2016年11月29日(火) 更新

お餞別金額の個人・連盟別の書き方とマナー

「お餞別」の意味とは?

退職者や転勤者に喜ばれる贈り物を渡すために、まずは餞別の意味からしっかりと理解しておきましょう。良く「餞別の品」や「お餞別の品物」「退職する人へのプレゼント」などという言葉を聞きますよね。

何となくお別れの際に慣習として手渡すプレゼントだという認識はあっても、本当の意味までは考えませんよね?「餞別」の意味をしっておけば、どういった品物が適しているのかという点が見えてきますよ。

お餞別とは別れのしるしに贈る金品のこと

餞別とは転任する人や遠くへ旅立つ人などに対して、別れのしるしとして金品を贈ることを指します。 昔、旅に出る人の馬の鼻を行く方向へ向けて見送った習慣から、「うまのはなむけ」が餞別の意味となり、それが「贈り物」に転用されたといわれています。

現在と違い、昔は旅は道中にさまざまな苦難を伴うのが普通でした。そんな旅においてお餞別は単なる別れの印、あるいは金銭的援助として贈られるだけでなく、大勢の者の合力によって旅の安全を願う意味も込められていたのです。

この習慣を、成功祈願を願って退職者へのプレゼントとしても使用するようになり、現在でははなむけの品物として「餞別の品」を贈っているという訳です。とはいえ、最近ではそれ以上に大きな意味を持つようにもなりました。

お餞別の金額は漢数字で書くのがマナー

まずお餞別に書く金外の数字は、すべて≪漢数字≫で書くようにしましょう。当たり前のことではありますが、こういう時に123…などの算用数字(アラビア数字)を使うのは、適切ではありません。

左から横書きで数字を書くときは、算用数字を用います。しかし縦書きの場合は、漢数字で書くのが基本的なマナーです。一社会人として、知っておきましょう。

金額の書き方は「金○○円也」とする

では具体的に漢数字はどのようにして書くのかというのも、ここにまとめておきたいと思います。壱・弐・参・伍・阡・萬(1・2・3・5・1,000・10,000)となります。だいたい使う数字はこのくらいですね。参考にして書いてみてください。

また、数字を書くときには「金○○円也」と書くようにしましょう。仮に3万円だとしたら「金参萬円也」となります。これが正しいマナーなので、忘れないようにしておいてください。

金額はお餞別の中袋の表面に書くのがマナー

上記では金額の数字の書き方を紹介しました。では、その金額はお餞別のどこに書いたらよいのでしょうか?

金額は中袋の表に書くとされています。開けてすぐに金額が目に入るというような形になりますね。中袋の表には金額を記載し、中袋の裏側に「封」と記載してください。封と書かないと、開けていない証拠になりません。必ず忘れずに書きましょう。

中袋の裏面は筆ペンで住所と氏名を書くと◎

中袋も表書き同様、筆もしくは筆ペンで書きましょう。ボールペンでの記入は、マナー違反なのです。そして中袋の裏には、自分の住所と氏名を書きましょう。こちらは郵便の書き方と同じで、左側に書いてくださいね。

裏に住所と氏名を記載するのは理由があります。それは受け取った側が整理しやすいというメリットがあるのです。細かいところですが、相手を気遣うのもマナーと言えるでしょう。

連名でお餞別を贈るときは中袋に合計金額を書く

グループなど連名でお餞別を贈る場合は「金額の書き方をどうしたらいいのか?」と、思いますよね。連盟で贈る際は、一人一人の金額を事細かに記載する必要はありません。

そして中袋には、合計金額だけ記載するようにしましょう。個人で贈るときと同じような感じですね。では、連名で贈る場合の名前の書き方を見ていきましょう。

名前は立場が上の人順に右から書く

表書きには、名前を全員分記載することはありません。二人などの場合は別ですが、多くの場合「○○一同」などと書きましょう。たとえば、営業チームで贈るなら「営業部一同」のような書き方にします。

では、どこに名前を記載するのか?連名の場合は、金額を書いた中袋に名前を書くようになるのです。合計金額の上に、それぞれ全員の名前を立場が上のものから順に右から記載していきましょう。マナーを守って渡してくださいね。

お餞別の金額の書き方は個人・連盟とも中袋に漢数字で記載するのがマナー

お餞別の風習や金額の書き方は、日本古来のマナーを感じさせるものですね。こういったマナーを学ぶことで、大人らしい大人になっていくのかもしれません。おさらいすると、金額の書き方は必ず漢数字で中袋に記載します。

そして、連名の場合は合計金額を書きましょう。今回紹介した、お餞別金額の個人・連盟別の書き方とマナーを参考にしてください。

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