2016年11月29日(火) 更新

ハラスメントの種類と被害を受けたときの対処法

職場にはたくさんのハラスメントが存在している

これから社会人として一生働いていくことになる人も、たくさんいるかと思います。しかし、少なからず会社に不安を持っている方も少なくないでしょう。その一番がテレビやドラマでもよく取り上げられている、職場でのハラスメントの問題です。

ハラスメントとは、相手の嫌がることを指します。そして、残念ながら日本の企業の職場環境でも、何かしらのハラスメントにて悩まされている人はいます。

ハラスメントかどうかは受け取り側次第

もちろんハラスメントは取り方次第なので全く同じ行為をしても、ハラスメントと思う人、思わない人がいるから難しい問題なのです。とはいっても働いている人、これから働くようになる人たちは、職場環境にどのようなハラスメントが隠れているのか把握しておかなければなりません。

自分がハラスメントを受ける側になってしまったときに対処が出来るようになるためにも、中身については十分に理解しておきましょう。

職場に多いハラスメントの種類とは?

ハラスメントという考えはある時は弱者を助けるための手段として用いられ、またある時はモラル向上の指針として用いられています。今まで泣き寝入りするしかなかった被害者たちの救済される例も出てきており、ハラスメントという概念は役に立っているようです。では早速、ハラスメントの種類を見ていきましょう。

ハラスメントの種類①:パワハラ

職場環境のハラスメントの種類の中で一番多いのがパワーハラスメント。通称パワハラでしょう。これは立場の上の人がその権力を使って下のものに嫌がらせを行う行為です。職場の上司に無理難題を言われ、パワハラだと感じることも多くあるそうです。度が過ぎたものに関しては、しっかりと相談するようにしましょう。

ハラスメントの種類②:セクハラ

そして次にハラスメントの種類で多いのが、セクハラです。女性が受けることが多い、セクシャルハラスメント。これは直接触られるようなケースもありますし、下ネタなど言葉によるものもあります。嫌なら嫌と断れたら一番ですが、パワハラ同様、上の人がやってくるとなかなか言えないものです。

ハラスメントの種類③:モラハラ

モラハラとはハラスメントの種類の中でも、比較的聞き新しい言葉ではないでしょうか。モラハラとは「モラルハラスメント」の略で、「モラルによる精神的な暴力、嫌がらせのこと」です。モラハラは言葉や態度で相手を精神的に傷つけて、相手を不安にさせたり、追いこんだりする行為のことを指します。

ハラスメントの種類のパワハラと似ていますが、パワハラは上位の者が下位の者に行う行為に対して、モラハラは下位の者から上位の者に対して行うこともあります。

ハラスメントの種類④:マタハラ

ここ最近で認知度が上がったのが、マタハラです。マタニティ・ハラスメントの略で、妊娠している人や出産を控えている人、あるいは経験者に対する職場での嫌がらせを意味します。
産休や育休を取得し、職場に復帰する女性が増えている一方で、退職に追い込むような扱いを受けたなどのマタハラ被害が増加しています。

マタハラの加害者は男性の上司や同僚だけではありません。女性によるマタハラ被害も報告されており、同性からの心ない態度に傷つく女性が増えているのが現状です。

ハラスメントの種類⑤:アルハラ

お酒を強要する、意図的に酔い潰す、泥酔した状態になって人に迷惑行為をはたらくなど、お酒に関する嫌がらせをアルハラといいます。アルコール・ハラスメントの略であり、これによって急性アルコール中毒を引き起こし、病院に搬送される人の数はいまだに上昇を続けています。アルハラによって死亡したケースもあり、ハラスメントの中でも命に関わる危険なものです。

職場だけじゃない?ハラスメントの実態とは

ハラスメントは職場だけのものと思っていませんか?
ハラスメントは職場に限ったものではありません。いつどこでハラスメント被害に遭うかはわかりません。ハラスメント被害を受けていると自覚していない人も少なくないのが現状です。
ハラスメントの種類を知り、いち早く気づいて自分の身を守りましょう。

学校やプライベートでもハラスメント被害が増加している

ハラスメント被害は学校やプライベートでも増加しています。学校プライベートに多いハラスメントは以下の通りです。自分はハラスメントに遭っていないか、チェックしてみましょう。

