2016年12月07日(水) 更新

職位と職責のそれぞれの意味と違い

職位と職責の意味の違いを理解する

職位と職責、何が違うのかと聞かれると、職位というからには仕事の役目のことで、職責は仕事に対する責任かな、と考える方もいるかもしれません。でも、職位によく似た役職という言葉や、職責って何のことって聞かれたりすると、上手に説明できなかったりしませんか?社会に出ると、いつ何時そういった言葉に出会うかわかりません。その時、正しく理解して、スマートに答えられるようにしておきたいですよね。

職位とはひとりひとりに与えられる仕事や職務によって決まっている個人の地位

職位という言葉の意味は、役職と混同されがちです。役職の意味ははっきりしていて、「常務」「専務」「部長」「課長」「係長」など企業の中で部署や組織をまとめるポジションと言えます。職位は働く者、ひとりひとりに与えられる仕事や職務、職業であり、それによって決まっている個人の地位と言えます。例えば、警察官の「警部」や「警部補」などの名称がそれに当たります。事務をする人であれば、「事務員」が職位になります。ただし、職位は会社によって定義が曖昧なようで、役職と同様の意味が持たされたり、「主事」「主査」「主幹」などの資格を呼ぶ際の意味で使われるケースもあります。では職責とは何でしょうか。

職責とは自分のやるべき仕事の責任を意味する

職責の意味は、文字通り「職務上の責任」であり、「自分のやるべき仕事の責任」を意味します。よく耳にする「職責を果たす」という言葉は「職務上の責任を果たす」と言っているのですね。職責と職位との違いは、「職務上における責任」という意味か、「職務上におけるひとりひとりの仕事、地位」という意味かと言えます。また職責は、行政組織や、人事制度がきちんと整っている企業においては、役職ごとに明文化されているそうです。覚えておきたいのは、職責とセットになるのが「職権」ということ。職権は職務上の権限で、責任がある役職に与えられます。

「中間管理職」の果たすべき職責は大きい

職位とは別に、役職を与えられた人には当然果たすべき職責があるはずです。一般的にイメージしやすい部長や課長には当然それなりの職責があり、しっかりした会社であればきちんと明記されています。でも準管理職扱いとされ、いわゆる「中間管理職」と呼ばれる係長には職責が明記されていないそうです。とはいえ、係長も係を統括する責任者、明記されていないからといって職責がないわけではありません。明記されているかどうかに関わらず、中間管理職には部下の仕事の管理や決定権を持ち、職務を行う責任があります。それは部下よりも当然大きなものになるでしょう。

どのような立場であっても職責は存在する

役職についている人については、係長にも職責は存在します。では、一般社員にもあるのかということですが、これは「ある」と言えます。職位と職責との言葉の意味を振り返ると、「ひとりひとりが与えられた仕事、地位」と、「職務としての責任を果たす」ということです。つまり、どのような立場であっても、会社に属している以上、自分に与えられた仕事は責任をもってやり遂げる必要があります。これが職責と言えるでしょう。

会社の中でそれぞれ職位も職責も異なる

職位に関していえば、会社によってそれぞれとはいえ、役職付きの人と、一般社員とでは職位が違う、と言わざるを得ません。当然会社の中でもひとりひとりにかせられる業務は変わる場合があります。その際は職位が異なっている場合がほとんどです。では、職責がどうでしょう。もちろん職責も会社での役割によって変わっていきます。職位が変われば職責も変わると考えてよいでしょう。

職位は与えられる仕事や職務によって決まっている個人の地位・職責は自分のやるべき仕事の責任を意味する

職位と職責の違いとそれぞれの意味を見ていきました。職位の意味は「ひとりひとりに与えられた仕事、地位」でした。職責の意味は「与えられた職務の責任」ですから、言いかえると職位も職責も、ひとりひとりに与えられている役割である、ということが言えます。職責という言葉から、「偉い人」にだけ与えられた責任のイメージがあるかもしれません。もちろん、役職についている人には、一般社員より大きい責任と権限が与えられています。でも、そのように大きさに違いはあれど、どちらも私たちひとりひとりに与えられているということを理解しておく必要があります。

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