2017年01月16日(月) 更新

身を滅ぼす?完璧主義から変わるために捨てるべき7つの理想

完璧主義と聞くと、どこか仕事のできるエリートを思い浮かべますよね。しかし、実際はそううまくはいきません。なぜなら、人は完璧ではなく不完全だからです。それを認められない人は自分を責めて苦しんでしまい、周囲にも迷惑をかけてしまいます。完璧主義を捨ててしまわないと、いずれは身を滅ぼすことに……。今回は自分を変えるために捨てられる7つの理想が何かを紹介します。

完璧主義の人の5つの特徴

Entrepreneur 593358 640
完璧主義。仕事やプライベートもすべて完璧にこなす、自分に絶大な自信を持っている人というイメージです。常に向上心を持って自己投資に余念のないその姿は、尊敬に値します。まずは、そんな完璧主義者がどんな人なのかを5つの特徴別に紹介します。

常に100%の出来を求める

完璧とは欠点がなく、完全無欠を意味します。つまり、仕事や生き方に関しても常に100%を求めるのです。それが良い方向に働けば仕事のクオリティが上がり、会社や世の中に貢献できるでしょう。 求めるものが明確なため、一切の妥協をせずに物事に没頭できる性格なのです。環境とうまく当てはまれば無類の強さを発揮できるでしょう。

計画通りに進まないとイライラ

Thinking 277071 960 720
完璧さは完成度だけでなく、時間にも向けられます。自分で立てた計画の通りに物事が進行することを、何よりも望むタイプだからです。スケジュールは常に分刻み、少しでも予定が遅れると焦りを感じてしまいます。そのため、自分の予定通りに事が進まない場合、非常にイライラしてしまう点が特徴です。 →仕事中にイライラしたときの対処法

理想が高すぎて思想に

完璧主義者は総じて理想が高いです。それは仕事の完成度であり、恋愛対象でもあり、自身の生き方でもあります。常に高い理想を掲げ、その実現のために日々努力を重ねる。ストイックすぎて「理想」というよりも「思想」に近い感じさえしますね。

常に全力疾走

Gf01a201502200200
自分が目指すものに対して全力で取り組める姿勢は、非常に立派です。しかも、途中休憩なしの全力疾走!目指した理想が高いほど、100%に求められるものが高まります。そのためには自分の体力や精神力の限界を忘れて走り続ける必要があるのです。

周囲にも完璧を強いる

完璧主義の人は自分が完璧であろうとしていますが、それだけではありません。友人や同僚、恋人にまで完璧さを求めようとします。「完璧な自分に相応しい相手であって欲しい」という、少し行き過ぎた妄想にも思えるこの心理。 常に完璧を求めるからこそ、その実現のためには周囲の人の精度の高さまで求めてしまうのです。しかし、これは人によってはとても不快に思われる場合も多く、人間関係に亀裂を生む原因になってしまうかもしれませんよ。

完璧主義者は周囲から煙たがられる

Smoke 1001667 960 720
完璧主義者の特徴を5つにまとめて紹介しました。非常に理想が高く、常に完全な結果を求める性格は、時に周囲との摩擦を生みます。個人として完璧のために頑張るのは良いことですが、それを他人にまで押し付けるのはいかがなものかと思う人が多数派です。

自分の価値観が正義だと思っているため

そもそも、なぜ完璧主義の人は他人にまで自分の考えを押し付けようとするのでしょうか?それは、自分の考え方が正しいと信じて疑わないからです。描かれた理想の実現のために行動する自分の信念に対し、周囲も従って当然というスタンスにあります。 本人は正しい思想を他社と共有することで、共に理想を実現する同志にしようと考えていますが、周囲の人は引いてしまうばかりです。

みんな逃げ出してしまい孤立

Alone 1501946 960 720
独善的ともいえる理想に縛られた人の考えは、中々周囲からは理解されないもの。完璧主義の人の周りからは少しずつ人が去っていきます。相手にも主張を共有しようとする姿勢は、相手次第では拒絶されてしまうからです。 最後には誰もいなくなり、孤立してしまうでしょう。自分が求めた何もかもが100%の完璧な世界。それは周囲にとって、到底受け入れられるようなものではなかったのです。

