2017年01月16日(月) 更新

使ってはいけない忌み言葉と言い換え例一覧

どうして忌み言葉を使ってはいけないのか

忌み言葉とは、その場にふさわしくない不吉な言葉を指します。忌み言葉を使用してはいけない理由は、単に場にそぐわない不吉な言葉だから、という理由だけではありません。なぜ、忌み言葉を使ってはいけないのでしょうか。

「言霊信仰」があるため

そもそも忌み言葉とは、日本の「言霊信仰」によるものです。
言霊とは、言葉に宿ると考えられている霊的な力のを指します。口にした言葉は現実になるもので、良いことを言えば良いことが起こり、悪いことを言えば悪いことが起こると考えられています。結婚式や葬式で忌み言葉を口にすると不吉なことが起こる、というわけです。

普段から言霊を意識して使用している人は少数派ですが、結婚式や葬式などの特別な場では、忌み言葉を口にしないよう注意を払うのがマナーとなっています。

近頃はあまり気にしない傾向もある

近ごろはあまり忌み言葉を気にしない傾向も見られます。忌み言葉は非常に多く、日常的に使用する言葉が含まれているため、すべての忌み言葉を把握するのは困難だからです。
特に若い世代の人は気にしない傾向があります。

とはいえ、結婚式や葬式には幅広い世代の人が集まるため、忌み言葉を非常に嫌う人も当然いるでしょう。マナーとして忌み言葉の使用を避ける努力はするべきです。

スピーチや挨拶に要注意!

スピーチや挨拶をする際は特に注意が必要です。忌み言葉には日頃からよく使う言葉が多いため、うっかり口にしてしまうケースが珍しくありません。
結婚式やおめでたいイベント、あるいは葬式で忌み言葉を使用するのは関係者に対して非常に失礼な行為であり、その場の空気を悪くする可能性が非常に高いです。

原稿やスピーチ・挨拶の例文を用意し、忌み言葉を使わないように細心の注意を払いましょう。

忌み言葉を使ってしまったらすぐにお詫びを

もしもうっかり忌み言葉を口にしてしまった場合、そのままスルーするのではなく、すぐに一言お詫びをするのがマナーです。
うっかり口にした忌み言葉に気づくためにも、結婚式や葬式の前に一通りの忌み言葉はチェックしておくべきです。

結婚式で使ってはいけない忌み言葉

まずは結婚式で使ってはいけない忌み言葉から説明しましょう。おめでたい場ですから、忌み言葉でなくても悪い言葉は使わないようにしてください。

別れを連想させる言葉

結婚式で別れを連想させる言葉を使うと、新郎新婦が離婚する、あるいは離れ離れになることを連想させます。スピーチなどでこの言葉を使うと、新郎新婦や親族に失礼になるだけでなく、スピーチした人の常識や品性を疑われます。

【別れを連想させる言葉】
別れる、分かれる、去る、戻る、逃げる、出る、帰る、返す、割れる、裂ける、切る、破れる、流れる、冷える、薄れる、捨てる、失う、消える、消す、飽きる、焦る、退く、つぶれる、泣く、壊れる、離れる、解ける、欠ける、別々、疎遠、ほどける、空き

不幸なことを連想させる言葉

おめでたい場で不幸なことを連想させる言葉はNGです。ここで紹介する言葉は、結婚式で口に出す必要のない言葉ばかりですから、話してしまった場合は「悪意がある人」と思われるでしょう。

【不幸を連想させる言葉】
死ぬ、苦しむ、死(四)、苦(九)、悲しむ、滅ぶ、滅びる、終わる、最後、おしまい、閉じる、衰える、絶える、病む、患う、倒れる、亡くなる、弔う、落ちる、枯れる、色あせる、途絶える、散る、弱る、殺す、葬る、壊れる、浅い、憂い、お釈迦、つぶれる、とんだこと、とんでもない、しめやかに

再婚を連想させる言葉

実は、結婚式などのおめでたい場で、重ね言葉や繰り返しを表現する言葉を使うのはマナー違反であり、忌み言葉とされています。「おめでたい場で重ね言葉を使うと幸運が続く」とは考えられていません。
結婚式が繰り返される、つまり再婚を意味します。再婚するためには、新郎新婦が別れなければなりませんよね。就任式などのイベントも同様に考えられます。結婚式で再婚を連想させる言葉は、当然NGです。

