2016年11月29日(火) 更新

事務職でキャリアアップを図るために必要な資格とおすすめの転職先【職種別】

事務職には様々な種類がある

事務職と一口にいっても、その仕事内容によって様々な種類に分けられます。事務職としてキャリアアップを目指す際は、まずこの事務職の種類を理解しておきましょう。

事務職には明確な区分はなく、企業によって名前のついていない仕事があったり、いくつかの仕事がまとめられたりしているので一概には言えませんが、大まかな区分を以下にご紹介します。また、広報や人事、秘書なども事務職に含まれますが、ここでは除外しています。

一般事務:職場での庶務的な役割

一般事務は、様々な仕事をこなします。電話や来客への対応、コピーやファックスの取り扱い、書類整理、郵便・宅配便の管理などを行います。その他、データ入力、職場で使っている物品の管理・補充など、様々な業務を任されるケースが多いようです。

営業事務:営業職を社内でフォロー

営業事務は、営業職をサポートします。他者と連絡を取ったり、逆に問い合わせに対応したり、商品の在庫や業務の進捗を管理します。単にサポートするだけでなく、積極的に仕事をつくっていく業務で、営業と同じくらい忙しいとも言われます。企業によっては営業事務を置かず、すべて営業一人に任せてしまうということもあるようです。

貿易事務:貿易に関わる事務手続きをおこなう

企業が限られますが、貿易事務という事務職もあります。専門性を問われる仕事で、輸出入に関わる業界の企業に置かれます。商社、メーカー、家運業者、船舶業者などです。業務内容としては、通関手配や書類作成、商品の運送や納入を管理します。この仕事ではやはり語学力も問われます。

経理事務:会社のお金を調整する

その名の通り、経理に関わる実務を担当する事務職です。帳簿の作成、出納管理などを行います。経理に関わる専門的な知識や資格が必要になる仕事で、キャリアアップという面で見ても考えやすい事務職であると言えるかもしれません。

法務:法律関連の事務や管理

法務では、企業活動に関わる法律関連の事務・管理を仕事とします。企業の権利を守るための特許・知的財産管理や、セクハラなどの労働問題の解決、さらに企業が事業を展開したり、組織を拡大する際の法的業務に携わります。当然、法律に関わる知識が重要視されます。

生産管理:生産性の向上を図る

生産管理は、生産設備やその工程、関わる作業などのシステムを考案・管理します。生産コストや在庫部品を掌握して、生産性の向上を図る仕事です。

総務事務:会社を管理するあらゆる仕事を担う

総務は、会社を管理するあらゆる仕事を担います。会社によっては、人事部や経理部などの業務のすべてを、総務としておいているところもあるようです。それほど、総務は幅広い仕事を視野に入れた呼び方であるといえるでしょう。デスクワークだけでなく、備品運びといった仕事も行う、他部署との交流の機会が多い仕事になります。

自分がどのタイプの事務職に当てはまるかを考えよう

このように、ひとくちに事務職といっても様々な仕事内容があります。事務職としてキャリアアップを目指す際は、まず、自分がどのタイプの事務職に当てはまるかを把握しましょう。それによって、積んでいる経験や知識が違うため、キャリアアップとして目指すべき方向性が変わってくるからです。また、一般事務から経理事務といったように、専門的な事務職に転職してのキャリアアップという道もありますから、他の事務職について知っておくことも大切です。

事務職のキャリアアップに役立つ資格

それでは、事務職でのキャリアアップを目指す際にどのような資格が役に立つかをご紹介していきます。上記にご紹介したように、様々なタイプがある事務職ですから、それぞれキャリアアップにおすすめの資格は異なります。事務職の仕事別にご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

しかし、一部は仕事内容にかかわらず、キャリアアップのために有効な資格となっていますから、自分に合った資格がないか、他の事務職のおすすめにも、ぜひ目を通してみてください。

一般事務:日商簿記・MOS

最初にご紹介するのは、日商簿記検定とMOSです。どちらも一般事務に限らず、あらゆる事務職のキャリアアップに役立つ資格ですので、おすすめ度も高いです。

日商簿記検定は、いろいろな団体が主催している簿記検定の中でも一番有名な、日本商工会議所が主催している簿記検定です。事務職として就職する際に3級までとっている方も多いかもしれませんが、さらにレベルの高い2級、1級を目指すのはいかがでしょうか。

MOSとは「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」の頭文字です。その名の通り、マイクロソフト社のパソコンソフトの操作能力が問われます。事務職に必須となるWord、Excelを扱えることを示せる能力となります。さらに、パワーポイントも扱えるとより良いでしょう。

