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2018年12月07日(金) 更新

管理職の昇進試験に受かる志望動機のポイント3つと例文

昇任?昇格?昇進?どの言い方をすべき

昇進とは、地位があがることです。たとえば、課長から部長に変わる場合には昇進と呼びます。一般的には、組織・会社の中のポジションに空きが出た際に上司からの推薦や会議で選考が行われ、現職よりも上のポジションの地位に任命されることを昇進と言います。
昇格とは、職能資格制度で決められている「等級」が上がることです。この等級とは、その組織における一種の資格のようなもので、人事考課、試験、研修等の結果を元に与えられます。もし係長から課長に昇進したとしても、等級が変わらない場合は「昇格」とは言えないことになります。
昇任とは、一説によれば階級や給与に関してはそのままで、社内の肩書だけ上がる事を指すと言われていますが、その定義は会社ごとで若干異なるのが実情です。

会社によるが試験を受けるケースが多い

昇任・昇格・昇進のそれぞれの意味が、微妙に異なる事を確認しましたが、いずれの場合も「昇進試験」に該当する選考を受験しなければなりません。今回は便宜上、昇任・昇格・昇進をほぼ同じ言葉として扱います。ニュアンスは異なるものの、キャリアアップという点では共通する部分が多いので、まとめて「昇進試験」あるいは「昇格試験」としてご紹介していきます。

昇進希望理由にはどんなものがある?

昇任・昇格・昇進、いずれにしても働く人の昇進希望理由にはどんなものがあるのでしょうか?純粋に管理職(マネジメント)に興味がある人もいれば、もしかしたら給与アップが目的の人もいるかもしれませんね。どんな昇進希望理由(昇進したい理由)があるのか見てみましょう。

実際は給与アップが目的の大半

昇進希望理由は、個人によってまちまちですが、独自調べによるとその大半を占めるのがやはり「給料を多くもらいたいから」というものでした。昇進希望理由といっても、給料はそのままでいいから肩書だけ上げたいという人はまれです。やはり昇進希望理由(昇進したい理由)の背景には、給与アップというものがあります。

給与アップ以外の理由をしっかり伝えるべき

ただし、昇格したい理由=給料を多くもらいたいからだけでは物足りませんよね。実際、それだけの理由しかないとしても、会社側には自覚や責任が不足していると思われ、スムーズに昇任・昇格・昇進できないかもしれません。昇進したい理由・昇格したい理由は、なるべく給料以外の面からも考えてみるようにしましょう。

昇進試験における志望動機の書き方ポイント①:なぜ昇進したいのかを明確に

昇進したい理由が賃金アップだったとしても、そのような内容を昇進動機として昇進試験で述べることはできません。昇進とは給料だけでなく、仕事量も増え、責任が非常に大きくなります。それでも昇進したい、部下をまとめる立場になりたいと思うのはなぜか、昇進試験に先立ってよく考え、その志望動機・理由を伝えましょう。

部下の育成+成し遂げたい事を考えるのも◎

昇進したいという思いが叶って管理職に就いた場合は、チームを統率する能力が求められます。そのため、チームのメンバーを育成することによって、会社にどのように貢献したいのか、昇進の志望動機として具体的に説明できなければなりません。
「会社の業績を上げるためには、優秀なスタッフを育成することが最重要課題であると考えた」、「チームを連携させることでプロジェクトを成功させたい」などが、昇進したい理由として適切です。自分がこれまで培ってきた知識とスキルを部下に還元していき、メンバーのマネジメントとして貢献できる点をしっかりと昇進したいという志望動機に盛り込みます。

昇進試験における志望動機の書き方ポイント②:マネジメント能力の高さをアピール

昇進したい理由は、中身の薄いものではいけません。単に、自身の仕事の成績が良いので「昇進したい」という理由だけでは昇進はできません。管理職には、チームをまとめる、部下のモチベーションや成果を上げる、などのマネジメント能力が必要不可欠です。昇進したい理由・管理職を希望する理由には、これらの要素を含めた方がいいでしょう。
また、チームのメンバー全員に対して、同様のマネジメントを行うのではなく、メンバーひとりひとりの個性や特徴に応じて教育を行うことが大切です。昇進したい動機として、日頃からメンバーと積極的にコミュニケーションを取って、適切な対応をしたことで、メンバーのモチベーションを向上させた、成果に貢献したというエピソードがあれば、その際に工夫した点、気づいた点を整理してまとめておくと良いでしょう。

