2017年12月06日(水) 更新

実は自分が無能だった!?有能な働き者になれる7つの習慣

ドイツ軍人の有名な言葉「ゼークトの組織論」

職場の噂で耳にする「あの人は無能」という言葉。無能には「能力や才能がないこと、役に立たないようなさま」という意味があります。文字通り、仕事ができずに周囲に迷惑をかける人のことですね。実は、この無能な人ほど頑張って働いてしまうケースが多く報告されています。 「無能な働き者」ともいうべきこのタイプ。これを提唱したのは第一次世界大戦時にオスマン帝国軍曹参謀長として活躍した、ハンス・フォン・ゼークトです。彼は兵士を4つのタイプに分類したとされます。詳細は以下の通りです。

ゼークトの組織論

有能な怠け者は司令官に、有能な働き者は参謀にせよ。
無能な怠け者は、連絡将校か下級兵士にすべし。
無能な働き者は、すぐに銃殺刑に処せ。

ハンス・フォン・ゼークト

まずは、「有能な怠け者」、「有能な働き者」、「無能な怠け者」、「無能な働き者」という、4つのタイプを順番に見ていきましょう。

分類①有能な怠け者

ハンス・フォン・ゼークトの提唱する「有能な働き者」は有能であるため判断力があるものの、怠け者ゆえに他人に任せることができます。つまり、組織の上層部に立つ者として最適な存在という訳です。会社に例えると、経営者や幹部役員に向いているといえるでしょう。

分類②有能な働き者

次に、「有能な働き者」について。こちらも有能であるため判断力や能力値の高さは問題ありませんが、働き者ゆえに人に任せることができません。そのため、重要な仕事はすべて自分の手で行おうとしてしまいます。つまり、組織の一番上に立つよりも、参報などの立場で補佐することが向いているのです。 会社組織ではある程度自分でも仕事をする部長や課長職といったところでしょうか。能力があるため、それなりの立場までは上り詰められる人たちです。

分類③無能な怠け者

ここからは怠け者です。「無能な怠け者」は能力や判断力が低く、自分で何かを考えることはできません。それゆえに行動に移すこともせず、命令に対して忠実な行動を可能にしています。そのため、ゼークトは兵士として最適だとしています。 会社組織では指示通りに動く平社員といえます。上司からすれば指示通りに行動してくれるため、管理も
楽です。

分類④無能な働き者

そして、問題である「無能な働き者」を見ていきましょう。無能ゆえに判断ができないにも関わらず、行動力だけは備えている点が問題です。自分の勝手な考えで行動に移してしまい、結果として問題を起こすのです。 会社組織として一番問題のあるタイプであり、社内にトラブルをまき散らす元凶になります。

無能な働き者は職場をかき乱す元凶

ゼークトの言う通り、無能な働き者は社内を混乱させる元凶になり得る存在です。そして、残念なことにどこの職場にも必ず存在しています。普段の仕事の中で同僚や上司の行動を迷惑に感じたことはないでしょうか?それこそまさに、無能な人の行動によるものです。それでは、無能な働き者とされる人に共通する、7つの特徴を見ていきましょう。

特徴①自分の判断だけで行動

無能な働き者の特徴として最初にあげられるのは、無駄な行動力の高さです。物事を正確に判断できず、実力もないのに行動に移してしまうため、仕事上のミスを連発してしまいます。 基本的に自分が正しいと思っており、上司や同僚に確認することもしないため、状況が悪化した後でしか周囲が気づけない点も非常に厄介です。世の中は行動力だけでどうにかなるものではありませんからね。

特徴②自分が評価対象だと思っている

無能な働き者は行動力だけは十分なため、自分が周囲から評価されていると勘違いしている節があります。それゆえに、いくら頑張っても評価されない状況に焦りを感じ、より無謀な行動を繰り返してしまうのです。 こうなれば周囲は迷惑でしかありません。誰かが代表して真実を告げ、止めるしかないでしょう。

