事前に年収や適職を見極めるのが転職成功のカギ
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2018年11月30日(金) 更新

新入社員が転職を考える理由と退職前に知っておきたいこと

新入社員が転職したいと思う瞬間とは?

せっかく採用されて新入社員として迎えられたにもかかわらず、入って早々もうやめたい……。実は、これは新入社員なら誰もが通る道なので、自分を責める必要はまったくありません。いくら就職活動をがんばっていたとしても、思ったより社風が合わない、そんなに仕事が楽しくない、などなど、入ってみて改めてわかることはたくさんあります。他の新入社員の人たちが転職を考える理由を聞いてみましょう。

一般事務Aさん(女性)

人間関係が嫌です。上司と年が離れてて話題が合わないし、考え方も合いません。新人なんだから私があわせろって先輩からは言われたけど、自分の納得できないことはやりたくないし、そもそもそういう上下関係を先輩からもやれって言われる社風がしんどいです。

営業Bさん(男性)

就活の時はもっとやりがいのある仕事だと思ってたんですが、違う気がしてきました。新人のうちはと飛び込み営業ばっかりで、ちゃんとした顧客を持って専門的な営業がしたいです。やりたい事をやらせてもらえないのがこんなにつらいとは思いませんでした。

技術職Cさん(男性)

多少残業するくらいだったらよかったんですが、想像以上に忙しくて、残業がずっと続いてます。仕事内容は結構おもしろいんですが、この忙しい状況がずっと続くのかと思うと、将来体力的についていけるのかが不安です……。

同じ新入社員でも退職理由・転職理由は人さまざま

同じ時期に学校を卒業し、同じ時期に入社をした人たちでも、転職したい理由はさまざまです。日本には400万前後の会社があり、その中でも職場、職種の違う人たちがいるのだから、当たり前ですよね。それでも、自分と同じ気持ちの人がいるのでは、と味方を探したくなるでしょう。 安心してください。あなたのすぐ近くに同じ気持ちの人がいます。それは、あなたの上司や同期、同僚たちです。あなたの前ではキリッとしている上司も、一生懸命仕事に打ち込んでいるように見える同期や同僚の人たちも、正直なところ、「この仕事辞めたいなあ」と思っているかもしれないのです。

「転職したい」と考えた社会人は多い

転職サイト大手のdodaが行ったアンケートでは、現在就業中の2000人のうち24%が『今、転職を考えている』と答えました。 また、転職を考えていない76%の中には『すでに転職活動をしたことがある』人が41%もおり、『転職を考えたことはあるが活動はしなかった』という人と合せると、過去に『転職したい』と考えた人は68%にもなったのです。転職を考えている人の割合については、他の統計でもこれに近い結果がたびたびでています。 新入社員より先に社会人経験を積んでいる人たちは、すでに『転職したい』気持ちを味わっていることが多いのです。

転職を考えるならまずは自分の実力を知ろう

転職をしたいと考える社会人は多いことが分かりました。しかし、転職先の企業に相応しい実力を持っていなければ、転職は成功しません。
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新入社員の退職率・転職率

「いや、でも先輩たちは辞めたいと思っても、結局辞めなかったんでしょ?」 と感じた方へ、では実際に『新入社員で仕事を辞めた人たちの割合』つまり、新入社員の退職率・転職率を見てみましょう。

3年以内に離職する割合

• 大学卒…3割
• 高校卒…5割
• 中学卒…7割
※厚生労働省新規学卒者の事業所規模別・産業別離職状況より

厚生労働省の発表によると、大卒新卒者が3年以内に離職する割合は3割、という結果がでています。また、高卒新卒者の3年以内の平均離職率は5割、中卒新卒者の3年以内の平均離職率は7割となっており、この数字から新入社員の平均離職率の総称を『七五三』と呼んだりもします。

また、大卒者に限っていえば、新入社員の離職率は、上のグラフの通り、ここ数十年対して変わっていません。強いて言うなら、平成16年(2004年)以降5年連続減少し、それ以降から現在までも、平成16年以前よりは少し少ないくらいなのです。また、それ以前と比べて離職率が目に見えて増えたのは、平成7年以降からです。つまり、 「最近の若者はすぐにやめる……」 と言いますが、『最近』というのは平成7年以降から、もう20年近く同じぐらいの離職率なのです。

同期には聞けない、退職の切り出し方・タイミング・退職金の疑問など

では、本当に退職・転職するとしたら、どんな流れになるのでしょうか?実際にシミュレーションしてみましょう。 まず、一般的に退職の申し出をするのは、直属の上司です。その後に上司を通じて(または上司から指示されて自分で)総務や人事に連絡をします。そして、退職日などの相談が終わってから、同僚たちへ伝えるということになります。 まだ具体的に退職を考えていない人でも、この流れについては知っておきましょう。知らずに思ぬところで失敗してしまう場合もあるのです

