2016年11月29日(火) 更新

「お手すきでしょうか」の仕事場における正しい使い方

「お手すきでしょうか」は「(現在)手が空いてますか?」という意味

「お手すき」という言葉は、別表記で「お手透き・お手隙・御手すき」と書きます。手が透いているとき、手に隙があるとき、すなわち「手が空いている状態」のことです。これに伺う際に使う「~でしょうか」がつくので、「(現在)手が空いてますか?」という意味で「お手すきでしょうか」という言葉を使うのです。仕事場の人間同士では、何か作業をお願いするとき、とくに緊急度の低いときにこの言葉を使用します。

「暇でしょうか」の意味で使ってはダメ

「お手すき」という言葉は「手が空いている状態」の意味ですが、「手が空いている状態」はイコール「暇」ではありません。仕事場において「暇」という状態はないのです。仕事場では限られた時間の中、社員は何かしらの作業をしています。作業が一段落つくと、次の作業を探したりとりかかる準備をします。仕事場ではその隙を「手が空く」として、依頼したい作業をお願いするのです。「今暇でしょうか」と聞くと同僚でも失礼にあたります。

「お手すきでしょうか」という言葉は社内・社外で使い分ける

「お手すきでしょうか」は、社内・社外の人間に対して使います。仕事場の人には、緊急度が低い業務を依頼するときにこの言葉を使います。社外では、主に電話をかける際に使います。社外の電話で使う際は、「取り次いでもらいたい相手に電話を繋いでもらえるか?」という意味の言葉で使います。「○○様はお手すきでしょうか?」という使い方です。

仕事場で急ぎのときに使ってはダメ

仕事を依頼する際、クッション言葉として「お手すきでしょうか」が使われます。しかし、急ぎの用事でこの言葉は使わないようにしましょう。なぜなら、急を要する作業をお願いしたいのに、「(今)お手すきでしょうか」を依頼の入り口にしてしまうと、仕事場の相手に緊張の度合いが伝わらないからです。無茶なお願いをする前提に、仕事場で急ぎの依頼をしたい場合は「すみません、今時間を頂戴していいですか?」といった言葉で尋ねるようにしましょう。

「お手すきでしょうか」という言葉は万能ではない

仕事場でクッション言葉として使う「お手すきでしょうか」ですが、使うタイミングによっては対人関係を悪くします。それは仕事場で就業時間を過ぎたあとに業務を依頼するときです。就業時間を過ぎて仕事を続けていても、内心は早く帰りたいと誰もが思っています。そんな際に「お手すきでしょうか」と尋ねてしまったら…。仕事場の相手は内心ウンザリしながら「何ですか?」と返すことでしょう。

就業時間後に依頼したい場合は「就業時間後で大変恐縮ですが~」とする

本来、仕事場では就業時間後に業務を依頼するべきではありません。しかし無茶なお願いだと分かっていても、どうしても仕事をお願いしたい場合は「お手すきでしょうか」の言葉で入らず、「就業時間後で大変恐縮ですが、お時間頂戴してよいですか?」と尋ねるようにしましょう。また、仕事場での就業時間後は業務内容を伝えるだけに留め、提出期限は翌日以降に設定するようにしましょう。

「お手すきでしょうか」を仕事場で使用する際はタイミングが重要

仕事場での「お手すきでしょうか」という言葉の使い方、タイミングをご紹介しました。まとめると「”お手すき”は”手が空いている状態”の意味」「急ぎのときに使ってはダメ」「就業時間後に使ってはダメ」ということです。「お手すきでしょうか」は相手に状態を伺う際に入り口として使いやすい言葉なので、緊急度の低い業務を依頼する際、ぜひ仕事場で使ってみましょう。

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