特徴③間違いを指摘されると怒る

人は誰でも間違いを犯すもの。それを真摯に受け止められる人は有能である証拠です。しかし、無能であればどうでしょう?自分の非を認めずに逆上してしまうかもしれません。周囲からの客観的な指摘を受け入れられないのは、自分を理解できていない証拠。無能といえるでしょう。

特徴④待ちの姿勢が多い

行動的すぎる無能とは反対に、何も行動できない人も存在します。何事も待ちの姿勢であり、指示を受けるまでは自発的に行動できないというものです。何も行動しないため周囲が巻き込まれる恐れはないものの、指示を出すまで何もしない点は非常に問題です。 社会人にはある程度自分で考えて行動できる要素が求められるため、とても戦力とはいえないレベルですね。

特徴⑤周囲を原因にする

無能な人はうまくいかない理由が自分にあることに気づいていません。そのため、問題が起きた時の責任を周囲に求めがちです。「自分は何も悪くない」という思想は立派な大人とは言い難く、そこでひと悶着起こしてしまう点が非常に問題です。

特徴⑥とにかく空気が読めない

そもそも、無能な人が自分の判断だけで行動してしまう理由は、空気が読めないからです。周囲から自分が求められているものが分からないからこそ、ムキになって行動に移してしまいます。 周囲としてもとりあえず頑張っている人には注意をし辛いため、少しずつエスカレートさせてしまう原因にもなっています。

特徴⑦感謝されたいと思っている

特徴の6つ目に関連した要素で、常に誰からから感謝されたいと考えているのも、無能な働き者の特徴です。空気が読めない点と合わせて、「感謝されたい」、「人の役に立ちたい」という想いが先行し、暴走ぎみになってしまいます。 ここまで見てきて分かる通り、無能な働き者とされる人たちには悪意がありません。自分の置かれた状況ややるべき目標が不明確であるがゆえに、間違った方向に突き進んでしまうのです。仕事のミスによって周囲に実害が出てしまう点が、無能な怠け者よりも厄介とされる点になります。

この問題は他人ごとではない!

社内に潜む、無能な働き者たちの特徴と、実害の例を紹介しました。どれも会社という組織で仕事をする上で、非常に迷惑極まりないものばかりでしたね。無能であるだけで周囲に迷惑をかけ、会社全体の生産性を下げてしまっています。 しかし、これは本当に他人ごとなのでしょうか?ネットで「無能」と検索した人は、同僚や上司に対する不満からこの記事を見つけたはずです。無能な働き者の特徴を知り、自分はそうでなくて安心したと思ってはいませんか? もしかすると、周りからは無能な人の烙印を押されているかもしれません。

もしかしたら自分が無能かも?

無能な同僚を見て安心しているあなた自信が、もしかしたら無能な人かもしれませんよ。自分では有能な働き者、もしくは有能な怠け者だと思っていても、実際はどうなのかはわからないもの。 自分では完璧に仕事をこなし、自主的に行動できるエリート社員だと思っていても、実際の評価がそうとは限りません。周囲からは仕事のできない無能な働きものか、何もしない無能な怠け者だと思われている恐れがありますよ。

仕事ができない人と思われていないか

無能なら出世は無理!リストラも覚悟

もしかしたら、自分では有能だと思っていても、周囲から無能の烙印を押されているかもしれませんよ。自分の胸に手を当てて、今までの行いを思い起こしてみましょう。自発的な行動のすべては勝手な暴走であり、周囲からの憧れのまなざしは勝手な思い上がりだった可能性があります。 あなたが同僚を無能呼ばわりしたように、周囲からもあなたが無能だと思われている可能性は否定できないのです。

無能なら出世は無理!リストラも覚悟

自分が無能だと今更気づいてしまった場合、非常に深刻な問題です。なぜなら、自分は出来る人だという認識は周囲とかなりズレており、想定していた評価と違っている可能性があるからです。 自分では有能な働き者だと思っていても、周囲から無能な働き者だと思われていた場合、非常に低い評価を受けているはずです。評価が低ければ出世は難しく、良くて一生平社員。最悪の場合はリストラの候補に入れられてしまうでしょう。無自覚な無能さによって雇用を失ってしまう恐れも十分に考えられるのです。