実際にあった退職切り出し方の失敗

•仕事が嫌で無断欠勤をしてしまい、そのままフェードアウト。電話と郵送だけでやり取りしたけど数か月かかって、その上会社に置いていた私物を貰い損ねました……。
•上司に辞めると言う前に、うっかりおしゃべりな先輩に言ってしまって、「聞いてない……」と上司を泣かしてしまいました。本当は、引き留められたらもうちょっと残ることを考えようかと思っていたんですが、そんな雰囲気ではなくなりました。
•上司がパワハラぎみで、もう話したくなくて、総務に直接相談しました。総務は理解してくれたんですが、よけいに上司の機嫌が悪くなって、あたられてしまいました。

退職を切り出すタイミングは『意向調査時』『プロジェクト終了時』『辞める数か月前』

今すぐに辞めなければいけない理由がないかぎり、退職を切り出すタイミングにも気を使うべきでしょう。 何故なら、会社は仕事の都合で動いているからです。繁忙期やプロジェクト終了前など、区切りが付けづらい時期に退職を申し出ると、業務の方を優先されてしまい、丁寧に対応してもらえなかったり、対応が遅れてきたりします。また、あなたが退職する枠を埋める必要も現れますので、できれば辞めたい時期の数か月前にはお願いしましょう。 就業規則上『〇ヶ月前までに申し出ること』と決まっている場合もあります。お互い話をスムーズに進めるため、会社の様子も確認しましょう。

退職金が出るのは平均勤続3年以降から

「新入社員で退職したら、退職金は出ないのかな……」 と思われている方、残念ながらその可能性が高いでしょう。 厚生労働省が行った調査では、退職金がでる最低勤続年数は3年(満3年なので4年目以降に辞めると出る)、次に多いのが1年、そして2年という割合になっています。入社1年未満でも退職金が出る企業は、全体の1%でしかありません。中には、5年以上でやっと出ると言う会社もあります。 また、そもそも退職金というものがない、という会社もあります。実は退職金制度は、労働基準法で規定されておらず、会社が完全に任意で行ってくれていることなのです。 ですから、もしあなたが退職金が貰えないとしても、それは会社がひどい扱いをしているというわけではないと思ってください。

実際、新入社員が転職するならいつごろの時期がいいの?

では実際に退職・転職するとしたら、いつごろがちょうどいいのでしょうか? 『良い』と判断する基準を ・退職金などを貰うことができる ・転職しやすい ・環境的に楽である の三つと定めて検討してみました。

チェックポイント

  • 退職金などを貰うことができる→満三年経ってから=4年目の春以降
  • 転職しやすい→第二新卒募集に応募できる=社会人経験1年未満~3年程度
  • 環境的に楽である→区切りのいい時期=期の終わり(3月)

これらのポイントをすべて満たす時期、それが『満3年働いた後の春4月(4年目の春)』です。 「新卒はとりあえず3年働いてみたら」 というような言葉を聞いたことがありませんか?このお決まりのフレーズは、ただきりがいいというだけで言われ続けているのではありません。金銭面、精神面、また次のキャリアを作ることを考えると、自然と3年働いて辞める、というのがちょうどいいと感じるようになっているのです。

仕事が上手くいかないから転職…そんな新入社員におくる失敗エピソード

具体的に退職・転職のことを考えれば考える程、先が長くつらい気持ちになってくるのではないでしょうか。 「でも、失敗してばかりだからやっぱり辞めるしかない……」 とネガティブになってしまっている人は、ぜひ先輩たちの失敗エピソードを聞いてください。世の中にはあなたが想像する以上の失敗エピソードが大量にあります。他の人の失敗も聞いてみて、本当に辞める程の失敗を自分がしたのか、考えてみませんか?

