2016年12月06日(火) 更新

ご芳名の意味と招待状の返信での正しい消し方マナー|結婚式などお祝い事の案内などで使う言葉

ご芳名とは

今回はご芳名の正しい意味や消し方のビジネスマナーについてみていきます。あまり見かけない・聞かない「ご芳名」という言葉の意味を知っていますか?日常的に使っている人もいませんが、一般常識として「ご芳名」の意味を知っておきましょう。はたしてご芳名とはどのような意味や読み方なのでしょうか。

芳名の読み方は「ほうめい」

ご芳名とは?まずは読み方の確認です。芳名の読み方は「ほうめい」です。芳名の読み方が意外と知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。これで恥をかく心配はありません。「ぼうめい」と言葉をにごらせがちですが、「ほうめい」です。芳名の読み方に続いて、意味をみていきましょう。

ご芳名とは「お名前」の丁寧表現

ご芳名とは、シンプルな表現でいうと「お名前」という意味です。相手の名前を敬っていう表現になります。「芳名」に丁寧語の「ご」を付けた形になります。「お名前」のもっと丁寧な表現と、理解して頂くといいと思います。これでご芳名の意味はお分かりになったと思います。では、どのようなときにご芳名を使うのでしょうか。

結婚式の招待状や懇親会の案内状の名前欄で使う

ご芳名は主に結婚式の招待状や懇親会の案内状の名前欄で使います。一般的に結婚式などの招待状には、通常出欠用の返信はがきが同封されていますが、その名前の欄に「ご芳名」と記載しています。相手の名前を敬っていう表現ですが、場所を選びそうですね。ちなみに結婚式などの宴席で、来賓の名前を記すための帳簿を芳名帳と呼びます。

芳名には「よい評判・名声」という意味ももつ

ご芳名とは相手を敬って、名前という意味のほかに、よい評判・誉れのある名・名声という意味もあります。「芳名を後世に残す」、「芳名を千載に残す」といった使い方をします。ちなみに「芳」という一文字のには香りやかんばしいという意味のほかに、評判がよい、行為や志が美しいという意味があります。

招待状の返信でのご芳名の消し方

ご芳名の読み方や意味についてはおわかりになりましたでしょうか。パーティーや会合への出席確認など、返信が必要な招待状の返信はがきに、この「ご芳名」が使われている場合が多く、ご芳名を消す必要があります。その場合は、ビジネスマナーに則って返信しなければいけません。返信の際には「ご芳名」という文字を消すため、ここでは、「ご芳名」の正しい扱い方である「消し方」について確認しておきましょう。

ご芳名の消し方は最初の二文字に線を引く

招待状の返信でのご芳名の消し方はとても簡単です。多くは「御芳名」と漢字で記載されているときが多いようです。その二文字「御芳」に線を引いて消すのがマナーです。「名」まで消してしまわないように注意しましょう。つまり最終的に「ご芳」を消して「名」を残るようにしてください。消すのを忘れると自分の名前に尊敬するという違和感がある招待状の返信になってしまいますのでご注意を。

定規を使ってまっすぐひいた二重線で消す

「ご芳名」の正しい消し方は、線を引くことだとわかりましたが、消し方のマナーはただ線を引くだけではないのです。「後」や「芳」は必ず二重線で引くのがマナーです。二重線で消す場合、漢字一文字の場合は斜線で、二文字以上の場合は縦線で消します。二重線以外、例えば、×や塗りつぶしたりするのは消し方のマナー違反です。

招待状が縦書きでも横書きでも横に二重線で

招待状の多くは縦書きが多いですが、横書きの招待状もあるでしょう。返信する際は縦書きでも横書きでも横に二重線で消すのがマナーです。招待状の返信でご芳名を消すつもりでも実際は消していなかったら相手に失礼に当たりますので、十分気をつけてください。

ご芳名以外に文字を消す言葉とは?

招待状の返信でのご芳名の消し方については、おわかりになりましたでしょうか。招待状などは多くの人が返信するでしょう。その中できちんと消すべき場所が消えていなかったら、目立ちますし、「あの人は消す意味がわかっていないんだな、ビジネスマナーが備わっていないんだな」と思われてしまいます。それではご芳名以外に文字を消す言葉をみていきましょう。

「御」や「様」も同様に消す

招待状の返信はがきでは「御名前」や「ご住所」、氏名に記載してある「様」も同様に消しましょう。基本的に、自分に対して、敬意を払うというのがマナー違反です。相手から敬意を払う分には問題ありませんが、日本人特有の謙遜がマナーとして成立している以上、「御」や「様」も返信はがきでは消さなければなりません。

ご芳名を消す以外のビジネスマナー

これまでご芳名の意味や招待状の返信でのご芳名の消し方についてみてきましたが、いかがでしたか。これでビジネスマナーは完璧!ではありません。消す以外にも知っておきたいビジネスマナーがあります。その点も押さえておかないと返信はがきをもらった相手に苦笑いされてしまいますよ。

祝い事の返信の場合は文字を重ねる

「御出席」の「御」の消し方のマナーで、気をつけたいのが、祝い事の返信の場合です。この場合、に受洗で消すのではなく、「寿」「賀」などの文字を上に重ねて書くといった書き方のまなーがあります。演技を重んじる日本人の慣習がこんな場面ではしっかりと残っているんです。

結婚式などに出席する場合は「御」を消して「出席」を○で囲む

ビジネスシーンでは、「ご芳名」以外でも、案内状などに「御」が付く言葉を目にする機会があると思います。例えば、結婚式などに出席する場合、「御出席」の「御」と「ご欠席」に二重線で引き、「出席」を○で囲むといった書き方のマナーがあります。また、住所や電話、名前に付く「御」や「御芳」も二重線を引きます。

ご芳名の消す際は意味を理解した上でマナーに沿った消し方を

今回は、「ご芳名」の意味と正しい消し方のマナーについてみていきましたが、いかがでしたでしょうか。
ビジネスシーンでよく見かけるご芳名という言葉、実は読み方も知らなかった人もいたのでは?ご芳名は名前の丁寧語でしたね。ただ、相手自分に対し敬って使ってくれているものですので、返信する際には、消し方のマナーを覚えておかなければいけません。社会人になると結婚式などの案内をもらう機会が増えますので、社会人として恥ずかしい思いをしないようにもしっかりと消し方のマナーを身についておきましょう。

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