2016年12月09日(金) 更新

議論と論議の微妙なニュアンスの違い

「議論」とは自分の意見を述べること

国語辞典を引くと、議論は「互いに、自分の意見を述べ、論じ合うこと」とあります。つまり、議論の軸は自分の意見を相手に伝えたうえで、話し合いをすることだと考えられるのです。また、辞書によっては「意見を戦わすこと」とあるように、自分の主張を伝え、相手と意見を戦わせることが言葉の根底の意味合いとしてあるようです。

「議論」は主張が強く感じる

議論という言葉は、どちらかというと「激しいぶつかりあい」があるように感じるかもしれません。一般的なイメージを調べてみると、そのようなニュアンスを感じる方が多いようです。会話の中で「議論をしよう」と相手に伝えた場合、自分の意見を主張し、相手の意見を論破しようとする姿勢が見える可能性もあることから、少し抵抗がある方もいるかもしれません。

「論議」とは互いに意見を述べ合うこと

一方、論議を国語辞典で引くと、「意見を述べ合うこと」とあります。必ずしも「自分の」となっていないことを見ると、論議と比べると主張が弱いように感じられます。辞書によっては、「問答を通じ、理非を明らかにしようとする行為」とあります。論議のように意見を戦わせるのとは違い、正しいゴールのために話し合いをしようという姿勢が見受けられます。

「論議」は「議論」と違いソフトな雰囲気を演出できる

論議は、議論という言葉と比べると、いくらかソフトな印象を与えられる違いがあります。例えば、中立的な表現をするときは、議論ではなく論議という言葉をわざわざ用いるメディアも存在するようです。実際に、感情的になってしまったという印象を与えかねない議論に比べると、論議という言葉で表現したほうが建設的な話し合いができたと感じるかもしれません。

「議論」と「論議」の違いを説明できる人は少ない

外国人留学生の方にとって、日本語の類義語表現は非常に難しいとされています。「議論」と「論議」のような違いのある言葉はその代表的なケースであり、理解するのが難しいという方も多いようです。日本人であっても議論と論議について明確な違いを説明できず、自分が知っている言葉でとりあえず説明してしまうという人もいるかもしれません。

「議論」は感情的「論議」は冷静な意見交換というイメージの違い

「議論」という言葉を使うと、感情的な意見のぶつかり合いをイメージし、受け手がネガティブな印象を与えてしまうリスクがあります。話し合いが感情的なものに発展してしまい、不快な思いをさせることもしばしばあるからです。一方、「論議」では冷静な意見交換のイメージを持たれやすくなるようです。言葉の違いについて敏感でなかったり、寛容な方であったりすれば問題はありませんが、人によっては気にする方もいるので注意しておきましょう。

「議論」よりも「論議」の方が冷静に意見を交換するという意味合いの違いがある

「議論」と「論議」の違いは、感情が込められているか、冷静な話し合いになったかという点が大きいようです。正しい使い方を意識すると、今まで使っていた表現方法だと、相手に不快な意識を与えてしまうという気持ちを持つかもしれません。「議論」と「論議」の違いを理解して上手に使い分け、相手に対して不快な印象を与えたり、誤解をさせたりしないようにしましょう。

人気の転職サイト特集

  1. doda合格診断:あの人気企業に転職できるかも?あなたの合格可能性を3ステップで簡単診断

    2018年度最新版の転職人気企業上位300社への合格可能性を診断!転職市場におけるあなたの実力が簡単に分かります。

  2. ハタラクティブ:内定率は80%以上!20代(第二新卒・既卒)や未経験業界への転職に強い

    内定率は業界トップクラスの80%!カウンセリング実績6万人以上から得られたノウハウをもとに、20代・第二新卒ならではの悩みや不安を解決してくれます。

  3. リクルートエージェント:求人数&転職成功実績No.1!登録必須の転職サイト

    業界最大級の規模を誇り、求人数と転職成功実績でNo.1を獲得しているため、多くの転職者に選ばれ続けています!非公開求人が約90%を占めているのも魅力的です。

関連コラム