2017年07月21日(金) 更新

「打診する」の意味と正しい使い方&注意点【例文あり】

打診とは?意味は「相談する」や「話を持ちかける」

ビジネスの場でよく使用される「打診」という言葉ですが、そもそもは医者の診察としての「打診」からきた言葉です。打診とは、読んで字のごとく、体を軽くたたきかえってきた音で内臓の具合などを診察する行為のことです。それ故に、打診とは「相手の意向や意見を知るために相手に事を説明し、その事についての相手の反応をみる」という意味になります。つまり、打診するとは、「相談する」や「話を持ちかける」といった意味合いです。

意味に注意!「お願い」のニュアンスはあまり無い

よく、打診を「お願い」などという使い方をしているビジネスマンを見かけますが、打診はそのような意味ではないので注意しましょう。相手にお願いするときには、「要望」や「交渉」の言葉を使います。間違った「要望」や「交渉」の意味でとらえていると、ビジネス相手との誤解のもとになりますので、使い方には気を付けましょう。

打診の意味を正しく知って仕事を潤滑に進める

仕事を進めるうえで、打診をすることは避けられません。もちろん、相手から打診されることもあります。先に述べたように、打診するとは、相手の意見を聞いてみたり、相談をしてみたりすることを意味します。ビジネスシーンで新しく何かを始めようとしたら、ほとんどの場合「打診」からスタートするのです。

社内において上司や部下、あるいは社外で取引先や顧客に何か相談するとき・相談されたときには「打診する」や「打診いただく」といった状況になります。これらの言葉を聞きなれないで「打診しておいて」と言われた時、すぐに理解できないとスタートが遅れてしまいます。自分が打診をするときはもちろんのことながら、打診されるときについても正しい対応をしなければならないのです。

敬語を用いて丁寧に打診すること

打診は要望や交渉ではなく、どちらかというと相談の要素が強いです。そのため、打診する際にはどうしてもフランクになりがちですが、打診する際にも、正しい敬語を使って丁寧に行いましょう。その時の姿勢によって、相手の返答・反応は少しずつ変わってきますよ。

打診されるとき、するときの注意点は?

今回は打診するとは何か、その意味と使い方についてご紹介しますが、ビジネスは一方通行ではありませんから、自分が打診されることも往々にしてあります。打診される時の対応法・注意点を知ることで、自らが打診する時にも応用がきくようになります。ここでは、打診される際・する際の注意点を確認しておきましょう。

打診するときは、決定事項ではないので柔軟な対応をしよう

打診をする際は、どうしてもお願いしたいという意識が強くなるもの。しかし、打診にはお願いのニュアンスはあまりなく、相談の要素が強いですよね。ですから、打診する時には拒否される可能性を視野に入れて、柔軟な対応を心がけましょう。これは打診されるときも同様です。決定事項としてではなく、一つの提案として受け止めるといいですね。

打診されるときは、意思表示を速やかにおこなう

打診は、これから始まる事柄について、要望や交渉をするというよりは、相手の意向や意見を知るために相手に事を説明し、その事についての相手の反応をみるというニュアンスが強いと確認しました。しかし、いくら未定の事柄だと言っても、ビジネスの場で何か連絡を受け取った時、放置するのはNGです。したがって、取引先や社内の上司から物事を打診されるときには、速やかに、答えられる範囲で返答するように心がけましょう。

使い方の例①:社内でのやり取りの場合

こちらでは、「打診する」という言葉の詳しい使い方をみていきましょう。まず、「打診する」という言葉は、同僚や部下・上司に対してなど社内で使われることが多いです。たとえば、「来季の異動について人事部長に打診した」という使い方をします。このときの打診は、「来季の異動について、自分の意見があるため、どう反応されるかを確認すべく人事部長とお話をした」の意味になります。

