2017年07月12日(水) 更新

有利な転職時期と仕事を辞める最適なタイミング【業界別】

転職成功にはタイミングが重要

転職にはタイミングがあります。それを逃すとどれだけ優秀な人材であっても成功しません。転職活動を始める時期や退職のタイミングなど、必要な情報を紹介します。世間の動きを把握し、自分にあった転職の時期を見極めましょう。

仕事を辞めるタイミングは慎重に

まず、転職活動がうまくいかない人の特徴として、何も考えずに勢いだけで行動してしまう点が挙げられます。「仕事が嫌いだから」、「人間関係に疲れたから」という目の前の理由だけで退職してしまうのは危険です。 後のことを考えずに勢いだけで行動してしまうと迷走しがち。自分がなりたい仕事や職種に就くことも難しくなります。そのため、転職活動開始や退職のタイミングには慎重になるべきなのです。

自分の状況と転職の時期しやすい時期を分析

どれだけ辛い現実があったとしても、まずは自分の置かれた状況を冷静に見つめ直してみましょう。仕事内容が次のステップに活かせるのか、年齢の条件を満たせているかなど、自分のキャリアを棚卸してみてください。

棚卸すべき内容

・自分にできること、スキル、実績
・自分が目指したいこと
・上記の実現のためにするべきこと

自分の中での転職軸を明確に

転職を決める前に自分の中の軸も明確にしておく必要があります。キャリアの棚卸によって自分を再認識し、将来的なキャリアプランを明確にした行動が基本です。ただ受かりたいからという安直な理由により、求人が増える時期に合わせて転職活動をするというのは賢明ではありませんからね。刹那的ではなく、将来を見据えた行動を心がけましょう。 ここからは、自分の転職時期を判断するために必要な5つのポイントについて説明します。

自分の転職時期を判断する5つのポイント

自分自信を棚卸する行為は、将来的なキャリアを見据えた行動を可能にします。転職活動においては必須の行為であり、自分自信に問いかけてみましょう。
この3つの要素を深堀するためにも、以下の5つのポイントについて考えてみてくださいね。

①自分のスキルや実績

まずは、自分が生まれてからこれまでに身につけたスキルや特技を洗い出してみましょう。社会人として学んだ内容や実績を優先してください。自分では平凡だと思っていたサラリーマン生活の中でも、身になっていることは沢山あることに気づけるはずです。 自分が次に目指したい業界が同じなら、現在のスキルやマネジメント能力を客観的に把握しましょう。異業種への転職を目指す場合は、現状の能力がどの程度活かせるのかを判断する必要がありますね。

②業界での勤務年数

次に、今の業界でどれくらい働いてきたかを考えていきます。社会人としての期間も重要ですが、転職時には前職での実績が重要視される傾向にあります。そのため、自分が働いた期間の中でどれほどの経験を身につけられたかも一緒に考えましょう。 一般的には転職回数が多いと不利になりやすく、勤務期間が少なくても得られたものを堂々とアピールできるようにしておきたいですね。

③社内の人間関係

今の職場での人間関係を再考察することも重要です。人間関係の悪化は転職理由でも上位に入るため、自分の立ち位置を把握しておきましょう。嫌いな上司や同僚がいた場合は、今後どのように対応していくべきかを考えてみてください。マネジメント能力とまではいかなくても、人間関係を円滑にこなせる能力はどの業界でも重宝されます。 ▼関連記事 職場の人間関係が悪くなる原因

④年齢と今後の可能性

4つ目のポイントは年齢です。一般的には30代以上になると転職が難しくなるとされています。理由は複数あり、即戦力として求められる点と、前職の考えが凝り固まっているため教育が難しいという点が挙げられます。年齢ごとに転職市場で求められる要素を明確にし、対策を練っておくことが何よりも重要です。

