2016年11月29日(火) 更新

経営者になる前に最低限持つべき資格・知識3つ

経営者に知識と資格が求められる背景とは?

会社の目的は、「利益を出すこと」ですから、お金をめぐる知識や資格を取っておいて損はありません。社長・会長といった経営者は会社が現在どのような状況にあり、今後どのような事態が予測されるのかを「お金」という軸で把握する必要があります。
そのために知識と資格が役立ちます。

経営者が持つべきビジネス資格はアピールのためではない

社長・会長などの経営者も資格を持っていた方が有利です。もちろん、経営者は、普通の求職者のように会社の面接を受けるわけではないので、人にアピールするために資格を取る必要はありません。ですから、知識の増強に力を注いでしまっては意味がありません。

資格を取得したら実践して活用しよう

極端な例としては、MBAを修了しただけでは「経営はわかるが、できない」となりますよね。しかし、資格を通して経営に最低限必要な知識を頭に入れておくのは重要です。
人に能力をアピールするための資格ではなく、資格所得の勉強を通して知識を「見つける」ための資格です。ここでは、経営者が持つべきビジネスに関する資格について紹介していきます。

経営者が持つべき資格と知識①:中小企業診断士

中小企業診断士とは、中小企業経営支援における診断や助言をするための国家資格です。この資格を持っていると経営に関する総合的な知識を手に入れることが出来ます。
試験科目を一つ一つ見ていきましょう。
「経済学、経営政策」「財務・会計」「企業経営理論」「運営管理」「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・中小企業政策」
これらが一次試験です。2次試験では、筆記試験で「中小企業の診断および助言に関する実務の事例」の試験があり、最後に実務補習を受けて資格認定されます。

経営者に必要な知識も多く手に入る

この資格は、難関資格の一つです。科目を見れば分かるのですが、経営に必要な知識がこの資格を通して手に入ります。
これらの知識を経営者が持っていなくとも、専門家を雇って補うのは不可能ではありません。しかし、人件費がかかり、会社を運営している経営者が会計などの専門知識を有していないと、細かいところでの経営判断に影響を及ぼしてしまいます。

経営者が持つべき資格と知識②:簿記

簿記に関する知識は経営者が必ずや持っていなければならない知識です。簿記に関する知識がないと、自社のお金の流れを正確に掴めません。
経営者が他に人を雇う余裕があれば、会計ソフトへの入力などの実務上の作業は人に任せるのは可能です。しかし、その場合においても、経営者自身に知識がなければ正確なキャッシュフローについて理解はできないでしょう。入力されたものだけを見ても知識がなければわからないのです。。

簿記は経営者自身が行う場合もあるので覚えておくべき

さらに、簿記は信頼が出来る人ではないと任せるられません。会社のお金の流れが会計ソフトに入力している人には丸分かりだからです。
そのような人材を雇う余裕が出るまでは、経営者自身がやるというのも大事になるので、なおさら簿記の知識は必要でしょう。

経営者が持つべき資格と知識③:最低限のお金の知識

会社には、実に多くのお金が巡ってきます。ですから、具体的には財務諸表や試算表といった書類に落とし込んでいくことになりますよね。
経営者は書類作成については自身で行う必要はなく、税理士などの専門家に任せ、その結果の説明を受け、自分が知りたい情報について質問すればいいのです。

実務よりも戦略を考えるために持っておくべき知識である

しかし、「社長なのだから、会計・財務知識は完璧に覚えないと」などと思っているのであれば、大きな間違いです。社長や会長などの経営者はそんなことより、売上や顧客満足、会社の将来の戦略などを考えなければいけません。
経営者が知っておくべき情報は、あくまで会社の目標達成に重要ないくつかの数字だけなのです。よく会社設立の前に会計に関する書籍を読みあさる人がいますが、それは時間の無駄です。
社長・会長といった経営者の場合は、専門家に任せる面は任せ、適宜情報は報告を依頼し、質問をすることで得ていきましょう。しかし、基本的なお金の流れを掴む上で、最低限の知識は必要です。経営者はその範囲で勉強しましょう。

経営者になるための資格・知識としては簿記などお金に関するものが必要

以上が、経営者が持つべきビジネスに関する資格と知識です。経営者には資格より大事なものがある、という意見はよく聞きます。もちろん、それも一理あるのですが、基本的な経営の知識がないと困る場面が多くあるのも事実です。経営者は資格所得を通して経営の基本知識を手に入れましょう。

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