仕事の失敗エピソード

• 営業用資料の用意をしていたのに、会議用と途中で勘違いし、他社のチラシFAXの裏に印刷して打ち合わせに持っていった。
• 会社のフォークリフトでシャッターを串刺しにした。
• 会社の顧客名簿をカバンごと盗まれた。
• 営業車の運転中携帯に出ようとしてハンドルを切り間違い、歩道に乗り上げて勢いで一回転、何もない道路で逆さづりになった。
• 自分が休みの日に上司が書類を捜してデスクを開け、汚すぎると片付けられてしまった。翌日業務に関係のないものはデスクに入れないようにと付箋が入っていた。
• パソコンの切り方を知らなくて、いつも強制終了していたら一台壊れてしまった。
• 『御中』を知らなくて、ずっと『ウォンチュー』だと思っていたので、何度も言う上司に「あのそれ、気持ち悪いです」と言ってしまった。
• 会社の給湯室にあった茶色く汚れたマグカップを「これいつから置き忘れてあるんですか?めちゃくちゃ汚いですね」と言ったら一番年上の女性事務員のだった。
• 「もっと誠意を込めて謝れ!」と叱られて「すみませんでした、責任をとって辞めます」といきなり退職を申し出てしまった。

いかがですか?いかにも仕事ができそうな上司も、頼りがいのありそうな先輩も、たいていこのくらいの失敗はしています。 「〇〇さんの今まで聞いた一番すごい仕事の失敗ってなんですか?」 と訊いてみたら、きっと皆さん周囲の武勇伝を話してくれるでしょう。特に、バリバリ働く猪突猛進タイプの先輩はそういった話に事欠かないので、ぜひインタビューしてみてください。 そういった先輩たちが転職せずに続けられている理由はただひとつ、あなたより神経が図太いからです。失敗なんてして当然、むしろ失敗した方が早く成長できるという気持ちを持ってみてください。

新入社員の皆さんにこれだけは知っておいて欲しいこと

誰もが戸惑い、失敗し、悩むものです。社会人経験の少ない新入社員なら尚更です。また、入った会社がブラック企業だったり、上司がパワハラ・セクハラをしてきたりと、時には新人であることに全く関係なく、やむを得ない事情は降りかかってきます。客観的に見て、普通の人では耐えられそうにない職場であれば、転職・退職する方が良いことも、当然あります。 でも、転職を考えている理由が、 「仕事をうまくできない」 という未熟な自分を責めるものであれば、今一度考えてみてほしいのです。 あなたは、勉強やスポーツ、アルバイト、ゲーム、読書などを、始めから、完璧にできましたか? イエスと答えられる天才の方はあまりいないでしょう。そして、学生時代にしていたそれらのものより、『仕事』というもののほうが、はるかに難しいということは、多くの方がわかるでしょう。

新人時代はどんな仕事にもあって、ゆくゆくは終わる

やりたい仕事をやらせてもらえたり、仕事にやりがいを感じたりするためには、少なくとも勤続3年という下積み、部活でいうところの基礎練習が必要です。そこに満たない新入社員のうちに転職しても、転職先でまた新人として下積みを経験しなければなりません。 20代から60代まで、40年弱をかけて人は仕事をしていきます。その始めの数年が失敗だらけだったり、つらかったりするのは当たり前のことだと思いませんか? そして、それが逃れられないことなのであれば、わざわざ他の場所に移って始めからやり直しをするよりは、今いる場所で体験してしまった方が、早くその時期を終わることができると思いませんか?

先輩を見て3年経っても終わらなさそうなら転職だ

ここまで読んで、「よしもう少し頑張ってみよう」と思える人はまだ大丈夫です。しかし、「3年経ってもこのつらさは終わりそうにない……」という状況なら転職を考えてもよいでしょう。 それを見極めるためには、あなたの会社の先輩、特に満3年以上勤務が経っている人を見てください。その人の仕事を3年後自分がするとして、とても耐えられそうにないと思うような内容であれば、転職に踏み切るべきかもしれません。

転職までのイロハ:退職届、挨拶、引き継ぎなどの手続き

では、退職を決意したら、まずはどうしたらいいのでしょうか。よくある流れをまとめてみました。

退職までの流れ

①上司に「少々お時間よろしいでしょうか」とアポイントを取って、二人きりで退職について相談する時間を貰う
②退職が決まったら上司から、もしくは上司の了解の元自分で、人事や総務に連絡する
③上司か総務から退職に関する手続きの案内が来るので、それに従って『退職届』などの書類を作る
④上司や総務と示し合せの上、同僚に退職のことを打ち明ける
⑤自分の仕事を引き継ぐ場合は、引継ぎスケジュールを立てる
⑥引き継ぎ業務をスケジュール通り進めつつ、私物などを片付ける
⑦最終出勤日より少し前に同僚たちへ御礼のメールなどを送る(もしものときの連絡先を伝える)
⑧最終出勤日はパソコンなど備品をまとめ、感謝の気持ちが強ければ職場へ菓子折りなどを渡し、挨拶する
⑨退職日を過ぎたら、保険証などを会社に送付する

