2017年07月03日(月) 更新

存じ上げませんでOK?「知らない」の敬語表現と使い方

知らない・知りません・分からないを正しい敬語にすると「存じ上げない」

「知らない」「知りません」「分からない(わかりません)」を敬語にすると、尊敬語では「ご存じない」、謙譲語では「存じ上げない」となります。
しかし、ビジネスシーンにおいては、敬語をそのまま使えばいい、という訳ではありません。「存じ上げない」「存じ上げません」といったように、場面に合った敬語の活用方法をしっかりと覚えましょう。

「存じ上げない」「存じ上げません」の丁寧語・尊敬語・謙譲語での違い

知らない・知りません・分からない(わかりません)の敬語は「ご存じない」と「存じ上げない(存じ上げません)」となりますが、これらは丁寧語・尊敬語・謙譲語によって使い分ける必要がありますので、それぞれの意味を把握していく必要があるのです。

■丁寧語であれば「知りません」

■尊敬語であれば「ご存知ありませんか」
(例 「社長は知らない」なら「社長はご存知ありませんか」)
※尊敬語は自分自身にではなく、相手に対して使用する敬語です。

■謙譲語であれば「存じません」あるいは「存じ上げません」
(例 私は知らない→私は存じ上げません)
※謙譲語は自分自身に使用する敬語です。

分からない・知らないの様々な言い回し方も覚えておこう

知らない・知りません・分からない(わかりません)の敬語使いについては、「存じ上げない」「存じ上げません」を敬語の種類によって使い分けると、お分かりいただけたでしょう。

ですが、ビジネスシーンにおいては言葉の使い方を覚えただけでは、まだ不十分といえます。立場や場面に応じて、様々な言い回しも覚えておき、適切な敬語使いができなければなりません。
続いては、分からない(わからない)・知らないの様々な言い回し方についてもご紹介します。

敬語の最後に「かねます」を加えると印象が和らぐ

「知らない」「分からない(わかりません)」をいくら敬語で「存じません」と尊敬を込めて言っても、否定語を断定的に話すのは素っ気なく、聞いた相手の印象も良いものではありません。

ですが、「分かりかねます」など「~かねます」を加えることで、印象が和らぎます。特に接客業などでは、「存じ上げない」「存じ上げません」という言い方よりは、「知りません」を「分かりかねます」と言い換えるケースが多いので覚えておきましょう。

「~おります」はより丁寧な表現になるのでGOOD

「知らない」「分からない(わかりません)」を敬語に変換する際、「存じ上げない」「存じ上げません」だけでなく、「存じておりません」という言い方も使用します。

「~おる」は「~いる」が敬語になった時の表現にあたりますが、この敬語表現を用いるだけで、「存じ上げない(存じ上げません)」と言うときに、より丁寧な印象を与えられるのです。

知りません・知らない・分からないの敬語表現で気を付けたい3つの点

では最後に、知りません・知らない・分からない(わかりません)の敬語表現で覚えておきたい、気を付けるべきポイントを3つご紹介します。
「存じ上げます」「存じ上げません」という敬語を目上の人に対して使う、またはこちらからの質問として使う際には、これからご紹介する注意点も忘れずに覚えておき、目上の人の心象を悪くしないように注意しましょう。

こちらから問いかける場合は「ご存じない」より「ご存じありません」

「ご存じない」という言葉自体は、「知らない」「分からない」を敬語にしたときに文法的に間違ってはいません。
ただ、敬語としては正しいとは言え違和感を覚える人も多く、かつ「ありません」というきちんとした言い換えの形もあるため、こちらから問いかける際の文法としては、「知らない(知りません)」「分からない(わかりません)」は「ご存じありませんか」という風に使うのが適切であるといえるでしょう。

「存じ上げない」は人か物か「対象物」により言い方が変わる

注意したいポイントの2つ目は、「存じ上げない」「存じ上げません」「存じません」という敬語は、対象物が何なのかによって、言い方が変わってくるという事です。

■知らないのが「人物」であれば
「~様のことは存じ上げません」または「~様のことは存じ上げておりません」

■知らないのが「物品」であれば
「~については存じません」または「~については存じておりません」

このように、「わからない対象物」が何かによって使い方が異なるので注意が必要です。

「存じ上げません」と目上の人に言う際はお詫びの言葉も添える

「知らない」「分からない」という言葉は、ビジネスシーンにおいて、積極的に使用したい言葉ではないでしょう。なぜなら、知らないことや分からないことでも、「知りませんでした・分かりません」で終わるのではなく、知らなかった事柄でも極力調べて知識を付けるのが社会人としての姿勢だからです。

しかし、全くの専門外の内容やあまりに深い知識などは、知らない場合もあって当然です。そのようなときは「申し訳ありませんが」や「恐れいりますが」を頭に添えて「存じ上げません」「存じ上げない」と話すことで、聞いた人に与える印象が大きく良くなります。是非活用したいポイントですね。

「存じ上げない」「存じ上げません」の使い方を覚え正しい敬語で目上の人と接する!

今回は、「存じ上げない・存じ上げません」はどう使う?「分からない」の正しい敬語表現と題して見てきましたが、いかがでしたか?
このように、「知らない(知りません)」「分からない(わかりません)」という簡単な言葉一つでも、敬語の表現は対象物によって様々な使い分けが必要です。
それぞれのビジネスシーンに相応しい言い回しを身に付け、相手に不快感を与えないよう「存じ上げない」「存じ上げません」という正しい敬語で接する事を、心掛けましょう。

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