2017年01月16日(月) 更新

職長・安全衛生責任者教育の資格が現場の作業において必要な理由

【職長・安全衛生責任者教育】は労働災害の危険性がある場所に必要

【職長・安全衛生責任者教育】を受けた資格取得者の必要性についてご紹介します。

建設業などの現場では、請負関係にある事業者が、同じ場所で混在して作業を行うことによって、労働災害が発生する危険性が充分にあります。このような状況で、労働災害を防止するために、全体を統括して管理する安全衛生の管理体制が敷かれています。

そして、こういった時に、安全衛生管理の責任者は、職長としての職務だけでなく、安全衛生責任者としての職務を果たすことが求められます。このため、厚生労働所からの命令で、【職長・安全衛生責任者教育】が必要であるとされており、この【職長・安全衛生責任者教育】を修了した人は、労働安全衛生法に基づく職長教育に加え、【安全衛生責任者教育】を修了したという資格が認められているのです。

【職長・安全衛生責任者教育】の根拠となる法令

職長・安全衛生責任者教育の資格の根拠となる法令は労働安全衛生法【第60条】 です。

労働安全衛生法【第60条】

事業者は、その事業場の業種が政令で定めるものに該当するときは、新たに職務につくこととなった職長、その他の作業中の労働者を直接指導又は監督する者(作業主任者を除く。)に対し、次の事項について、厚生労働省令で定めるところにより、安全又は衛生のための教育を行なわなければならない。

 ・作業方法の決定及び労働者の配置に関すること
 ・労働者に対する指導又は監督の方法に関すること
 ・前二号に掲げるもののほか、労働災害を防止するため必要な事項で、厚生労働省令で定めるもの

職長とは【作業中の労働者を直接指導又は監督する者】

職長とは、この労働安全衛生法第60条 により【作業中の労働者を直接指導又は監督する者】と定められています。

また、厳密には、【職長】とは総称であり、実際は監督、リーダー、作業長など、さまざまな名称で呼ばれています。職長は一定の作業範囲についての責任を持たされており、作業の直接の責任者です。職長の立場に期待される役割は、危険を先取りする安全衛生管理と情報管理です。

これは職長が作業を行う現場においてキーパーソンとなる理由でもあります。

安全衛生責任者は【現場の安全を担う責任者】

安全衛生責任者とは、日本の建設業や造船業などの現場において、事業主の代理として現場の安全を担う責任者のことを言います。

通常は、【下請負業者の職長資格を持つ者】が担当になります。特定元方事業の現場では、重層下請けなどの状況により、安全衛生に対する責任が希薄となるため、現場において、【元請負業者】を頂点とした安全衛生の体制をとります。

安全衛生責任者の資格者はその末端で作業員を指揮監督し、自らも作業を行うようなものに安全衛生の責任者としての義務を負わせます。

職長・安全衛生責任者教育を学んだ責任者は【人】【物】【作業】を管理する

職長や安全衛生責任者の役割は、先取りの安全衛生管理と情報管理ですが、他にも役割はあります。

職場の問題点を考えるには、仕事を構成する3つの要素【人】【物】【作業】を管理する必要があります。しかし、職場では3つの要素に問題が発生すると、【安全衛生】、【品質】、【効率】、【原価】のいずれかに影響が生まれます。

これらの問題解決には、どの設備で、どの作業で、誰が、と具体的に問題を特定することが必要になります。職長や安全衛生責任者は、職場のキーパーソンとして【仕事を構成する3要素】と管理について、不安全状態や不安全行動を早期に発見し、正常な状態で生産活動を進めることが期待されているのです。

【職長・安全衛生責任者教育】の対象は6業種

職長・安全衛生責任者教育の対象となる業種は、下記のの6業種です。
この資格を取得するためのカリキュラムや、教育時間は、【労働安全衛生規則第40条】で定められており、この【職長・安全衛生責任者教育】を受講することによって、資格を取得したことになります。

職長・安全衛生責任者教育の対象となる業種

  • • 建設業
  • • 製造業
  • • 電気業
  • • ガス業
  • • 自動車整備業
  • • 機械修理業

【職長・安全衛生責任者教育】の内容は【職長の役割を実践するための能力】

職長・安全衛生責任者教育の内容は、【労働安全衛生規則第40条】で定められています。

職長・安全衛生責任者教育の内容

・作業手順の定め方
・作業者の決定及び適正な配置
・指導及び教育の方法
・作業中における監督及び指示の方法
・危険性又は有害性の調査の方法
・危険性又は有害性の調査に基づき講ずる措置
・設備、作業時の具体的な改善の方法
・異常時における措置
・災害発生時における措置
・作業に係わる設備及び作業場所の保守管理の方法
・労働災害防止についての関心の保持及び労働者の創意工夫を引き出す方法

このように、目指しているのは【職長の役割を実践するための能力】の習得です。

職長・安全衛生責任者教育は【職長の役割を実践するため】に必要

職長・安全衛生責任者教育の資格が現場の作業において必要な理由についてご紹介しました。
この資格は【人】【物】【作業】を管理するうえで必要です。なぜかというと、これらを管理していなければ、【安全衛生】、【品質】、【効率】、【原価】のいずれかに影響を与えるためです。
この資格は建設業、製造業、電気業、ガス業、自動車整備業、機械修理業で必要となるものです。ぜひ、この職種に関わるひとは、職長・安全衛生責任者教育の資格取得を目指してはいかがでしょうか。

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