2017年07月26日(水) 更新

富山県にUターン就職する人が増えている理由

就活生は富山県で就職することにどんなイメージを持っている?

就活生の回答

キャリアパーク会員の就活生を対象に「富山県で就職することに対してどのようなイメージがありますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

  • 地方は部品メーカーが強いイメージです。
  • 少し田舎
  • 富士山が見えそう
  • 地方で働くイメージ

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「富山県で就職することに対してどのようなイメージがありますか?」

アンケートの結果から、富山県はやはり地方で働くイメージが強いことが分かりました。
「地方は部品メーカーが強いイメージです」といった回答から、第二次産業が盛んであると想像しているようです。中には「富士山が見えそう」という名前から近しいものを連想した就活生もいました。

本ページでは、富山県にUターン就職する人が増えている理由について詳しく解説していきますので、富山出身の人や就職を考えている人は参考にしてみてください。

Uターン就職は田舎の若者不足など様々な社会問題により歓迎されている

すでに大都市圏で進学や就職をしている地方出身者が、生まれ故郷に戻って仕事をするUターン就職は、近年注目を集めています。そして、就職活動に必要となる求人情報媒体には、「U/Iターン就職希望者歓迎!」といった文字も見られます。Iターンとは、都会で仕事をしている人が、自分の出身地ではない地方に就職することをいいます。急速に、このU/Iターンが注目を浴びるようになった背景には、地方から都市への人口流出が招いた様々な弊害や問題点があります。若者が都会へ出てしまった地方では、子育て世代が減り、高齢者だけが取り残されて限界集落化する地域も増えています。そして、都会は都会で、待機児童問題など多くの悩みを抱えているのです。

富山県ではUターン就職者の獲得に成功している

地方公共団体は、こぞってU/Iターン希望者の支援に力を入れ、地方に働き手となる若い世代を取り戻そうとしています。東京での満員電車による長時間通勤にうんざりしている地方出身者は多いものの、「地元には今ほど収入を得られる仕事がない」といった理由で帰らないケースが多いです。ところが、富山県では大手企業を早期退職して、起業する人が増えています。起業する人が増えると、そこで新たな雇用が生まれるので、社会の活性化につながります。富山県がUターン就職者の獲得に成功している理由はどこにあるのか、公的支援と富山県の魅力という、2つの視点から説明します。

富山県では様々なUターン就職希望者への支援を行っている

富山県は自治体として、実に多岐にわたるUターン就職支援を行っています。富山県Uターン情報センターでは、独自のサイトを開設して、登録者には県内企業の求人情報を、Eメールや郵便で届けてくれます。また、サイト上では、最新の求人情報の検索も可能です。希望すれば、人材を必要としている企業にUターン就職希望者の職歴や資格等の情報を提供して、富山県が人材斡旋の仲介をしてくれます。そして登録は、サイトからでも、情報センター窓口からでも行えます。情報センターは富山県内だけでなく、東京、大阪、名古屋にも設置されています。

若者を狙った斬新な企画で独自の就職支援を展開している

富山県は、潜在的なUターン志望者にも興味を持って足を運んでもらえるよう、工夫を凝らしています。若年層にユーザーの多いFacebook上にも、「富山県Uターン・移住応援ページ」を設け、懐かしい故郷の風景や気になる現在の様子を伝える写真を散りばめています。また、大手一流企業のリクルート社を早期退職して、富山県にUターン就職した人を招いてUターン就職のメリット・デメリットを語ってもらったり、元モーニング娘のメンバーを呼んでトークショーを行ったり、富山県のホテルを貸し切って「大同窓会」と称し飲んで、食べて語り合うという地元回帰のイベントを実施するなど、他の自治体とは一線を画した独自の支援を展開しています。

工業の発達などに魅力を感じUターン就職する人が多い

チューリップが県花の富山県は、立山連峰、飛騨山地に囲まれる自然美豊かな北陸の県です。黒部川、早月川、常願寺川、神通川、庄川、小谷部川などが山地から流出して扇状地を形成しており、富山平野は展開的な水稲単作地帯となっています。また、チューリップの球根栽培もおこなわれているのです。大正初期から始まった電源開発による保舟電力と水を利用して、富山高岡工業地域が早くから発達して、1964年には新産業都市に指定されました。金属、化学、紙パルプ、機械、繊維のほか、石油化学工業も進出して、地元に仕事を供給しています。

新幹線の開通などにより交通の便が良くなったので観光客が増えた

立山連峰や、黒部峡谷一帯は、中部山岳国立公園に含まれていて、多くの観光客が国内外から集まります。立山黒部アルペンルートの完成により、観光客は増加し、さらに北陸新幹線の開通により利便性はますます向上しました。世界遺産の合掌造り集落や石原裕次郎主演の映画にも描かれた黒部ダムには、年間を通して観光客が足を運びます。Uターン就職をして、休日は家族で自然の魅力あふれる県内を散策する家族も多くいます。

若者向けの斬新なPR活動や独自の魅力により富山県へのUターン就職者は急増している

地方の過疎化問題を解消するべく、期待の高まるUターン就職者の獲得に乗り出している地方公共団体は、全国に数多くあります。しかし、その中でも富山県のPR活動は、一線を画した魅力と個性を放っています。働き盛りの年代の心境を理解して、複数の大都市圏に相談窓口を設置し、地元に帰りたくなるような発信を続けているのです。そうした努力が功を奏して、富山県にUターン就職する人は、年々増加傾向にあります。

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