「打診」しただけでは何も決定していない

人事異動などでの「打診する」を「辞令」と同じ意味でとらえている方がいます。つまり、打診されただけで、その人事異動が決定事項であると早とちりしてしまうケースです。打診という言葉を「辞令」と同じ使い方で使用することはないので、注意してください。また、「打診した」だけで、相手の了解も取り付けたという勘違いも多くみられます。打診しただけでは何も決定していないので、勘違いのないように気を付けましょう。

社内メールで打診する際の例文

社内メールで打診する際の例文

件名:~~について再検討の打診

●●部長

お疲れ様です。開発部の○○です。
取り急ぎ、用件のみ申し上げます。

昨日の定例会議の件についてですが
部長のご指摘はその通りかと存じますが
開発チーム全体でもう一度
~~についての話し合いをしたいと
考えております。

時間に縛りがあることは十分に承知しておりますが、
開発チーム一人一人の過去の仕事ぶりから見ても
さらに進んだ解決案が出てくる可能性は高いです。

今回挙がった問題点が解決できれば、
お客様をのニーズを満たす~~が
提供できると感じております。

開発チーム全体がさらに団結するためにも、
どうか再度、ご検討くださいますよう
何卒よろしくお願いいたします。

使い方の例②:社外でのやりとりの場合

「打診する」という言葉は社内だけでなく、社外でもよく使われます。たとえば、「弊社は御社との業務提携を希望しているが、御社はどうでしょうか」という意味で、打診するという言葉を使います。さらに、「株式会社○○に複数社が提携打診」や「○○会社が、株式会社○○に業務提携を打診していることが判明した」というような見出しが新聞に出ることもあります。社外で「打診する」という言葉を使うときには、「ぶっつけ本番でお願いしてビジネスの相手に拒否されたら効率が悪いし、あとあと付き合いづらくなるから、最初は打診という形で相手の出方を探り、相手ものってきたら事を進めよう」との考えのもとで、使用されます。

「打診する」はビジネスシーンで使える

最初から「要望」や「お願い」という言葉を使うと、一方的に意見を押し付けている感じがして、相手の気分を損なう恐れがあります。「打診する」の言葉を使うと、「あなたの意見を聞き入れる用意がありますよ」ということを相手に示すことができるのです。ビジネスシーンで無用な波風を立てず、スムーズに事を運ぶことができる使い方だと言えるのです。

社外メールで打診する際の例文

社外メールで打診する際の例文

件名:新商品ご提案の追加の打診について

だしん株式会社
第一営業部 ●●様

いつも大変お世話になっております。
○○株式会社・営業部の△△です。

先日は、新商品のご提案ありがとうございました。
そちらに関しましては社内でも大変好評で、
別案件でもさらにご提案お願いしたくご連絡を差し上げました。

今回お願いしたいのは、
「~~の●●」に関する商品企画として
以前に一度、少しだけお話いただいた○○プロジェクトの
さらに具体的な展開のご提案をお願いしたいのですが、
貴社のご都合はいかがでしょうか。

現時点での提出予定は、
10月10日(金)までを想定しておりますが
作業の進行状況に合わせて、日程調整は可能です。

もし本件に関してご承知いただけるようでしたら、後ほど概要をお送りします。
是非、ご回答をお知らせください。
まずは、メールにてお願い申し上げます。
何卒よろしくお願い致します。

打診とは主に相談のことで辞令や要望の意味はないので使い方に注意しよう!

打診とは何かに始まり、打診するという言葉の意味や使い方をみてみましたが、いかがでしたでしょうか。打診の意味は勘違いしがちですよね。ビジネスの場では、言葉を間違った意味で使用すると、誤解やトラブルのもとになってしまうことがあります。「打診する」の言葉を使うときにも、「打診とは辞令や要望ではなく、相談という意味である」というように、正しい意味を理解しておくことが大切です。自分が打診される事もあるので正しい理解が必要です。ビジネスでとても使える言葉なので、敬語表現とともに正しい使い方をマスターしましょう。

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