昇進に値する事を「経験」で裏付ける必要がある

昇進に値するマネジメント能力があるという点について、主観的な意見を述べても説得力がありません。これまでの経験の中で後輩を育ててきた実績、チームを管理してきた具体的な内容などで、昇進の志望動機を裏付けることが重要です。また、チームの特徴を自分が一番理解しているといった点を昇進の志望動機として入れてもいいでしょう。昇進したい理由には、裏付けがあるとぐんと説得力が増します。

昇進試験における志望動機の書き方ポイント③:昇進後の目標を述べる

昇進したいといった、昇進志望動機の中には昇進した後、自身が管理職として、どのようなことを成し遂げたいのか、どんな目標を掲げているのか、またその理由を記入しましょう。
管理職になると、組織の人、モノ、カネの権限を適切に使い、会社を成長させる能力が必要になります。会社全体の経営方針を理解したうえで、どのようにそれらの資源を使うのか、そのために人をどのように育成していくのか、昇進したい理由として具体的に説明しましょう。

会社の10年後・20年後の将来像を考える

「昇進したい。」そんな自身が昇進することで、会社の10年後、20年後の将来像がどのように変化するのかを説明しましょう。現在、会社にとって欠けている部分があれば、どのように補い、改善していくのか、そのために、今後、自身がすべきことは何か、プランを立てて、昇進したい理由・昇進志望動機で披露するとより魅力的です。

昇進試験の志望動機の例文

まずは、例文を見ながら書き方を覚えていきましょう。例文では、家電メーカーの昇進試験を例としています。はたして、どういった内容で昇進したい理由・志望動機を書くといいのかを見ていきましょう。しっかりと昇進したい気持ちをアピールすることが大切です。

家電メーカーを例とした昇進試験志望動機の例文

例文

  • 私が当社への入社を希望したのは、ある商品の大ヒットがきっかけでした。それ以来、その商品のような「世界の人々の生活を変えるパワー」のある新製品の開発に携わることを、当社での目標として参りました。現在、私はその可能性がある新製品開発の担当をさせていただいております。製品を大ヒットさせるには、とても大きなハードルが立ちはだかります。それらのハードルをクリアするためには、優秀な開発スタッフを確保、育成しなければいけません。さらに、私も自ら積極的にスタッフを統率して、プロジェクトを円滑に遂行できる能力を持たなければならないと意識しております。そのためにより大きな裁量を持って業務に励むための必須事項として昇進したいと思い、今回の試験に挑戦させていただきました。

昇進試験の面接を受ける人へ人事からのメッセージ

人事の声

  • 昇進経験のある人は、試験にチャレンジすることや、実際に昇進することでの責任の向上による自身の変化を感じるはずです。それは仕事を楽しくさせる一つの方法でもあります。目の前の事だけではなく、少し先から逆算した自身のキャリア検討のためにも、貴重な機会は活用してくださいね。

転職が昇進の近道になることも

社内で昇進するための方法について説明して来ましたが、転職で昇進するという方法もあります。そもそも社内で昇進の機会とはそう多くあるものではありません。しかし転職をすれば、入社のタイミングで就く役職が今より上になり、結果として昇進という形になるケースは決して珍しくないのです。「JAC Recruitment」は外資系企業や管理職といったハイクラス求人に強い転職エージェントなので、転職と一緒に昇進を狙う人には欠かせないエージェントと言えるでしょう。

昇進試験の志望動機では昇進したい理由・マネジメント能力・将来のビジョンを示す

昇進試験・昇格試験における志望動機の書き方と例文について見てきましたが、いかがでしたでしょうか。何も考えずに与えられてきた仕事をこなすだけでは、チャンスを逃してしまいます。昇進したい理由・昇格したい理由を、自分の中できちんと明確にしましょう。なぜ昇格したいのか、管理職になりたいのかを考えると、思考や視点が変化するはず。
昇任したければ、日頃から上司やメンバーとコミュニケーションを取り、会社の経営に必要なものは何か、人材の育成はどうすればうまくいくかを考えましょう。そして、昇進を単なる給料アップ、地位向上と捉えるのではなく、会社を動かしていくために昇進が必要なのだというマインドを持つことが大切です。昇進希望理由は、個人個人で異なりますが、上司や会社側に伝える際は、今回ご紹介したポイントをおさえて伝えましょう。

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