年齢ごとに重視すべき点

【20代・第二新卒】
スキルよりもやる気とフレッシュさをアピール!
どれだけビジネスマナーを身につけたかもポイント

【30代】
即戦力が求められるため、スキルや実績をアピール
未経験の場合は応用できる点を売り込む

【40代】
マネジメント能力をアピール
自分が手掛けたプロジェクトなどを明確に

年齢ごとに考えるべき点が異なるだけでなく、将来の方向性についても合わせて考えておきましょう。長期的なキャリアプランがなければ、その場しのぎの転職を繰り返すことになりかねませんよ。

⑤ボーナス後など生活費の確保

5つ目は生活に直結する生活費の問題です。ボーナスの出る企業なら支給後に退職するなど、少しくらい狡猾だと思われても構いません。今後の生活が一番大切であり、そのためにも自分や企業に合わせて最適な退職時期を決める必要があります。 これまでの生き方と、今後の生き方を考えるうえでも非常に重要な判断材料になりますよ。

転職を希望するなら求人数の増える時期を把握しよう

自分側の転職時期を明確にできたら、次は転職先を探す必要が出てきます。この場合も闇雲に活動を開始するのではなく、市場の動向を把握しておく必要があります。その理由は、年間を通して求人数が増える時期が明確に存在しているためです。 転職を成功させるためには、入社する企業の存在が必要不可欠。自分の目指す企業や業界の募集が増える時期が分かれば、それに合わせて活動できるためスケジュールの管理も非常に楽ですよ。

一般的に3〜4月・9〜10月に増加

それでは、求人が増える時期について確認しましょう。一般的には3月から4月、9月から10月に求人数が増加する傾向にあります。 その理由として、3月と4月は新年度が始まるため、それに合わせて企業が人員を補充するためです。また、新卒採用が本格化する前に余力を持って採用しておきたいという意図もあります。

3月・9月は半期で退職者の補充

9月から10月は、半期の終わりに伴う人員の見直しや、賞与をもらった後に転職した社員の補充という意味合いがあります。年間で見ても9月の求人数が最も多いため、ここを目標に転職活動を始めるのも有効な選択肢になるでしょう。 このように、求人が増える時期を知っていれば、転職時期を見極めるうえで非常に有効な情報となります。

6~7月はボーナス後の退職者の補充で増える

6月と7月はボーナス支給補に退職した社員の補充として、一時的に求人が増える時期でもあります。8月は企業が盆休みのため、中途採用が停滞しがちになるため、6~7月の転職時期というのも視野に入れて活動してみてくださいね。

業界ごとに転職求人の多い時期に会わせよう

一般的に求人数が増える時期は3〜4月と9〜10月だとわかりました。今度はそこから業界ごとに分けて確認していきましょう。自分が目指す業界が世間と同じ動きをしているとは限りませんからね。繁忙期などと重ならないようにしっかりと調査をしておきたいところ。

営業・サービス業は3月・9月が活発に

まずはメジャーな職種である営業とサービス業・販売業から見ていきます。営業職は3月と9月という、世間と同じ時期に求人が増加、サービス業、販売業も同様です。特にサービス業は3月の求人数の伸びが高いため、転職時期の参考にしてみてください。

建築業の中途採用時期は4月に増加

建築業は3月と9月に加えて4月にも大幅に求人が増えます。それは3月とほぼ同じレベルのため狙い目です。なぜこのタイミングかというと、年度末の公共事業が一息ついたことで、転職希望者を受け入れるための増員になります。 オリンピックへの需要や1960年代に作られた建物の老朽化に伴い、建築業の求人倍率は非常に高い推移であるため、常に採用されやすい状況といえます。

IT系・クリエイティブ系は時期の波が少ない

ITエンジニアは9月、クリエイティブ系は3月に増える傾向はありますが、他の業界ほど年間を通しての差はありません。業界的にも大量採用を行う理由がなく、中途採用は欠員の補充という目的が多数を占めているためです。 この2つの業界を目指す場合は、あまりタイミングを気にする必要はないといえますね。

医療系は3~5月に欠員補充がある

医療系の中でも看護師などの求人は3~5月に増える傾向にあります。その理由は入職予定だった職員の辞退や、仕事に馴染めなった新人が離職してしまうからです。病院側としても欠員が出るとサービス面で大きな問題があるため、この時期ならば比較的好条件で採用されるでしょう。