完璧主義はデメリットだらけ

Candle 171731 960 720
ストイックでエリートなイメージの完璧主義。しかし、実はデメリットだらけであることがお分かりいただけたでしょう。完璧を求めすぎる姿勢は、誰しもが受け入れられる考え方ではないからです。 人によって目指すラインは様々。多くの人は自分が求められるラインを把握し、そのギリギリまでの頑張りに押さえようとします。何事にも全力で挑むと疲れてしまうのを知っているからです。このように、普通の人の感覚とはかけ離れた完璧主義者は、時折問題を起こしてしまいがち。ここからは完璧主義のデメリットを見ていきましょう。

失敗を極端に恐れる

完璧主義の人が陥りやすい状況として、失敗への極端な恐怖です。常に完璧でないと満足できない人にとっては、100%の完成度を80%に落としただけでも大問題になります。とにかく細かいミスすら恐れてしまい、常に不安に駆られてしまうのです。 四六時中プレッシャーを感じ続ける生活は、身も心も蝕んでいきます。ときには失敗を恐れすぎるあまり、何にも挑戦できなくなる場合も。結果的に失敗を恐れて行動できずに、より手痛い失敗を招く原因にもなりかねないのです。

ミスを引きずってしまう

Divorce 908743 960 720
失敗は成功の父と言いますが、完璧主義者はその性格ゆえに、一度のミスを引きずってしまいます。なぜミスをしてしまったかを悩み続けるだけで、そこから改善案を見出そうとはしません。完璧な計画が傷つけられてしまった事実に対し、ショックを受けているからです。 ミスによるショックで行動に制限がかかり、さらにミスを重ねてしまうという、負の連鎖に陥りがちなのも、完璧主義者のデメリットなのです。

四六時中気が抜けない

健全な心と身体を保つには、適度なリラックスが必要です。普通の人なら休憩時間を設けるのですが、完璧主義者だとそうはいきません。四六時中、緊張しっぱなしです。完璧な計画がゆがめられていないか、常に気を配る必要があるためです。 その結果として疲れが取れず、ストレスをため込んでしまいます。ストレスは万病の元であり、悪い病気にかかってしまう恐れもあるのです。

常にイライラしてしまいがち

Accidental slip 542551 960 720
上記のように、常に気を貼っていると心まで荒んでしまうもの。余裕がなければ常にイライラしがちになります。「完璧さを求めるために頑張っているのに、なぜ周囲はそれを理解して真似ようとしないんだ!」という、孤独感も同時に襲ってきます。これでイライラする気持ちは頂点に達するでしょう。 一見すると冷静沈着そうな完璧主義タイプの人は、実は常にいっぱいいっぱいになっているのです。

無茶な働き方をしてしまう

完璧な仕事の実現のためにはスケジュール通りに働き、休むことも重要です。しかし、完璧を求める人は少しの工程の遅れにも焦りを感じてしまいます。自分への評価にも関わる作業の遅れを取り戻し、完成度を高めるためにできることは1つ。自分の身を削って働き続けることです。 完璧主義者は基本的に他人を頼ろうとしないため、すべて自分で行おうとしがちです。その結果が無茶な長時間労働。毎日の残業に休日出勤などを重ね、健康面を害していくでしょう。このように、何事にも完璧を求める姿勢は、大きなデメリットにもなり得るのです。

完璧主義になる原因とその末路

Cemetery 395953 960 720
多くの問題を抱えた完璧主義。それに傾倒してしまう人にはある共通する特徴があります。そして、完璧主義を貫き通すとなってしまう病気についても解説しましょう。自分を追い詰めるような生き方は後々まで苦労しますよ。

幼少期の親のしつけが影響

完璧主義になってしまう原因はどこにあるのでしょうか?几帳面すぎる性格、高すぎる理想、色々あるかもしれません。しかし、実は子供の頃までさかのぼります。 幼少期に両親から厳しくしつけられた場合、将来的に完璧主義になりやすい傾向があります。その理由として、行儀の悪さや失敗を厳しく怒られた経験がトラウマとなり、自分に自信が持てないまま成長してしまうためです。 つまり、完璧主義の両親に育てられた結果、「何事も完璧にこなせないと誰からも愛されない」という無意識の感情を持ったまま成長してしまうのです。

