手紙の書き方で注意すべき時候の挨拶と使う言葉例

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時候の挨拶は手紙の書き方において重要

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時候の挨拶は手紙の書き方において重要です。時候の挨拶とは、季節や天候に応じて異なる心情の変化、もしくは季節感を表現する言葉のことで、「拝啓」などの頭語の後に書く文章となります。

1月~12月まで、それぞれ時候の挨拶の内容は異なります。その内容については後ほど紹介していきます。

時候の挨拶は挨拶文や本文を引き立てる

時候の挨拶に繋げて、安否の確認の意味を含んだ挨拶文を書くのが正しい手紙の書き方。例えば、「新春の候、○○様におかれましてはますますのご健勝のこととお喜び申し上げます」という風に書きましょう。

基本的に、時候の挨拶と挨拶文はセットになっています。時候の挨拶は挨拶文や本文を引き立てる役割もありますので、こういった手紙の書き方も覚えておくのをおすすめします。

時候の挨拶で使える言葉は種類が豊富

時候の挨拶で使える言葉は非常に多く、例えば1月でいうと、初春や新春、迎春や小寒などが挙げられます。1つの月につき10個以上もの時候の挨拶で使える言葉があるため、どれを使えばよいのかわからなくなるでしょう。しかし、どれを選んでも基本的に問題ありません。

その月以外の時候の挨拶は使わないよう注意

手紙の書き方において、時候の挨拶は一言で表しても、「新春を寿ぎ」や「麗らかな初日の光を仰ぎ」など文章で表しても構いません。これに関しては好みの問題ですが、よりスッキリ見せたいのであれば一言で表した方が良いでしょう。手紙の書き方を守らなければならない部分と、自分で選べる部分を区別しておきましょう。またその月以外の時候の挨拶をしないように注意してください。

時候の挨拶は相手との間柄によって言葉遣いを変える

手紙の書き方は、相手との間柄によって変えましょう。時候の挨拶においても、「寒い日が続きますが」や、「正月気分もようやく抜け」というように砕いた話し言葉でも構いません。

ただし、その後に続く文章や本文に関しても、同じ言葉遣いで書きましょう。手紙の中で言葉遣いが統一されていない場合は、読みづらく感じられてしまう可能性があります。

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時候の挨拶以外の言葉遣いは本文に合わせる

時候の挨拶以外の言葉遣いは本文に合わせましょう。手紙に書く時候の挨拶に関しては、知っていれば書けることです。しかし、本文内での言葉遣いや、重要な要件の文章の前に「さて」という起語を使用しているかどうかなどについては、書き手の読み手への気遣いが表れます。

手紙を書く際には、このような部分にまで注目して、相手にとって読みやすい手紙を書く事を心掛けましょう。

よく使われる時候の挨拶の例【季節別】

最後となりましたが季節別に、一般的によく使われている時候の挨拶の例をピックアップして紹介します。時候の挨拶をどう書こうかと迷われる際にには、ぜひ例に挙げたものを使って手紙を書いてみましょう。それでは例を紹介します。

春(4・5・6月)によく使われる例をピックアップ

<4月>
・「温暖の候」
・「色とりどりの花が咲きそろう季節となりました」
・「春もたけなわの頃となりました」

<5月>
・「新緑の侯」
・「半袖姿も見られるようになってまいりました」
・「鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます」

<6月>
・「梅雨の侯」
・「五月雨の候」
・「梅雨の晴れ間にのぞく青空に夏らしさが垣間見えます」

夏(7・8・9月)によく使われる例をピックアップ

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<7月>
・「盛夏の侯」
・「猛暑の候」
・「暑中お見舞い申し上げます」
・「夏の日盛りに木陰の恋しい季節となりました」

<8月>
・「残暑の侯」
・「晩夏の候」
・「立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いています」

<9月>
・「初秋の侯」
・「白露の候」
・「朝の空気に爽秋の気配が感じられる頃となりました」
・「朝夕には多少の冷気を感じる頃となりました」

秋(10・11・12月)によく使われる例をピックアップ

<10月>
・「紅葉の候」
・「さわやかな秋晴れの日が続いております」
・「スポーツの秋、味覚の秋となりました」

<11月>
・「晩秋の侯」
・「木枯らしに一段と寒さを感じるようになりました」
・「こたつの恋しい季節になりました」

<12月>
・「初冬の侯」
・「師走の候」
・「師走に入り、あわただしい毎日が続いております」
・「師走に入り寒さも本格的になりました」

冬(1・2・3月)によく使われる例をピックアップ

<1月>
・「初春の候」
・「新春の候」
・「希望にあふれる新しい年をお迎えのことと存じます」

<2月>
・「立春の候」
・「節分の候」
・「何となく春の気配を感じられるこの頃でございます」

<3月>
・「早春の侯」
・「弥生の候」
・「春分を過ぎ、桜の開花が待たれる頃となりました」

手紙の書き方で注意すべき時候の挨拶は例を参考に相手によって使い分ける

ここまで、手紙の書き方で注意すべき時候の挨拶に使う言葉について、例も挙げながら見てきました。手紙の書き方のルールとして、時候の挨拶を取り入れるというものがあります。

時候の挨拶は、前述の例を参考に季節を感じさせたり、自分の心境を伝える内容にしましょう。また、手紙の書き方のルールは時候の挨拶だけではなく、言葉遣いの統一や起語の使用など様々です。このような部分にも注意して、読み手にとって読みやすい手紙を書きましょう。