2019年02月01日(金) 更新

Uターン・Iターン・Jターン・Oターンの意味と成功する方法

Uターン・Iターン就職をする人は地元愛が強い?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「Uターン就職やIターン就職をすることに対してどのようなイメージがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。


  • 地方に貢献したい人のイメージ。

  • 就職先に自身のやりたいことがあるならどこでも良いと考えています。

  • いいと思う

  • 就活が難しそう。

  • 地元が好きなのだなと思います。

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「Uターン就職やIターン就職をすることに対してどのようなイメージがありますか?」

Uターン就職やIターン就職をすることに対して、地元愛の強い人がおこなうというイメージが就活生にはあるようです。「就職先に自身のやりたいことがあるならどこでも良いと考えています。」など地元に自分の求めている仕事や業種があったということも考えられるでしょう。この記事では、Uターン・Iターン・Jターン・Oターンの意味と成功する方法についてご紹介します。

Uターン・Iターン・Jターン・Oターンの意味

ここ数年の就活や転職活動では、Uターン就職とIターン就職が盛んになっています。UターンやIターン希望者のための合同説明会や採用選考も開催されており、以前と比べて仕事の選び方や働き方が多様化していると言えます。さらにUターンやIターンの他にも、Jターン、Oターンという言葉も出てきました。
まずUターン、Iターン、Jターン、Oターンの意味を説明しましょう。

Uターンの意味は地方から都会に進学→故郷で就活・転職

Uターンとは、地方から都会の大学に進学し、故郷に戻って就職をするという意味です。都会の大学に進学→都会で就職→転職して故郷に戻る、という場合もUターンになります。
「大学を出たら都会の企業に就職する」という考え方だけではなくなり、生まれ育った故郷で働きたいと考える人、都会での生活に疲れて故郷に帰って就職する人など、Uターンの動きは急速に広がりました。Uターンを希望する理由としては、以下のような理由が主に挙げられます。

Uターンを希望する理由

  • 大好きな地元の発展に貢献したい
  • 地元に働きたい企業がある
  • 都心部の通勤ラッシュが耐えられない
  • 実家で暮らしたい
  • 都会は家賃や物価が高い
  • 都会の喧騒が嫌い

Iターンの意味は都会出身者が地方で就活・転職すること

Iターンとは、都会出身者が地方で就職するという意味です。地方や田舎暮らしに憧れていたり、他の地域で暮らしてみたいと考える都会出身者は多く、Uターン同様にIターンする人も増えています。Uターンは故郷での就職なので、どのような生活になるかはある程度想像できます。それに対してIターンは、住んだ経験のない場所での就職になるため、どのような生活になるかが具体的に想像できません。

Jターンの意味は地方から都会に進学→故郷とは別の都市部で就活・転職

Jターンとは、都会の大学に進学し卒業した後、故郷とは別の都市部で就職するという意味です。以下のようなものをJターンと言います。

Jターンの例

  • 沖縄出身者が東京の大学を卒業→大阪の企業に就職
  • 沖縄出身者が大阪の大学を卒業→福岡の企業に就職
  • 大阪出身者が東京の大学を卒業・就職→名古屋の企業に転職
  • 大阪出身者が神奈川の大学を卒業→名古屋の企業に就職

Oターンの意味はUターン後に都会に戻って転職すること

Oターンとは、Uターン後に都会に戻るって転職するという意味です。都会の大学を卒業した後、地元の企業に就職したものの、何らかの理由で都会に戻り転職する人も少なくありません。

Uターン・Iターン・Jターンの魅力

地方で就活、転職する人が増えた理由の1つとして、地方の企業が採用に積極的になっているという点が挙げられます。「地方創生」の考え方が広がり、地方が注目されるようになったり、徐々に活気を取り戻しつつある企業が増えているのです。UターンやIターン、Jターンを希望する人が地方に感じる魅力とは何でしょうか?

