2016年11月29日(火) 更新

LUXA執行役員・瀬尾氏が語った働き方の変化

企業間レンタル移籍プラットフォームで新たな仕事のあり方を追求している株式会社ローンディール(原田 未来社長://loandeal.jp/)が企画したイベント「『大企業 × ベンチャー』で考える、これからの働き方とイノベーション野村総研×リクルート×LUXA」に野村総合研究所 寺田知太氏、リクルート 清瀬一善氏、LUXA瀬尾 萌氏が登壇した。 パネルディスカッションでは「働き方に変化は起きているのか?」、「イノベーション創出の課題は?」、「イノベーション人材の育成の取り組みは?」の3テーマに沿って議論を交えた。

本業以外に2枚目の名刺を持つ働き方

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1つ目の「働き方に変化は起きているのか?」というテーマの中で瀬尾氏は、ベンチャー企業での働き方について「視野を広げるため、本業以外に2枚目の名刺を持つ働き方」を語った。

また同氏は、「執行役員以上は皆ダブルワークしている」とも語り、自身もベンチャー企業3、4社やNPO法人の手伝いもしてるという。

ちなみに瀬尾氏は京都大学経済学部から米系外資投資銀行に入社。その後、株式会社ビズリーチに転職し、2011年に転籍したベンチャー企業・株式会社ルクサではECサイト「LUXA」をリリース。ECサイトが乱立する中、高級ラインの商品を取り扱い、他社との差別化に成功させた経歴を持つ。

最前線でできるだけ多くのビジネスに絡む

「視野を広げるため、本業以外に2枚目の名刺を持つ働き方」の理由について瀬尾氏は「ベンチャーだと物事を決めるスピード感や、どれだけ早く最前線の情報を得られるかが重要で、圧倒的な資本力をもつ大企業との勝敗はそこで分かれます。私以外の執行役員も夜は基本的にはいなくて、自社の仕事以外で幅広い活動をしていると思います。」と明かした。

就業規則も変えていく必要がある

企業によっては就業規則で副業を禁止している。ちなみに瀬尾氏が執行役員を務めるLUXAでは副業は禁止されてはいないが、届け出制度になっているそうだ。

また同氏は就業規則を変えていく必要性を強調した。一人でも多くの社員に広い視野を持ってほしいという願いがあるためだ。

ベンチャーと大企業の働き方の違い

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誰もが一度は疑問に感じたことのあるベンチャー企業と大企業の働き方の違い。それは就職活動を始めている大学生がもっとも気になる点だろう。

今回のイベントの参加者には就職活動を始めている大学生もいた。質疑応答では大学生から「ベンチャーと大企業の働き方は?」という質問があがり、ベンチャー企業と大企業の両方で働いた経験のある瀬尾氏が学生の質問に答えた。

大企業は資本力を持って、いろんなことにチャレンジできる

瀬尾氏は「大企業では、チャレンジができないという先入観を持っていました。だけど、KDDIでは資本力を持ってたくさんのチャレンジの種を蒔いているという印象を受けました。ただ、蒔いた種の芽の連続性が、なかなか結果につながらないため、チャレンジがピックアップされていないだけです。チャレンジできる体力があるというのが大企業の特徴だと思います。」

大企業が10回会議した案件をベンチャーは立ち話3分で決定

一方、ベンチャー企業と大企業の明確な違いについて「立ち話の3分で決まる案件が、大企業の場合は10回くらい会議したことがあります。」と明かした。つづけて「ある稟議を通そうとしたときに、はじめは本部長を通して、つぎに本部長ポスティングを3回して、つづいて専務ミーティング、副社長ミーティングなどもろもろ行いました。ベンチャーだと立ち話で『社長これやっていいですか?』、即座に『いいよ』というのが一番わかりやすいところ」と説明した。

ベンチャー・大企業ともに自由度はケースバイケース

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大企業とベンチャーでは働き方が違う。

「大企業ではやりたいことができない?」という質問に野村総研の寺田氏は「なんとなく大企業だとやりたいことができない、という理由だけで、大企業からベンチャー企業に飛び込むのは注意が必要です。ベンチャー企業では余計な社内調整は必要ないかもしれませんが、大企業では専任がいる書類仕事も自らやらなければならなくなる。結局、ベンチャーも大企業も働き方はやりようなんですよね」と語った。

そしてディスカッションは「イノベーション創出の課題は?」に進む。

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