ドラマなどでは上司に突然『退職願』を渡す、ということがありますが、実際にはまず口頭で相談することがほとんどです。特に新入社員であれば、上司はほぼ引き留めるでしょうし、話しているうちに本人のほうでも退職をやめたくなりやすいので、まずは二人きりで相談をさせてもらうところから始めましょう。 スムーズに辞めるためのノウハウはキャリアパーク内にたくさんの記事がありますので、こちらを見て自分に合っているものを選んでください。

退職後、どうする? 転職活動・公務員試験など~職務経歴書への書き方~

退職後、とは言いますが、実際に転職活動をするなら、就業中、退職前に済ませてしまうのがオススメです。理由としては、 ・経済的な不安が生まれない ・各種保険などの切り替えが簡単 ・積極性があるので転職先企業の評価も良い ・職歴にブランク(空白期間)ができない などが挙げられます。 また、年齢的な余裕があるため「公務員試験を受けようかな」という気持ちを持つ人も多いでしょう。しかし、公務員に対する一般的なイメージ、例えば安定性や業務量については、実情とはかなりの違いがあります。もし本気で公務員への転職を目指すのであれば、厳しい内情をきちんと確かめてからの方がいいでしょう。

新入社員のうちの退職について職務経歴書にどう書くか

新入社員のうちに退職することについて、職務経歴書にどう書けばいいのか迷う人も多いでしょう。しかし、これについてはただ正直に書き、また余計な言い訳を添えない方がいいでしょう。 もし退職したのが入社研修中であれば、研修の期間、そこで学んだ事を記入し、研修後であれば、配属された部署で行っていた仕事を、途中まででも記入するしかありません。 しかし、社会人経験がまだ薄いため、自分がしていた仕事の魅力や、内容を、自身でもうまくまとめられないこともありますよね。そういったときは、転職サイトにある職務経歴書の書き方を参照したり、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。 特に、転職者を多数見てきているエージェントは、短か目の職務の中からでもうまく良い点を見出してくれるでしょうし、エージェントに仲介してもらう応募形式であれば、エージェントの営業を通して、職務経歴書には書けないフォローを口頭で添えてもらえるかもしれません。

成功をつかめ!新入社員におすすめの転職サイト

リクルートエージェント

【方式】エージェント型
リクルートが運営する、言わずと知れた超大手転職エージェント。転職業界No.1の求人数と成功実績で、多くの求人者を企業と結び付けています。とりあえずここに登録しておけば間違いないです。

マイナビ転職

【方式】自己応募型
転職サイトの二番手として名前が挙がるのがこちら。広告費のつり合いで、リクナビに比べて中小企業やベンチャー企業も網羅しています。2社目は少し規模の小さい会社でも、という場合におすすめ。

ハタラクティブ

【方式】エージェント型
若年層に特化した就職支援サポートを行う転職サイト。人材紹介サービスを行うレバレジーズが運営しており、登録後にカウンセリングを受ける必要があるため、半分転職エージェント型に近いサービス内容です。若年者や第二新卒などの利用が多いです。

キャリアトレック

【方式】自己応募型
テレビCMでもおなじみのビズリーチが20代向けに展開している転職サイト。簡単な操作で人工知能があなたの希望に近い求人を探してくれます。ポテンシャルを高め、バリバリキャリアを作っていきたい!という人向け。

転職を考える新入社員さんへ、新人時代はどんな仕事にもあって、ゆくゆくは終わります

新入社員が転職を考える理由や、退職前に知っておいてほしいことを紹介しましたがいかがでしたか? いつの時代も、なかなか自分の理想的な職場・仕事に就職できるわけではありません。新入社員で転職を考えた際には、勢いで辞めてしまったりせず、その理由をもう一度よく考えてみましょう。 新人時代はどんな仕事にもあって、ゆくゆくは終わります。会社に残って要職についている人は、誰しも3年の壁を乗り越えている人たちです。

結局会社に残っている人が偉くなる

日本企業の給与設定や、管理職へのステップは、基本的に勤続年数に比例しています。そのため、転職を行うという事は、『新しい会社で一番下っ端からやり直す』または『今まで貢献していない会社で、貢献してきた人たちと同じ待遇を要求する(その分の働きをしなければならない)』ということになります。 外資系企業、IT系・クリエイティブ系など、業種によっては純粋な仕事の成果だけを見られることもあるかもしれませんが、その評価基準も、良い仕事をできる下積みがなければ生まれません。 結局は、会社に長く残っている人、もしくは長くひとつのことを極めた人が評価され、年収や職位が上がっていくのです。 まだまだ始まったばかりですが、そこを目指してコツコツ頑張っていきましょう!

また、転職エージェントを利用すると転職活動を有利に進めていけますので、オススメですよ!

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