転職求人の多い時期はライバルも多い点に注意

ここまで見てきて、求人が増える時期に合わせた転職活動こそが必勝法だとお分かりいただけたでしょう。しかし、求人が増えるということは、それだけライバルも増えることを意味しています。 特にボーナス後は転職者が増えるため、高度なスキルを持った相手との競争を勝ち抜く必要が出てきます。「時期さえ合わせれば転職は楽勝!」という認識は甘いのです。

転職者は1・2・6・9・10月に増える傾向

転職を希望する人が増えるのは1月、2月、6月、9月、10月です。すなわち、この時期に転職をする場合はライバルが増えるのは避けられません。なぜこの月なのかというと、1月2月は3月以降の入社を目指す人、6月はボーナスを受け取った後の人、9月10月は翌年頭の入社を目指して活動を開始したと考えらます。 このように、みんな考えることは同じなのです。つまり転職の成否を分けるのはライバル以上のスピード感ということになります。

増える時期より早めのタイミングで活動を

求人が増える月、転職希望者が増える月を把握するだけではダメです。問題は、早めのタイミングで行動を開始すること。同じ考えのライバルたちよりも一歩先に準備を施せば、その分有利に立ち回れるようになるのです。 有利になるのは履歴書や職務経歴書などの書類作成、業界研究、面接の対策など、準備が早ければ採用の成否に関わる重要なものばかり。転職を成功に導ける人は、常に一歩先を見据えた行動をしていることを肝に銘じておきましょう。

転職エージェントを利用で有利に

転職時期が明確にできたなら、転職エージェントの利用の利用で有利に進められますよ。在職中の転職活動は時間が取れないなどの問題が多いです。しかし、エージェントを利用すれば転職希望先との連絡を代わりにとってくれるため、安心して準備を進められます。 基本は転職サービス利用から3ヶ月の期間で転職を成功させることになります。そのため、自分の中の時期を明確にし、そこから逆算して活動を開始してみてくださいね。

会社を辞めるタイミングはしっかりと

次の転職先が決まったとしたら、次は現職を辞める準備をしなければなりませんまずは一般なルールとして、退職日の2週間前までに退職する意思を伝える必要がります。しかし、会社によっては1ヶ月前などのルールがあるため、事前に調べておく必要があります。先に退社した同僚などから聞き出しましょう。

退職のタイミングを相談しておく

辞めるタイミングも重要で、繁忙期や人数の少ない部署ではすんなりと受理されないかもしれません。忙しさや引き継ぎを理由に引き止められる可能性があるため、しっかりと自分の意思を伝えることが重要です。理想は退職した翌月に転職先へ進むことですが、少し間が空くなら生活費が足りるか計算しておきましょう。

ボーナス時期を過ぎてからの退職が理想

さらに、夏と冬のボーナスが支給されてから退職するのが理想的です。かなりの金額が貰えるため、生活費の面でも安心ができます。上司からは嫌な顔をされるでしょうが、生活のためには仕方がないと割り切りましょう。

必要書類など転職準備は万全に

きちんと狙ったタイミングで退職するためにも、必要な書類に不備の無いようにしたいですね。自分が提出する退職願の他にも、誓約書を書かされる場合があります。他にも離職票や雇用保険被保険者離職票、源泉徴収票など、今後必要になる書類に漏れがないかチェックしておきましょう。

転職時期は求人が増える3〜4月・9〜10月が狙い目!退職するタイミングも慎重に

転職時期の見極めは非常に大切です。自分の都合だけで判断せず、市場の動向を確認しておきましょう。一般的には3〜4月、9〜10月に増加するため、そこへ向けた準備が必要です。 求人の募集が増えれば転職希望のライバルも増えることを意味しており、勝ち抜くための対策は必須です。他者よりも早めの活動開始こそが、転職を成功に導く最大の戦法になります。ライバルよりも早いタイミングで活動を開始してみてくださいね。

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