2017年01月16日(月) 更新

消費税の増税による影響と気になるメリット・デメリット

消費税増税の流れ

1989年に消費税法が施行され、3%の消費税が課されることになりました。1997年には、消費税は5%に引き上げられ、しばらく5%の時代がつづきました。

そして、17年ぶりに2014年に4月に消費税は8%に引き上げられました。

2017年4月には10%に消費税増税へ

当初は、2015年の10月に予定されていた10%への消費税増税ですが、1年半先送りされ、正式に2017年4月からの施工が確定しました。

国民のみなさんは、この決定を受けてどう考えましたか? いったん延長されて安心? では、消費税増税の影響、そしてメリット・デメリットを考えてみましょう。

消費税増税の影響とは

2014年4月に8%に消費税増税が行われた影響は、どのようなものでしょうか? ちまたでは、「物が高くなり、購入するときにより悩むようになった」という声も聞かれます。

低所得者の消費支出に悪化の影響が

消費税増税の影響は、予想どおりと言えるかもしれませんが、個人消費の支出、とくに低所得者の支出に大幅な悪化傾向が見られました。食料をはじめ、交通や通信、住宅の減少が目立っています。交通や通信は自動車等の購入の減少の影響が大きいようです。

5%から8%の3%の差は、打撃として国民に降りかかり、それにより防衛意識が高まり、消費が冷えこんでいるのでしょう。目安として、年収400万円の家庭で負担額が年間65,000円ほどだそうです。数字で見ると、その影響がいかに大きなものだということがわかりますよね。

人手不足や給付金の影響で持ち直していく見込み

ただし、第一生命経済研究所によると、この消費の落ち込みは、徐々に持ち直していくと見られています。その主な要因としては、人手不足による雇用・賃金の改善や低所得者層向けの給付金。

まずは、人手不足による雇用・賃金の改善については、人口減少や高齢化の影響により、さまざまなところで人手不足が起こっているのだそうでです。

最初に影響が出るのは、パートなどの短時間非正規雇用、つづいて契約社員などのフルタイムの非正規雇用、そして最終的に正規雇用の人手不足にまで影響が及ぶのだとか。これにより、自然な流れの影響で低所得者から、所得の回復が見込めるだろうと期待されています。

もうひとつの消費回復の要因とみられているのは、低所得者層の負担軽減策として支給された、臨時福祉給付金。支給については、平成26年度の住民税が課税されていないことが要件となっています。支給額は、ひとりにつき1万円(年金受給者などは、さらに5,000円を加算)です。

厚生労働相によると、住民税が課税されない所得水準の目安は、夫婦子ひとりの場合、給与収入ベースで200万円程度となっています。この2つの影響から、消費は回復すると見込まれています。

消費税増税のメリットとは

では、つづいて消費税増税のメリットを考えてみましょう。各種税金の中でも、もっとも身近とも言える消費税の増税によるメリットとは、どんなことなのでしょうか?

メリット①国の予算が増え社会保障制度が安定する

まず、消費税増税による第一のメリットは、国の予算が増えること。私たち消費者が収めた消費税は、公共事業や社会保障制度の費用として主に使われています。住みやすい国作りのために予算が使われるのは、大きなメリットと言えるでしょう。

さらに、日本は少子高齢化により社会保障の充実が必要不可欠。高齢者が安心して暮らせるよう制度を充実させるためにも、消費税増税は役立つのです。

メリット②震災の被災地の早期復興になる

消費税増税により、国の予算が増えることで、保証や公共事業だけでなく、震災した被災地の早期復興につながるというメリットも考えられます。

東日本大震災をはじめ、川の氾濫や竜巻など、自然災害によって、さまざまな被害が報告されていますが、そういった被害を早期に解決できるのは、非常に大きなメリットと言えます。

消費税増税のデメリットとは

メリットにつづき、消費税増税のデメリットを見ていきます。どんなことが予想できるのでしょうか?

デメリット①消費者の負担が増える

消費税増税による一番のデメリットは、なんといっても消費者に降りかかる負担が増えること。5%から8%への増税で、物が買いづらくなったことを実感していませんか? 高いものを買えば買うほど、その影響は顕著に表れ、消費者を苦しめます。

デメリット②景気が悪くなる

つづいてのデメリットは、消費者の支出が控えられることにより、景気が悪化してしまうこと。物が高くなった分、低所得者ほど、節約に努めるようになれば、自然と景気も悪くなりますよね。

デメリット③倒産とともに失業者が増える

こちらも、消費者の支出が減少し、景気が悪化すると起こり得るデメリットと言えます。物やサービスが売れなくなり、儲からなくなった企業が倒産し、失業者が増え、最悪自殺者が増加する可能性も考えられます。

このようなデメリットを考えると、安易に消費税増税をすることが決して良いこととは言えないでしょう。消費税増税は、よくよくその影響やメリット、デメリットを比較検討したうえで、行うべき施策と言えます。

消費税増税にはさまざまな影響とメリット・デメリットが存在する

消費税増税による影響は、消費者ひとりひとり、とくに低所得者にほど顕著に表れているようです。また、メリット・デメリットを探ってみると、景気や社会保障などに深く関わっていることがわかります。

2017年の4月には、さらに2%の消費税増税が決定しており、さらなる影響が見込まれます。自らの身に降りかかるメリットやデメリットなどの影響を予想し、しっかりと受け止められる準備をしておきましょう。

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