2018年02月19日(月) 更新

親近感という言葉の正しい使い方と注意点

親近感とは似た境遇の人物に親しみを持つ気持ちを意味する言葉

親近感とは、自分と似たような状況、境遇を感じる人に抱く親しみの気持ちのことを言います。例えば、生活環境が同じだったリ、同じ趣味を持っていたりすると感じる気持ちです。仕事で同じような経験を持つ人の話を聞いた時や、同じ思いを持っている人に対しても感じるでしょう。実は、間違った使い方をされるケースが多いのです。

目上の人などに使うと生意気と思われる場合がある

親近感という言葉の使い方として、グッと距離が縮まった感覚のある時に使います。共通点のある時に感じる気持ちなのですが、経験については目上の人、上司、お客様、先輩などに対して使うのは控えた方が賢明です。手に取るように相手の言っていることや立場が理解できるから感じるものなので、親近感という言葉の使い方によっては生意気だと受け取られる場合があります。

親近感の後に付ける言葉で使い方が変わる

親近感のあとに続ける言葉はいろいろ使い回しがあるので、使い方に迷う人もいることでしょう。「親近感が湧く」という言葉は、瞬間的に感じた親しみの気持ちで、同郷であることを知った時や趣味や好みが共通していることを知った時にふっと感じるものです。「親近感を覚える」という言葉は、何度か顔を合わせていくうちにだんだんと自覚する、近しさの気持ちと言えるでしょう。間違った使い方をしないよう、覚えておきましょう。

親近感を抱くという言葉にはさらに深い共感が伴う

「親近感を抱く」という言葉の使い方は、状況や境遇の接点や経験についての内容の共通点が、さらに深い時に使われます。例えば仕事の意義、主張に共通点があった時や、働き方の方向性、同じような問題を抱えて乗り越えた経験など気持ちの深い部分が一致した時にも使えるでしょう。認識の度合いに応じて使い方を変えましょう。

親近感を感じるという使い方は不自然なので注意

親近感の中には既に感じるという意味合いが含まれています。親近感を感じるとしてしまうと気持ちの2重表現になってしまいます。会話の中でも間違って使う人が多いですが、気付かれず、あまり指摘されないため、よく使ってしまうのです。これがメールや文書での書き言葉になると、間違いが会話の時よりもクリアになるので注意しましょう。

親近感の使い方としての対象は幅広い

親近感を使うのは共通点のあるシーンだけではありません。よく行くお店でいつも迎えてくれるスタッフ、よく顔を合わせるお客同士、共に働く同僚や上司、もちろん家族などの密接な関係の人、馴染みのあるものに対しても使います。また、人でなくても魅力を感じるもの、好みのものに対しても親近感という言葉は使えます。

間違った使い方に注意して親近感という言葉をマスターしよう

親近感というのはいい気持ちを表現する言葉ですし、褒め言葉にもなるものです。仕事の場面でも、職場内、社外の取引先、クライアントなどと相互に親近感を抱くことは理想です。小さな努力の積み重ねが、親近感の場をもたらしてくれます。まずは言葉としての親近感の使い方を、しっかりマスターするところから始めてみましょう。

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