無能な同僚がいるなら反面教師に

「自分が本当に有能なのか?」、「実は無能ではないのか?」という問いに対する明確な答えはありません。上司や同僚に聞こうにも、デリケートすぎて答えが返ってきにくい問題だからです。 そんな時は、自分から見ても無能だと思う同僚を注意深く観察してみてください。そこから何かが見えてくるはず。無能な人の行動を反面教師にするのです。

上司なら求められる結果を出せばいい

今度は、自分の上司が無能だった場合にはどうすればいいのでしょう。無能なのにある程度の役職に就けたのは上層部の判断ミスかもしれません。しかし、過去の上司への評価は覆せないため、今をいかにして乗り切るかを考えましょう。 無能な上司の指示は要領を得ない場合が多いです。そのため、自分で指示内容をかみ砕いて理解し、求められている結果を出すことだけを考えましょう。その道中は自分で考えて最適な方法で行えばいいだけです。無能上司の求める結果を提示し、喜えればOKです。

後輩や部下ならきちんと向き合う

ある程度会社に勤めていると、後輩や部下が出来ているでしょう。彼らが無能であった場合、きちんと指摘してあげるのが先輩としての務めです。部下の行動が無能そのものだった場合、それが周囲への迷惑であることを伝えましょう。そして、周りとどのように接していけばいいかを伝えてみてください。 誠意をもって接すれば、自分が無能な働き者であると気づいてくれるはずです。そこから無能な怠け者になるか、有能な働き者になるかは本人次第ですよ。
まずは自分から無能を脱出!
職場にいる無能な人を反面教師にし、自分も無能かもしれないと自覚できた場合、そのままにしておくのはもったいないです。せっかく無能な人のサンプルが沢山あるのですから、それを活かさない手はありません。無能な人たちの働き方や立ち振る舞いを参考に、自分の行いを正していきましょう。

無能ではなく有能になるには?

自分が無能側の人間だった場合、何とかして有能な人を目指さなくてはなりません。せっかく頑張ったのに評価も上がらず、リストラの対象になりかねないからです。将来的に後悔しないためにも、頑張って有能な人材と評されるようになりましょう! そのためには、有能な人材の特徴を把握しておく必要があります。有能な働きもの、有能な怠け者の人が実践している7つの習慣を紹介。どれも簡単なものばかりなので、すぐにでも実践してみましょう!

「習慣①仕事の優先順位を立てられる

有能な人は仕事が速くて正確です。その理由は仕事に対する優先順位をきちんと決めているからに他なりません。1日の内にこなさなくてはならない予定に対し、優先度をつけて順番を組み替えるなど柔軟な対応ができるのが、有能な人の証です。 無能な人はとりあえず見切り発車で行動を起こします。まずは仕事の全体像を把握し、きちんとスケジュールを組んでから作業に臨むようにしましょう。

習慣②周囲に協力を仰ぐ

有能な人は自分の限界を知っています。そのため、仕事においても自分1人の力で何とかしようとせず、周囲に対して協力を求めることができるのです。チームで行う仕事の場合は個々のメンバーのパフォーマンスを理解しているかも重要です。最適な人材に仕事を振れる点も、有能さの証明になります。 無能は働き者とされる人はすべて自分で何とかしようとしてしまうため、適度に周囲を頼ることも覚えましょう。弱みを見せると考えず、次は自分で助けようという精神を持てるようになりたいですね。

習慣③全体を見下ろせるようになる

有能な人は常に全体を見下ろす感覚でいます。逆に、無能な人は自分の近くの事象しか目に入りません。ここが両者を分ける最大の違いといっても過言ではないでしょう。人間である以上は能力に差が出てしまうのは仕方がありません。その中でも、自分の立ち位置をいかに理解できるかが重要になるのです。 有能な人のように全体像を把握して仕事に当たれば求められるものは理解でき、ミスも劇的に減らしていけるでしょう。

