2016年12月12日(月) 更新

会社に行きたくない理由が人間関係だった時の対処方法

人間関係は「仕事行きたくない」悩みの原因になりがち

人間関係の悩みは全世界共通ではないでしょうか。職場の人間関係がうまくいっていなくて、仕事行きたくない、そう考える方はとても多いです。本記事では、人間関係の悩みが原因で仕事に行きたくないという方へ向けて、ぜひ試していただきたい対処をご紹介します。
一口に人間関係の悩みといっても、以下の2つに分けられます。

悩み①:職場の「特定の誰か」が原因

1つ目は、職場にいる「特定の誰か」が極度に苦手で、とにかくその相手と接したくないから仕事に行きたくないという悩みです。この場合は、自分とその誰かとの関係を見直さなければなりません。

悩み②:「自分」が職場に馴染めないのが原因

2つ目は、特定の誰かが苦手というわけではないけれど、そもそも人間関係が苦手で職場に馴染めないために、仕事に行きたくないという悩みです。この場合は、職場での人間関係をどのように捉えるか、自分の考え方を変えていく必要があるでしょう。

以下ではこの2つの悩みについて、対処法をそれぞれ3ステップでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

「特定の誰か」が原因で仕事に行きたくないときの対処

まずは、職場の特定の誰かが極度に苦手なために「仕事行きたくない」とため息をついてしまう場合の対処法を見ていきましょう。職場の誰もがその人物の行動に困っていても、本人はどこ吹く風で我が道を突き進んでいるかもしれません。このようなとき、どう考えればよいでしょうか。

人間関係を変えるステップ①:相手への認識を見直す

相手への認識を今一度見直してみるのがステップ①です。苦手なのは実は自分の先入観が原因で、総合的に、客観的に考えてみたら実は良い人だった、という可能性もあります。職場の他の人と自分とで、相手への認識に差がある場合などはとくに注目してみてください。

人間関係をこじらせる「ハロー効果」と「ゴーレム効果」

仕事に行きたくないと思うほど、誰かとの人間関係が嫌になってしまったとき、心理的なある作用が原因かもしれません。ここでは、ハロー効果とゴーレム効果についてご紹介します。自分がこれに該当しないか、ぜひチェックしてみてください。

ハロー効果:他人の一つの特徴が、相手の印象すべてを決めてしまう

ハロー効果とは、ある人物が強烈なイメージを持つ特徴を持っていた場合、その人の印象すべてがそのイメージに引っ張られて決定づけられてしまうというものです。例えばスポーツのスター選手を見るとき、私たちはその人が人格的にも素晴らしい人物であると思いがちです。
もし、職場の苦手な相手の外見が、自分がかつて大嫌いだったクラスメイトに酷似していたとしたら、内面まで悪くとらえてしまいがちです。似たようなことが、苦手な相手に対して起こっていませんか?

ゴーレム効果:他人への悪印象が、本当に相手を悪い方向へ導く

ゴーレム効果とは、誰かに対して悪い印象を持って接すると、その接し方が悪い影響を与え、実際にその人物を悪い方向へと導いてしまうというものです。これは教育の分野でよく言われるものなのですが、人間関係でも同じように考えられるのではないでしょうか。
自分が相手に対して悪い印象を持って接すると、それが態度にも表れます。その結果、相手が自分に対しても悪印象を持ったり、粗雑に扱われた分、自分の態度も悪くなることが考えられます。

人間関係を変えるステップ②:仕事での関係と割り切る

上記のように、相手への認識を改めて見直してみて、それでもやはり苦手意識が解消されないケースも多いでしょう。もし、苦手な人物が本当に我が道を突き進むタイプの性格で、周囲も諦めているような状態ならば、その人とよい人間関係を築こうとしても難しいです。逆に疲れてしまって、仕事に行きたくない気持ちがさらに強くなってしまうかもしれません。
そういう人物が原因で仕事に行きたくない場合には、その人とは仕事だけの付き合いと割り切ってコミュニケーションするのがよいでしょう。

コミュニケーションは最小限に

仕事に行きたくなくなるほどその人が苦手なのであれば、無理にコミュニケーションを取ろうとする必要はありません。最小限の挨拶と、仕事に必要な応答だけにするとよいでしょう。
注意したいのは、コミュニケーションを100%絶ってしまうのは業務に支障が出るためNGであるという点です。そうなると、周囲にも迷惑をかけてしまいかねません。周囲の人が、その相手とどのように付き合っているかを観察すると、最小限のコミュニケーションのヒントが得られるかもしれません。

自分の仕事に集中しよう

そして、自分の仕事に集中しましょう。自分では解決できない原因の悩みに苦慮し続けると、ストレスが大きくなって、さらに「仕事行きたくない」と思うようになってしまいます。仕事は仕事と割り切って、人間関係の悩みをスルー出来るようになるとよいですね。

人間関係を変えるステップ③:物理的にその人と離れる

上記のような対策をしても、相手がお構いなしにこちらに絡んでくる、仕事に口出ししてくる、文句を言ってくるような人である場合は、本当に仕事に行きたくないと思ってしまいますよね。自分では仕事上の付き合いと割り切ったつもりでも、相手が次々に文句を言ってくる人間だったらスルーすることもできません。この場合は、仕事に行きたくない気持ちが心を病ませてしまわない内に、物理的にその人と離れることを検討する必要があるでしょう。

