2018年02月01日(木) 更新

敬語の歴史と複雑になった理由のまとめ

敬語の歴史と複雑化の理由①:尊敬語・謙譲語・丁寧語の三つが基本

敬語の歴史を説明する前に、まずは敬語の種類から紹介します。敬語には「尊敬語・謙譲語・丁寧語」の三つがあります。歴史が最も古いのが尊敬語です。これは、目下が目上に対して使う敬語で、敬語の基本でもあります。謙譲語は目下が目上に対して己をへりくだるために使う敬語です。丁寧語には目下や目上といった概念はありません。

3種類の複雑な敬語ができた理由は身分制度の細分化

敬語の歴史はまず、尊敬語から成立しました。尊敬語が成立した背景には、身分制度がありました。身分制度により、相手との間に目上・目下という関係性が生まれたために尊敬語で相手を持ち上げる必要が生まれたのです。しかし、身分制度が細分化されるにつれて、尊敬語だけではカバーしきれなくなりました。相手との身分の隔たりが大きくなると、相手を持ち上げるだけでは足りず、自分自身をおとしめる必要ができたのです。これが謙譲語です。敬語が複雑になった理由の一つは、「身分制度の細分化」です。

敬語の歴史と複雑化の理由②:武士社会の成立が要因

敬語は時代とともに常に変化しています。敬語の歴史のなかで大きな変化が起こったのは、江戸時代の武士社会です。武士社会では、身分制度のさることながら、身分が同じ、あるいは自分よりも下である者に対しても、「武士であるということだけでぞんざいな扱いはしてはならない。相手を立ててやらなければならない」という思想が生まれました。敬語の歴史上、それまでは敬語は身分の上下だけで使い分けられていたのですが、この時代に「身分制度によらない敬語の使い方」が生まれました。これが、敬語が複雑になった理由の二つ目です。

身分制度だけによらない人間関係ができた事も敬語が複雑化した理由

この時代には、丁寧語が発達しました。また、身分制度だけによらない人間関係(師匠と弟子、お店と客など)ができたことにより、武家社会だけでなく町人や農民など、その人間が所属する社会に合った敬語が発達しました。これも敬語が複雑になった理由の三つ目です。

敬語の歴史と複雑化の理由③:同じ相手でもシーンごとに使用する敬語が変わる

敬語は現代においても変わり続けています。現代では、「上司と部下」「会社と取引先や顧客」「店員とお客」というようにビジネスのシーンで敬語が使用される事がぐっと多くなりました。これは身分制度とともに発達してきた敬語の歴史のなかでも、大きな変化です。敬語の歴史から見て、ビジネスシーンでの敬語の特徴は、「同じ相手でもシーンごとに使用する敬語が変わること」です。これは敬語が複雑になった理由の四つ目です。

現代のビジネスシーンでは身分固定していない為にシーンに応じて敬語を使い分ける

身分制度による敬語では、身分は固定しているのですから、どのような状況でも使用する敬語は変わりません。しかし、現代のビジネスシーンでは、シーンに応じて敬語を使い分けなければなりません。たとえば、社内では「○○部長はこうおっしゃっていました」と言いますが、取引先には「○○はこう申しておりました」と謙譲語を使うのです。こうして敬語は複雑になりました。

敬語の歴史と複雑化の理由は時代とともに敬語を使う人の立場や考えが多様化した為

以上が、敬語の歴史と複雑になった理由のまとめです。敬語の使い方は非常に難しく、ビジネスマンでも正しく使っている人は決して多くありません。敬語の使い方を身につけるためには、まず敬語の歴史を知り、敬語の成り立ちや意味を正確に理解する事です。そうする事で、おのずと敬語の使い方が分かるようになります。

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