魅力①:自然が豊か

UターンやIターン希望者の中には、高層ビルばかりの都会よりも、自然が豊かな土地でのびのびと暮らしたいと考える人が非常に多いです。地方は都会に比べて人口も少ないため、休日は都会のようにどこに行っても大混雑ということもなく、人混みによるストレスを感じなくなります。

魅力②:通勤ラッシュの満員電車から解放される

通勤ラッシュの満員電車が好きという人はいません。ラッシュ時の満員電車が嫌という理由で、UターンやIターン、またJターンを決める人も増えています。休日でも時間帯によっては非常に混雑するので、人混みが嫌になって地方に転職する人も少なくありません。地方でも通勤時間帯は道が混むものですが、満員電車ほどのストレスを感じる時はほとんどなく、精神的に余裕のある通勤ができるでしょう。

魅力③:生活費が安い

都会で暮らす最大のネックは、家賃を含む生活費が高くかかることです。東京で就職したけれど、生活費がかさんで毎月の生活がカツカツ、という人はたくさんいます。金銭的なゆとりが欲しいと考え、UターンやIターン、Jターンを希望するのです。
都会と比較して生活費がどれほど安くなるかは場所にもよりますが、もっとも負担の大きい家賃はほぼ確実に安くなり、さらに部屋は広くなります。例えば、都会ではワンルームで家賃7,8万円が普通ですが、地方だと同じ金額でファミリー向けの物件を借りることも可能です。

魅力④:都会よりも静かで広い

都会は良くも悪くも騒がしいところです。都会の喧騒から離れて、静かな地方で暮らすためにUターンやIターン、Jターンを決める人もいます。さらに地方は土地に余裕があるため、家もお店も都会と比べると広めです。広々とした空間で、余裕のある時間を過ごせるのは地方の良いところでしょう。

地方で就活・転職する前に知っておくべきこと

Uターン、Iターン、Jターン希望者が地方に感じる魅力について説明しましたが、地方で就活や転職をするのが絶対に良いというわけではありません。Uターン、Iターン、Jターンしたものの、地方での生活に馴染めず、都会に戻るケースもよく見られます。UターンやIターン、そしてJターンを考える際は、地方で生活するリスクを知っておく必要があります。

田舎・地方でものんびり生活できるとは限らない

田舎や地方はのんびりと生活しているイメージを持つ人がほとんどでしょう。しかし、これは場所や勤める企業にもよります。会社によって業務内容や仕事量が異なるのは都会と同じ。地方の企業でも残業がないとは限らないのです。「地方の会社に就職したのに、忙しくてのんびりできない!」という事態にならないよう、企業選びは慎重に行いましょう。

車がなければ生活ができない

地方は基本的に車社会です。車がなければ生活に支障が出ると考えてください。地方は都会と比べると生活費はかかりませんが、その代わりに車の維持費がかさむのです。具体的には、車のローンとガソリン代、保険代がかかります。住む場所によっては駐車場代もかかるでしょう。免許を持っていない、免許は持っているけどペーパードライバーという人は、車社会の地方で本当に生活ができるのか、よく考えてください。

都会よりも圧倒的に情報量・就職先が少ない

地方は都会よりも圧倒的に情報量や就職先が少なく、主にこの2点が原因で地方出身者は都会で就職します。地方は静かでのんびりしてはいますが、逆に刺激がありません。インターネットがあるから大丈夫だと思うかもしれませんが、娯楽施設や買い物ができる場所は都会ほど多くはないため、都会の生活に慣れた人には、地方の生活は物足りないと感じるでしょう。
さらにUターンやIターン希望者のための合同説明会も開催されてはいますが、やはり就職先は都会の方が圧倒的に多いのです。希望する仕事がないために都会に就職する人はたくさんいます。

結局Oターン転職する人が多い

Uターン、Iターン、Jターンしたものの、地方の生活が合わず、都会に戻ってくるケースもよく見られます。刺激が足りない、閉塞的な生活が嫌になった、人付き合いが合わなかった、便利な都会の生活が忘れられないなど、Oターンする理由は人それぞれです。