部署異動・配置換えを願い出る

特定の人物との人間関係が原因で仕事に行きたくないとしても、それを理由にして転職をするのは気が進まないかもしれません。そこで上司に願い出て、部署異動や配置転換を目指すのはいかがでしょうか。もちろん、今の業務から離れるのに抵抗があると思いますが、仕事に行きたくないと思いながらストレスを抱え続けるよりは健康的かもしれません。もともと興味のある部署があるのであれば、その部署の人たちと仲良くなり、配置転換に納得してもらえるような状況をつくり出すとよいでしょう。
転職はあくまでも最後の手段です。転職先にも、自分が苦手なタイプの人物がいる可能性もありません。実行する際は、社風も含めてよく情報を調査しておこないましょう。

「自分」が職場に馴染めなくて仕事に行きたくないときの対処

仕事をしていく上で、人間関係が重要になるシーンはとても多いです。そのため、職場での人間関係もよく重視されます。しかし、もともと人間関係を築くのが得意ではない、人付き合いが好きではない方にとっては、それ自体が仕事に行きたくない原因ですよね。そんな場合の対処について見ていきましょう。

人間関係に慣れるステップ①:疲れているときはまず休む

人間関係が苦手で、仕事行きたくないなと思いながら毎日頑張って職場に向かっていた人は、まずその日常に疲れてしまっているかもしれません。精神的な疲れは身体にも影響しますし、業務そのものの効率も落ちるでしょう。もし、人間関係が原因で「もう仕事行きたくない」と感じるほど疲れてしまっていたら、まずは休みましょう。

食事や睡眠を整えるのが基本

ですから、精神的な疲れとともに、身体的な疲れも癒してあげましょう。そのためには、食事や睡眠を整えるのがまず基本です。それによって、仕事や人間関係に前向きになれるでしょう。不眠状態になっているなど、生活リズムが乱れている方は要注意です。

人間関係が苦手な自分を受け入れよう

そして、人間関係を苦手としている自分を受け入れてあげてください。人間関係が得意な人がいれば、苦手な人がいるのも当たり前で、何も悪いことではありません。それを受け入れた上で、どうすれば仕事に行きたくないという悩みを解決できるか、心身共に万全の状態で考えていきましょう。

人間関係に慣れるステップ②:職場に馴染む努力をしてみよう

人間関係が原因で仕事に行きたくない場合でも、やはり職場に馴染みたいという方が多いのではないでしょうか。しかし、無理してコミュニケーションを取っていこうとしても難しいかもしれません。そこで、人間関係が苦手な方でも意識しやすいコツを3つご紹介します。人間関係が原因で仕事に行きたくないと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

笑顔と感謝は良好な関係の基礎

笑顔と感謝は人間関係を良好に持っていく基本です。笑顔で感謝の思いを告げられると、人はだんだんとその相手を好きになります。笑顔も感謝も、あまり積極的に意識する必要はありません。感謝すべき場面で、しっかりと言葉にして笑顔で感謝の気持ちを伝えればよいのです。仕事に行きたくないほど人間関係が苦手という方は、まずはそこから、コミュニケーションの基礎をつくっていきましょう。

「好意の返報性」と「解放性の法則」を利用しよう

人間関係を良好にするために活用できる心理的効果として「好意の返報性」と「解放性の法則」があります。
好意の返報性とは簡単に言えば「好意を寄せてくれる人には自分も好意を寄せるようになる」というものです。自分から他人に興味を持ち、その人に好意を示すだけで価値があるのです。
解放性の法則とは、人の個人的な一面、プライベートの一面に触れたとき、その相手に親しみを持つというものです。誰かと仲良くなりたいときには、自分のプライベートについて、¥相手に伝えるのが有効なのです。

自分から話すのではなく聞き上手になる

もし、自分から話すのがどうしても苦手という場合には、聞き上手になるという奥の手もあります。人間は自分の方がたくさん話をしていると、話を聞いてくれる人に対して好意を抱くようになります。ですから相手にたくさん話をさせると、自然と人間関係が良くなっていくのです。
そのためには、積極的に質問をしていくのが有効です。自然と相手の話を引き出すことができ、上手くコミュニケーションの量を調整していけます。

人間関係に慣れるステップ③:悩み過ぎずに仕事をする

しかし最も大切なのは、人間関係に悩みすぎてストレスを背負いすぎないようにすることです。上記にご紹介したような対策がうまくいかなかったとしても、それを気に病む必要はありません。仕事に行きたくないと思ってしまうほど人間関係に悩むより、業務に打ち込んだ方が有効な場合もあります。

他人と自分を比べないようにしよう

まず、自分と他人を比べないようにしましょう。先にもご紹介した通り、人間関係が得意な人がいれば苦手な人もいるのが当然です。人間関係だけでなく、仕事の能力についても同じで、他人と自分を比べて自分の悪いところばかり見つけようとすると、仕事に行きたくないという思いがさらに強くなってしまいます。

仕事に集中すれば、喜びを見出せる

やはり有効なのは、自分の仕事に集中し、一つ一つを極めようとすることです。そこに自分なりの仕事に対する価値観が生まれます。人間関係だけが仕事ではもちろんありません。そして、仕事をしっかりとこなす人として周囲から信頼を得られれば、職場の人もあなたを見る目が変わることでしょう。

人間関係が原因で仕事に行きたくないときは、先入観を取り払って行動しよう

人間関係が原因で仕事に行きたくないときの対処法をご紹介しました。職場に嫌な人がいる場合も、自分自身が人間関係を苦手にしている場合も、重要なのは無理をしすぎないということです。どうしても関係を改善できなければ諦めても良いし、どうしてもコミュニケーションが好きになれなければ仕事に打ち込みましょう。ストレスを溜めてしまわないように、自分なりに仕事や職場と付き合ってみてください。

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