■アカハラ(アカデミック・ハラスメント)
パワハラの学校版。単位を与えない、学生に高圧的な態度をとるなど。
■エイジシルバ・ハラスメント
高齢者に対する嫌がらせ行為を指す。
■オワハラ(終われハラスメント)
就活生に対して企業が行う嫌がらせ。内定承諾を迫る、他社の選考を辞退させるなど。急増中。
■カラハラ(カラオケ・ハラスメント)
カラオケで歌うよう強要すること。
■ジェンダー・ハラスメント
性差別。「男だから外で働くべき」「女だから家事育児をすべき」など。
■スメル・ハラスメント
匂いで周囲に不快感を与えること。キツイ体臭や香水のつけすぎなどが原因。
■スモハラ(スモーク・ハラスメント)
煙草の煙を吸う状況に追い込むこと。
■セカンド・ハラスメント
セクハラ被害を訴えたときに時折発生する二次被害。
■ソーハラ(ソーシャルメディア・ハラスメント)
SNSに関連する嫌がらせ。
■テクハラ(テクノロジー・ハラスメント)
専門知識(主にIT系)に長けた人が知識のない人に対して嫌がらせをすること。
■ドクハラ(ドクター・ハラスメント)
医師など医療関係者による患者への嫌がらせ行為。
■ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)
血液型に関する嫌がらせ。日本独特のハラスメントと言える。
■ペイハラ(ペイシェント・ハラスメント)
ドクハラの逆パターン。
■マリハラ(マリッジ・ハラスメント)
未婚者に対する嫌がらせ。男女ともに該当する。

ハラスメントの被害を受けたときの対処法

ハラスメントの被害を受けたときは、被害を食い止めるためにも適切に対処しなければなりません。ハラスメント被害を受けたときの対処法とは?

周囲の信頼できる人に相談して仲間をつくる

ハラスメント被害は受け取り側次第です。ハラスメントだと感じて訴えても、周囲から見ればハラスメントではなく、訴えが認められない、自分の勘違いだったというケースもあり得ます。

自分一人で判断するのではなく、まずは同じ職場の信頼できる人に相談という形で打ち明けてみましょう。誰かに話すだけで多少は気が楽になりますし、他にハラスメント被害者がいれば、結束して相手を訴えやすくなります。

証拠を集めておく

ハラスメント被害を受けたときは、証拠を残しておくべきです。言った言わない、やったやらないの水掛け論になるのを防ぐためです。
ICレコーダーを隠し持って加害者の発言を録音しておく、加害者からされたことや言われたことを日時と一緒にメモしておくといいでしょう。
いざというときに役立つはずです。

他の上司や人事部に相談する

ハラスメント被害を訴えるときは、まず他の上司や人事部などに相談しましょう。最近は企業側もハラスメントに関して非常に敏感になっています。ハラスメント被害を訴えれば、たいていの会社は即座に対応してくれるはずです。

もしも対応してもらえなかった場合は、外部の相談窓口や各都道府県の労働局総務部企画室に相談してください。

弁護士に相談する

状況を変えるためには、やはり声をあげるしかありません。とは言っても自分一人ではなかなか難しいものです。
そんなときは、弁護士に相談してみるのも一つの手段です。最近はハラスメントの問題を扱ってくれる弁護士も多く、職場環境の改善やハラスメント被害撲滅に力を入れてくれています。一人が勇気を出して行動することでみんなを守ることになるのです。
もし、ハラスメントに悩んだら、一人で考え込まずに打ち明けることを頭にいれておきましょう。そうすることで環境を改善できるかもしれません。

ハラスメント被害は職場だけでなく学校や家庭でも起こる!的確な対応が重要

職場に限らず、学校や家庭にもたくさんのハラスメントが隠れています。自分が受け手になってしまったときにすぐ行動に移せるかが大切です。放置しておくと、感覚が鈍り、ハラスメントが当たり前のようになってしまいます。
ハラスメントが横行すると、周囲の人全員が被害を受けます。周囲の人に相談したり、証拠を集めて人事部や然るべき機関、弁護士に相談しましょう。ハラスメント被害を減らし、よりよい環境作りを目指すべきです。

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