地方での就活・転職を成功させる方法

地方での就活、転職を成功させ、理想の生活を手に入れるためには、どのような方法と取るべきでしょうか?Uターン、Iターン、Jターンを成功させる方法を説明します。

地方の求人に特化した就活・転職サイトを利用する

就活や転職活動では情報収集がもっとも重要です。都会の企業の求人ばかり掲載されている就活サイトや転職エージェントなどではなく、地方の求人情報に特化したサイトで情報収集をしましょう。地方企業の求人情報は、大手の就活あるいは転職サイトに掲載されていないこともよくあります。
UターンやIターン、Jターンの場合、選考対策として注意しなければならない点があります。効果的な対策情報を集めるためにも、地方の求人に特化した就活、転職サイトを利用してください。

地方企業が集まる合同説明会に参加する

近年では、UターンやIターン、Jターン希望者向けの合同説明会が、都市部で頻繁に開催されています。情報収集のためにも必ず参加してください。さまざまな企業の話を聞ける機会はめったにありません。企業側も優秀な人材獲得のために躍起になっていますから、合同説明会から面接をセッティングする企業もあるようです。

志望企業がある地方の特色を理解する

地方での就活、転職を成功させるには、志望企業がある地方の特色を理解しておく必要があります。企業研究の一環として調べておきましょう。
企業によっては、都会の人よりも、県内出身者や地元の卒業者を優先して採用しています。都会にいるために不利になる可能性もあり、少しでも選考を有利な方向に持っていくためにも、地方の特色を理解し、意欲や熱意を示しましょう。

キャリアプランを考える

UターンやIターン、Jターンの場合、都市部よりも就職先が減るため、キャリアアップやキャリアチェンジが難しくなる可能性が考えられます。いざという時に困らないためにも、採用選考対策としても、キャリアプランを事前に組み立てておきましょう。具体的なキャリアプランがある人は、企業から好感を持たれます。将来を見据えた上での就活、転職であるとアピールしてください。

志望動機では「地元への貢献」「その企業への意欲」を意識する

志望動機で「地元に貢献したい」と書く人は多いですが、これだけでは志望動機としては弱いですね。志望動機は「その企業で働きたい理由」を答えるものであるため、「地元に貢献したい」と書くと答えとして不十分なのです。
「地元に貢献したい」という意志と一緒に、志望する企業への意欲や熱意をアピールしましょう。その企業に興味を持ったきっかけや、どう働いて貢献したいかなどを具体的に説明しましょう。

志望動機の例文

例文①

  • 貴社の訪問介護事業に関心を持ち、志望いたしました。この土地の住人の高齢化と過疎化は、今後の発展のためにも解決すべき問題であると、高校時代から考えていました。地元の発展に貢献したく、大学では福祉と介護について勉強しました。貴社は地元で手厚い訪問介護事業を展開しており、大学で学んだことを活かせして、貴社と地元のために努めていきます。

例文②

  • 貴社が利益を度外視して地元に貢献する姿勢に感銘を受け、志望いたしました。私は生まれ育った地元に貢献できる仕事がしたいと考えています。昨年の夏に帰省した際、貴社が市と共同で主催する◇◇◇のイベントに参加しました。貴社の社員が自主的にイベントを盛り上げようと奮闘する姿を見ているうちに、私も地元を盛り上げることがしたいと思いました。「地域密着型」である貴社で、信頼関係を第一に考えた営業を心がけて、貴社と地元の発展に貢献していきます。

Uターン・Iターン・Jターン・Oターンは地方の実情やライフプランを考えてから

Uターン、Iターン、Jターンを成功させるためにも、地方の実情や自身のライフプランをよく考えてください。失敗が悪いとは言いませんが、失敗してOターンすることになった場合、都会に拠点を置いて勤め先を変えるのとは違い、金銭的な負担が大きくなります。メリットばかりではなく、必ずデメリットも把握した上で、就活や転職を進めましょう。

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