営業事務:簿記・MOSに加えてTOEICや秘書技能検定

営業事務でも、簿記やMOSといった資格は重要になりますが、それに加えてTOEICや秘書技能検定もキャリアアップには有効です。

グローバル化が進んでいる昨今では、様々な企業で英語を話せる人材が重要視されます。とくに営業事務は顧客対応をする機会が多いため、ビジネスレベルの英会話ができると重宝されるのです。TOEICや英検など、英語能力の高さを示せるものがあるとよいでしょう。

秘書技能検定は、秘書と名がついていますが、ビジネスマナーなど人との接し方を学べるため、営業事務だけでなく様々な事務の方におすすめできる資格です。

貿易事務:貿易実務検定・通関士

貿易事務の仕事では、英語能力は当然必要になりますが、それに加えてさらに専門的な知識をつけられる、貿易実務検定や通関士の資格がキャリアアップには有効です。

貿易実務検定は、貿易の流れや書類、通関に関する知識などを付けられるだけでなく、貿易実務英語、貿易マーケティングといった貿易に特化した内容の専門知識が問われるもので、キャリアアップにピッタリの検定です。

通関士とは、貿易業界における税理士、行政書士のような役割を果たします。通関業法や、関税に関する法律、外国為替及び外国貿易法についての知識や、通関書類の作成要領やその他通関手続きの実務能力を高めることができます。

経理事務:日商簿記・税理士

経理事務では、企業の財産の流れを管理します。日商簿記検定の2級、1級はもちろん、そのほかに税理士の資格を取得するとキャリアアップに役立つでしょう。

法務:司法書士・行政書士・ビジネス実務法務検定

法務に関連する資格は難易度もの高いものも含めて様々にあります。最も難易度が高いものですと、弁護士資格となりますが、そのほか司法書士、行政書士、ビジネス実務法務検定といったものもキャリアアップに役立つでしょう。

ビジネス実務法務検定とは、ビジネス上で重要なコンプライアンス・法令遵守能力の基礎となる法律の知識を、バランスよく効率的に身につけられる検定です。この検定で身につけられる知識は、法務に限らず、営業、販売、総務、人事など様々な職種で役立つため、キャリアアップにも大いに助けになるでしょう。

生産管理:生産管理オペレーション・生産管理プランニング

生産管理のキャリアアップには、生産マイスター検定や、ビジネス会計検定、中小企業診断士などのほか、ビジネス・キャリア検定試験の生産管理オペレーション、生産管理プランニングが役立つでしょう。

生産管理オペレーションでは、「作業・工程・設備管理」「資材・在庫管理」「運搬・物流管理」「品質管理」「原価管理」「納期管理」「安全衛生管理」「環境管理」についての知識が問われます。

生産管理プランニングでは、「生産システム・生産計画」「品質管理」「原価管理」「納期管理」「安全衛生管理」「環境管理」が問われます。オペレーションは生産システムの運用面に、プランニングは、設計や計画の段階に焦点が当てられています。

総務事務:社労士・行政書士

総務事務の仕事では、企業の建物や備品管理、社員の福利厚生、社会保険に関する事務に携わる場合もあります。社会保険労務士や行政書士など、社会保険や法務に関する知識を得られる資格がキャリアアップにつながるでしょう。

経験を活かして事務職からの転職も視野に入れよう

資格取得を目指して、今の事務職の中でキャリアアップしていくという方法もありますが、別の職種へと転職してのキャリアアップという方法もあります。事務職もタイプによっては、専門的な知識を身につけているため、キャリアアップに役立つはずです。

他の専門的事務への転職

一般事務として働いていて専門的知識に自信がないという場合でも、日商簿記検定などの資格を取るというステップを踏めば、他の事務職への転職も視野に入るでしょう。一般事務から関連資格を取得して、経理事務や秘書など専門的な事務職へと転職し、キャリアアップするという方法も検討してみましょう。

専門的知識を活かして営業やコンサルになる道もある

また、各種専門知識に長けている事務職の方は、その知識を活かして転職してキャリアアップを目指す方法もあります。もっとも分かりやすいのは、営業事務から営業になるという転職です。その他にも、数字を扱う知識を活かして経理部から経営企画へと転職したり、語学力や経験を活かして貿易事務から海外営業やコンサルに転職したりといった事例もあるようです。

事務職からのキャリアアップでは担当業務を活かす方法を検討しよう

事務職でキャリアアップを図る際の必要資格と転職先についてご紹介しました。事務職といっても様々な業務があり、専門的な知識が問われるものも多いです。その業務について深められる資格取得を目指したり、その専門的知識を活かせる仕事への転職を目指すというキャリアアップの道があります。

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