2016年11月29日(火) 更新

企業誘致の成功例と補助金活用の戦略

企業誘致の成功例①:三重県亀山市のブランド戦略

企業誘致の成功例として最初に紹介するのは、2000年代には「世界の亀山」ブランドとして液晶テレビの生産で知られたシャープ亀山工場は、県と市が交付した補助金によって企業誘致された工場です。この戦略により、シャープ亀山工場は一時、液晶テレビ用大型ディスプレイの競争力の低下によって停止したものの、2012年以降はスマートフォン用のIGZOディスプレイを製造しており、アップルのオフィスが設置され下請け工場のようになっています。

企業誘致の成功例②:山口県の交通網整備による戦略

企業誘致の成功例として、こちらも注目しましょう。山口県では、平成元年以降企業誘致が盛んで、181社の誘致を行って13,889人の雇用を生み出しています。また、県内の地域別で誘致企業数をみてみると、大規模な工業団地がある、山口・防府地区、宇部・小野田地区への誘致が多くなっていて、この2つの地区で地域の全体の約6割を占めています。山口県の戦略が企業誘致の成功例となったのは高速道路網や鉄道といった輸送の交通アクセスの利便性が原因です。

企業誘致の成功例は交通網を整備することが重要な戦略になる

企業誘致はどの地方自治体でも実施していますが、地方自治体によって企業誘致のための戦略や施策は様々です。また企業の方でもその場所に進出する利用も様々です。企業によっては高速道路網や新幹線などの鉄道、空港といった交通アクセスの利便性を重視したところもあれば、隣の県との取引のために企業進出を決めたところもあります。

企業誘致の成功例では広告や勧誘などの戦略を駆使した事例も

地方自治体が企業誘致をする際の戦略として行う企業立地促進補助事業は様々です。新聞や雑誌で代替的にPRを行うところもあれば、企業にダイレクトメールを送るなど、いろいろと工夫を行っています。また近年では海外企業の誘致が盛んになっています。そのために大使館との接触等といった企業誘致をための活動を積極的に行っている地方自治体もあります。

海外企業の企業誘致の戦略における成功例は国内外に及ぶ

日本の経済的な閉塞感を打破する方法として海外企業の企業誘致が注目されています。それは外国の企業を積極的に誘致することによって国内企業を活性化するという試みです。例えばアメリカではノースカロライナ州やサウスカロライナ州やジョージア州などが積極的な誘致戦略を行い、三菱電機がノースカロライナ州に工場を設置しています。

海外企業誘致の戦略で優れた技術の流入が起きる

海外企業誘致のメリットは日本国内にはない、優れた経営資源に巡り合えるということです。世界には材料や素材、部品といった個々で優れた技術を持つ企業があり、液晶材料のメルク社、ガラス基板のコーニング社、プラズマCVDのアプライドコマツ社と液晶ディスプレイについて優れた技術を持つ企業が日本へ進出してきています。

企業誘致の成功例は自治体の活性化の可能性を示した戦略を成功させている

2015年に神奈川県横浜市で日本製機械部品の調達及び輸出入のために米国企業「Global MRO Products Corporation」が進出し、それを神奈川県がバックアップしたという成功例をあげるように、企業誘致の成功例は日本の地方自治体に活性化する可能性を示唆しているといえます。過疎問題や高齢化問題に抱えた日本にとって企業誘致の戦略を進めることが、ますます必要になると思われます。

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