習慣④人からの注意を素直に受け止める

無能な人は自分が正しいと信じて疑わないもの。そのため周囲からの意見を受け入れません。ところが、有能な人は人からの指摘を真摯に受け止めます。それは、客観的な意見を取り込むことで、自分を成長させられると知っているからです。 他人から自分の欠点を指摘されるのは誰もが辛いところですが、そこから学び取る姿勢を持つことが、有能と認められる人物になる条件といえます。

習慣⑤何事にも自信を持っている

有能な人は働き者と怠け者に関わらず、自分に自信を持っています。その範囲は仕事や私生活にまで及び、常に頼りがいのある存在として一目置かれているはずです。それは、無能な人特有の根拠のない自信とは違い、これまでに積み重ねてきた確固たる実績によって裏付けされています。 無能であると自覚できるなら、少しずつ考え方を変えながら行動を改善していきましょう。そうすれば周囲からの評価も高まり、自然と自信がついていくはずですよ。

習慣⑥自分一人で抱え込まない

有能な人にも苦しい時は訪れます。そんな時は自分一人で抱え込まないようにするのが重要です。有能な人は周囲から信用を集めているので、いざという時でも手を指しのべてくれる仲間が大勢います。これが無能者との人望の差です。 2つ目の協力を仰ぐ習慣と似ており、すべてを自分で抱え込まない姿勢が大切といえます。自分の器の限界を知りながらも、少しずつ成長していきましょう。

習慣⑦キャリアプランが明確

有能な人がいつもスマートに頑張っているように見えるのは、進むべき道が決まっているからです。自信のキャリアプランが明確であり、それに向かって最適な道筋で進んでいきます。目標へ進もうとする意志を持つことが、仕事も私生活も効率的にこなしていく秘訣なのです。 有能ではない人は、その日だけを見て生きています。目の前の現実を捌くのに精いっぱいだからです。そんな時は少し心に余裕を持って、少し先を見通せるようにしてみましょう。自分が将来どうなりたいかというのも、立派なキャリアプランですよ。

無理をしてまで有能にならなくてもいい

有能な人になるための7つの習慣は、意外と「当たり前」なものばかりでしたね。すぐに実践できるものが多く、前向きになって無能からの脱却を図りましょう! しかし、人間には生まれ持った資質があります。どんなに頑張っても直せない部分、覆せない現実もあるでしょう。そんなときは無理をしてまで有能になる必要はありません。「有能な働き者」とまではいかなくても、「無能ではない働き者」には必ずなれるはずですから。
人にはそれぞれ役割がある
「ゼークトの組織論」では軍隊を例にあげたものです。21世紀の日本社会にも、確かに軍隊のような面があります。役職という階級で分けられ、仕事内容や給料の額も違う。序列のある組織の中で個人が会社の売上という共通目標に対して働いているからです。 そこでの働き方や仕事ができるかどうかはさておき、人には個性とともに適性もあります。有能と無能を分けるのは能力以上に個人の意識による面も大きいです。大半の職場では個人の適性に合わせた仕事が割り振られています。今の仕事は自分という存在を客観的に評価され、与えられた役目。それならば、自分の役割を精一杯果たすことが重要なのではないでしょうか?

真面目さを取柄にしよう

多少仕事ができなくても、よほど勤務態度が悪くなければクビにはされないもの。無能な働き者だったとしても、その真面目さを武器にしてください。ただ、張り切り過ぎて周囲に迷惑をかけていないかだけはきっちりと確認しておきましょう。 一生懸命に頑張っている人が責められるケースはほとんどありません。自分の行いがきちんと意味を成していると理解できたとき、有能な働き者への第一歩を踏み出しているのです。

自分が無能だと思われてないか確認!有能でなくても真面目にほどよく頑張ろう

誰かを無能呼ばわりする前に、まずは自分を顧みてください。案外、無能だったりするものです。問題はそこで絶望しないこと。諦めずに有能な人になるための努力をしていきましょう。 有能な人が普段から習慣付けているものは、すべて人として当たり前のことばかりです。つまり、生まれながらの能力値の差よりも、普段からの意識や心構えの差が、有能と無能を分けているといえます。人はすぐには有能にはまれません。しかし、そのための努力は今後の人生にとっても非常に重要なものになるはずですよ。

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