平均年収は全体的に高め

2014年度における土木業界の平均年収は、659万円でした。働く人の平均年収である400万円よりも高いことが分かります。その中でも、土木業界の最大手であるNIPPOの平均年収は、921万円です。ただし、これは受注などに関わる土木業界すべての労働者の年収を、平均したものです。
参照:年収ラボ

現場で働く人の年収は平均的

キャリアガーデンによると、土木業界の中でも現場で働く人の平均年収は300~350万円ほどと、一般的な会社員よりも少ないです。現場で働きながら年収を上げていくためには、体力だけでなく資格やスキルが必要になります。また、チームワークが何よりも重要な現場においては、人間関係を円滑にできる力も必要でしょう。

土木業界の今後の展望

土木業界は、東京五輪などで需要が増えていくことが予想されており、今後の展望は明るいといえるでしょう。しかし、問題はオリンピックが終了した後です。一気に土木工事の需要が少なくなってしまうため、いかにして切り抜けるかが重要になります。

時代に合わせてやり方を変えていく必要がある

近年は環境を意識する傾向が強まっており、それは土木業界のあり方にも強く影響しています。環境に配慮した工事が必要になるため、新しい技術の開発が進むでしょう。新素材やこれまでにない工法ができてくるのも時間の問題です。土木業界は、時代のニーズによっても変わりゆく存在といえるでしょう。

土木業界へ就職や転職を目指す際の志望動機

人手不足によって求人倍率も低くなっている土木業界において、就職活動や転職活動で目指す場合は、志望動機が重要になります。インフラという人々の生活に密着している土木業界に対する、志望動機の作り方を紹介しましょう。

まずは業界研究・企業研究をおこなう

最初におこなうべきは業界・企業研究です。自分が目指す業界がどのような仕事をしているのかを、しっかりと把握しておきましょう。また、企業理念や事業内容の把握も重要です。企業が求める人材と自分がマッチングしているかどうかを測る、重要な目安になります。

コミュニケーション能力も重視される

土木業界は、集団で作業をすることが多いです。そのため、チームワークを守れる人物であることが最低条件になります。志望動機では、コミュニケーション能力をアピールすると良いでしょう。

就活の場合の志望動機例

就職活動をしている学生に向けて、志望動機の例文をご紹介します。これはあくまでの1つの例文にすぎないため、すべてコピーして使うのは避けましょう。作成時の参考程度にして、自分だけの理由が伝わる内容にしてください。

例文

私は、技術を活かして人々の生活の安定に携われる仕事につきたいと考えていました。そんなときに、就職セミナーで貴社の存在を知る機会がありました。社員の方の説明を聞くうちに、土木業界で働くことのやりがいを知ることができました。「環境を意識した新技術の開発により、地球にやさしい工事を心がける」という貴社の企業方針に共感し、一員として働きたいという思い志望しました。貴社に採用して頂いた場合は、まずコンクリート技士の資格取得を目指し、地域の発展に取り組む所存です。

※基本的には履歴書やメールでは「貴社」、面接時には「御社」と使い分けるようにしましょう。

転職の場合の志望動機例

続いては転職者向けの志望動機の例文です。就活生時代とは違い、社会人としてのスキルが求められます。同じ業界で詰んだ経験やスキルがある場合は、アピールしていきましょう。資格を持っていれば、なおのこと強いです。未経験からの転職を目指す場合には、これまでに得た経験をどのように応用できるかも明記してください。採用担当者に入社後の活躍をイメージさせられるような、素敵な志望動機を考えましょう。

例文

ダムの開発など、人々の生活に欠かせないインフラに関わる業務をされている、貴社の事業内容に興味を持ち、志望させていただきました。これまで建築会社で7年の勤務経験があります。前職では土木作業員として3年の現場経験もあり、スキルだけでなくスタッフ間のコミュニケーションの重要性も理解しています。これまでの経験を活かし、頑張りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

土木業界の現状は人手不足!今後の展望は東京五輪などの需要が増える見込み

土木業界の現状は、深刻な人手不足にあります。そのため、就職や転職を目指すにはよいタイミングだといえるでしょう。震災の復興や東京オリンピックの需要など、土木業界の仕事は今後も増えることが予測されています。今後の展望を理解するためにも、日頃からニュースなどに目を通しておくことが大切です。志望動機を作る際にも、念入りに業界と企業について研究し、魅力的な文章を作成してください。

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