2017年07月06日(木) 更新

米国税理士(EA)に転職して海外で働く方法と注意点

そもそも米国税理士とは?

米国税理士(Enrolled Agent))は州単位でなく、アメリカ全土で使える国家資格です。ひとことで言うなら日本の税理士のアメリカバージョンです。
この資格を取って米国税務に関する知識を持てば、従来の税務業務以外にも海外進出などの国際税務企画やコンサルティング業務などで、活躍の場を広げることができます。またアメリカで米国税理士として働く事ももちろん可能ですので、転職して海外で働くのを目標としている方にもおすすめです。

米国税理士は税務の知識と英語力の証明になる

米国税理士の資格を取得できれば、税務の知識とその業務を遂行できる英語力を兼ね備えているという証明になるので、転職に有利に働きます。転職して海外で働くのであれば、専門的な知識や語学力があるに越したことはありません。米国税理士は海外で働くとき大きな武器となるでしょう。

米国税理士の業務内容

では次に米国税理士の業務内容について見ていきましょう。税務の代理業務は日本と同じですが、米国税理士は日本の税理士資格より幅広い業務をしているようです。

米国税理士の主な業務は給与所得の申告代理業務

米国税理士の主な業務は申告代理業務です。日本では源泉徴収されますが、米国では個人で申請しなければいけないからです。こういった違いも転職して海外で働くなら知っておかなければいけませんね。 その他にも、お客様とIRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)の間にはいり、税務申告や税務調査に対する説明、交渉、不服申し立て業務なども行います。また、米国には日本の社会保険労務士にあたる資格がないため、年金制度に関する業務も米国税理士がおこなっています。 税法に詳しい米国税理士はそれに加えて、セミナーの講師として講演をおこなうことも多いそうです。 もし、米国税理士として日本国内の海外に支店などがある会社に転職して、海外で働くのであれば、海外駐在事務所・支店での勤務、現地法人の設立、解散、清算といった業務に携われます。

米国税理士になるには?

では転職して海外で働くために有益な米国税理士になるにはどうすればいいのでしょうか。米国の資格なのですから米国で取らないといけないのでしょうか。

米国税理士の資格試験は東京・大阪でも開催されている

海外で働くといっても、転職に有利になる資格も持たないまま、出国したり、試験のためだけに海外に行くというのはちょっと辛いですよね。米国税理士は米国の国家資格でありながら、日本国内で受験できるのです。

日本でしっかり勉強してから、転職して海外で働くため渡米するといったルートもとれます。

米国税理士の試験内容

米国税理士の試験は年1回9~10月の間に行われます。試験内容は全て英語ですが、専門用語の単語などをマスターしていれば読解で苦労する事はありません。

米国税理士の試験科目は3パートにわかれています。

Part 1 – Individuals (連邦個人所得税法および連邦贈与税法・相続税法)
Part 2 – Businesses (事業関連の連邦税法、パートナーシップ、資産、贈与税を含む)
Part 3 – Representation, Practice and Procedures(税務代理業務および諸手続き、倫理等)

試験は全てパソコンでおこなうので、合否はすぐにわかります。それぞれのパートは1パートずつ受ける事ができ、合格による繰り越しは2年まで可能です。
米国税理士の試験に合格したあとは、所定の用紙をIRSに提出しないと資格が発行されないので注意が必要です。

米国税理士に転職する際の注意点

転職して海外で働くとき大きな強みとなる米国税理士。大学卒業程度の英語力があれば試験を突破できますし、ぜひ転職して海外で働く前にとっておきたいですよね。でも米国税理士に転職しても海外で働くにはやはりこの能力は欠かせないようです。

英会話力がないと米国税理士として海外で働くのは難しい

英会話力を使ったコミュニケーション能力がないとやはり転職して海外で働くのは難しいようです。書面の内容はあまり難しくなくても、お客様や政府機関とやり取りをするわけですから、英会話の能力は必須です。
転職して海外で働くと決めているのであれば、すでに語学ができる、もしくは勉強をしているでしょうが、お金に関わる米国税理士として海外で働くには、流暢に話ができないと信用されず働く事は難しいでしょう。

転職して海外で働くつもりなら米国税理士を取得して損はない

米国税理士の資格は比較的容易に取れるようですが、それでも合格率は全体の約3割と言われています。ただ、近年は国際的な仕事への注目度も高まっており、活躍の場は広く転職先もさまざまです。 米国税理士の知識を活かして働くのではなく、転職して米国税理士として海外で働くのであれば、英会話力が不可欠なので、試験勉強とともに会話力・コミュニケーション能力も磨いておきましょう。

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