【再婚を連想させる言葉】
再婚、再び、再度、再三、二度、二回、重ねて、もう一度、わざわざ、もともと、次々

同音異義語

注意したいのが同音異義語です。読みが忌み言葉と同じだったために、本来の意味が伝わらずに誤解を与えてしまう可能性があるのです。日本語の難しいところですね。忌み言葉と同じ音の言葉は話さないように心がけるのが賢明と言えます。

【同音異義語】
秋:「飽き」「空き」と同じ読み
行く:「逝く」と同じ読み
猿または申:「去る」と同じ読み

お葬式で使ってはいけない忌み言葉

遺族に対する配慮やマナーとして、葬式では忌み言葉は絶対に使ってはいけません。通夜、葬儀、告別式では絶対に口にしないように気をつけてください。

重ね言葉

「不幸が重なる」という意味になるため、重ね言葉は忌み言葉とされています。重ね言葉と同様に、繰り返すことを連想させる言葉も使用してはいけません。

【重ね言葉】
重ね重ね、たびたび(度々)、またまた、重々、いよいよ、再三、ますます、かえすがえすも、次々、くれぐれ、つくづく

【繰り返しを連想させる言葉】
再び、再々、続く、引き続き、追って、追いかける、次に、なお、また

直接生死を表現する言葉

葬式では直接生死を表現する言葉はNGです。特に遺族に対しては絶対に口にしないようにしましょう。

【直接生死を表現する言葉】
死亡、死去、死ぬ、急死、自殺、ご存命中、生きる、生存、生きているころ

不吉なことを連想させる言葉

不吉なことを連想させる言葉も当然口にしてはいけません。場の空気が悪くなるので、忌み言葉でなくても良い印象のない言葉は話さないようにしましょう。

【不吉なことを連想させる言葉】
消える、浮かばれない、大変なことになる、迷う

神式・キリスト教式の葬式での忌み言葉とは

仏式葬儀では忌み言葉にあたらなくても、他の宗教の葬式では忌み言葉になる場合もあります。仏式葬儀以外の宗教の葬式に出席する際は要注意です。葬式で他の宗教の用語を使用するのは、マナー違反になると覚えておきましょう。

【神式・キリスト教式の葬式での忌み言葉】
成仏、供養、冥福、往生、お悔やみ、哀悼

忌み言葉の言い換え表現一覧

忌み言葉は言い換えて使えば問題ありません。忌み言葉の言い換え表現を紹介しますので、参考にしてください。

よく使う忌み言葉の言い換え表現

さまざまな場面でよく使う忌み言葉の言い換え表現です。

【忌み言葉の言い換え表現】
終わる→お開きにする、ゴールを迎える
最後に→結びに
別れる→独立する、新たな道を進む
壊れる→変化する、形が変わる

帰る→帰省する、帰宅する、中座する
戻る→赴く
去年→昨年
泣く→涙する
死ぬ→ご逝去する

生きていたころ→ご生前、お元気なころ

結婚式で使える表現

結婚式の前に確認しておくべき忌み言葉の言い換え表現は以下の通りです。

【結婚式で使える表現】
ケーキを切る→ケーキ入刀、ケーキにナイフを入れる
新たなスタートを切る→スタートラインに立つ、新たに出発する
職場を離れる→家庭に入る
料理が冷めないうちに→料理が温かいうちに
花びらが散る→花びらが舞う

重ね言葉の言い換え表現

重ね言葉を使いたいときは、以下の言葉に言い換えましょう。

【重ね言葉の言い換え表現】
重ね重ね→加えて、深く
次々に→たくさん
返す返す→思い起こせば、後から振り返りますと、本当に
いろいろ→多く、多彩な
いよいよ→さらに、もっと
ぜひぜひ→ぜひとも、ぜひ
まだまだ→もっと、より
たびたび→よく、いつも
くれぐれも→十分に、よく、どうぞ

また→さらに、改めて
再び→今一度
何度も→頻繁に

忌み言葉には日常的に使う言葉が多いため要注意!事前に言い換え表現を確認しよう

忌み言葉には日常的に使う言葉が多いことは理解していただけたでしょう。うっかり口にしないよう、細心の注意を払ってください。「結婚式のスピーチや挨拶を任されたけれど不安」という人は、プロに原稿作成を依頼するといいでしょう。

忌み言葉を全て把握するのは難しいため、最低限のマナーとして「別れを連想させる言葉」「重ね言葉」「不吉なことを連想させる言葉」「直接生死を表す言葉」はNGだと覚えておいてください。

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