2017年01月16日(月) 更新

退職給付引当金とは~疑問と意味の総まとめ~

退職給付引当金とは~疑問と意味~①:退職給付制度は二つに分類

退職給付引当金とは何なのでしょうか。その意味と疑問について説明する前に、退職給付制度の意味を説明します。退職給付制度というものは次に述べる二つに分類されます。確定給付型退職給付制度、確定初出型退職給付制度です。退職給付債務とは、企業が将来の退職一時金と、企業年金の支払いに備え、当期末で負担している総額のことで、決まった算出方法によって計算されます。 これに対して会社が中小企業退職金共済制度や小規模企業共済制度などといった確定拠出型退職給付制度を採用している場合、退職給付引当金の計上が必要となっています。

掛け金は費用として処理

掛け金については退職給付費用科目などを使用し、費用として処理して法人税法上も掛金全額の損金算入が認められています。このうちで、会社側が確定給付型退職給付制度を採用している場合、会社は従業員に対して法的な債務を負っていることになるので、退職給付債務を基本として計算された退職給付引当金に計上する必要があるものです。

退職給付引当金とは~疑問と意味~②:負債の勘定科目である

税法基準にのっとった退職給付引当金とは、退職一時金だけを貸借対照表上に計上することになっています。退職給付引当金が退職一時金だけ計上する科目で意外ではないでしょうか。ですが、こうした処理方法では現時点での会社負担が不明ですし、全ての退職給付債務を会社の債務として処理する国際的な会計基準と比較しても適切とは言えず、国際比較も難しくなります。

退職給付金の会計は新しい国際基準が導入された

そこで、新会計基準の一つとして、退職給付について退職給付にかかる会計基準といった新しい国際会計基準が導入されました。 この新しい基準では、退職一時金と、退職年金のどちらも区別せずに起業が将来負担する可能性がある退職給付額の中で、期末までに発生しているトータルの金額を退職給付債務として貸借対照表に記載することになります。さらに、この退職給付債務の中で今期に発生した部分について、退職給付費用として記載します。

退職給付引当金とは~疑問と意味~③:固定負債として処理

退職給付引当金とは、どのように処理されるのでしょうか。実は、今までの退職給付引当金と同じように、長期の負債性引当金として取り扱われるため、固定負債の意味で処理します。退職給付引当金とは退職給付債務に未確認過去勤務負債や、未認識数理計算上の差異を加減した金額から、年金資産の金額を控除した額を計上することになっています。つまり、次のような計算式で計算します。
退職給付引当金=退職給付債務±(未認識過去勤務債務+未認識数理計算上の差異)-年金資産

今期の負担分を見積もって退職給付費用として勘定する

退職金を支払った際には、その退職者に対して決められた退職給付引当金を取り崩すことになっています。今期の負担分を見積もって、その見積額を退職給付費用として勘定し、退職給付引当金勘定に記載します。

退職給付引当金とは負債の勘定科目を意味して疑問を抱く点である処理については固定負債として扱われる

以上が退職給付引当金とは何なのか。その疑問と意味についての総まとめでした。あまり聞きなれない言葉ですが、説明を読むと疑問は解決し、意味をお分かりになっていただけたのではないでしょうか。意味と疑問が解決できれば退職給付金についての今後の活用方法にもつながるかもしれません。これらの意味や疑問に思った点は残さず調べた方が今後の生活の為にもなります。また、今後の仕事の上でもこれらの疑問の解決部分と意味については役立ちます。参考にしてみて下さい。これを読んだことで新たな疑問も出てくるかもしれませんが、独自で調べてみることも面白いかもしれませんので、自分で疑問を挙げ調べてみるのもお勧めします。

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