ストレスから身体を壊してしまう

Boy 1226964 960 720
このように、幼少期の環境によって形作られてしまった完璧主義は、大人になってから直していくのが非常に難しいです。そのため、些細なことでストレスを感じる生活を長く続けてしまいます。長時間感じ続けたストレスは身体や心を蝕み、やがては病気になってしまう恐れもあるのです。

強迫性パーソナリティ障害になり生活に支障も

完璧主義者の人がなりやすい病気に、強迫性パーソナリティ障害(強迫性人格障害)というものがあります。 強迫性パーソナリティ障害は自分の考えを人に押し付けがちになります。円滑なコミュニケーションを行う頃が難しくなるため、疑いのある人は下のチェックリストをご覧ください。

チェックポイント

  • 将来の不安から過度に貯蓄に励んでいる
  • 細かいことを気にしすぎて本当の目的を見失う
  • 物を捨てられない
  • すべてにおいて白黒はっきりさせないと気がすまない
  • 相手にも自分と同じ完璧を求めてしまう
  • 他人に仕事を任せることができない


うつ病など精神疾患の確率が大幅UP

Broken window 960188 960 720
上記の強迫性パーソナリティ障害以外にも、完璧主義な人は精神疾患を患いやすくなるとされていまし。うつ病がその代表で、中々結果を出せない状況が続くとストレスを感じやすくなり、落ち込みやすくなります。身体も疲れているので余計にうつになりやすい状況を作り出してしまうのです。

完璧な理想なんて捨ててしまおう

Garbage bag 1256041 960 720
完璧主義を貫いても大変苦労する未来が待っています。そのため、理想なんてものは捨ててしまいましょう。どんな事象にも失敗があり、完璧に何かを作り出すことはできないのだと知るべきです。次に紹介する7つの理想はすべて捨てましょう!

物事はうまくいかないと知ろう

完璧主義な人はすべてが思い通りにいかないと気が済みません。しかし、世の中は自分を中心に回っているわけではないと知りましょう。常に様々な力の影響によって世界は動き続けています。その大きな力の中で自分がいくら頑張ったところで、思い通りに行くはずがないのです。 自分の考えた理想はあくまで夢でしかないと理解できれば、自然と完璧さを求めることが馬鹿らしくなっていきますよ。

まずは80%から

Eighty 1173254 960 720
最初から完璧を目指そうとする考え方だと、少しのミスで焦りを感じてしまいます。もしかしたら、100%の結果が出せないかもしれえない、というプレッシャーは大きなストレスです。そのため、最初から80%程度の完成度を目指しておくのがオススメです。 担当する仕事によるものの、最初から完全版を生み出す必要がない場合は、できる限りの範囲で最高のものを作る、という考えだけでOKです。

自分の考えを人に押し付けないように

完璧主義の思想は捨てるべきものですが、まずは自分の中だけにしましょう。周囲の人に押し付けるなどもってのほかです。信頼や友情を失うばかりか、誰からも相手にされない孤独を味わうはめになります。 あくまで自分と他人は違う生き物だと理解したうえで、慎ましく生きてみてくださいね。

予定外の出来事を楽しめる余裕を持つ

Girl 918734 960 720
自分が決めたスケジュール通りに事が進まないとイライラしてしまう……。これも捨てましょう。イレギュラーな出来事が起こっても、それを楽しめるくらいの余裕があるとベストです。仕事においては予想外の展開が、結果的に良い影響を及ぼすケースもありますよ。どんな状況下でも寛容な心を持つためは、余裕は大切です。

たまには時間を忘れてみよう

常に完璧を目指すために緊張して過ごしていたのでは、いつか疲れてしまいます。だからこそ、時間を忘れてのんびりする瞬間も必要なのです。1日中緊張し続けていたら、本当に力を入れないといけない場面で能力を発揮できないかもしれません。 ピリピリとした緊張感を捨て、たまにはのんびりとしてみてください。思いもよらないアイデアが浮かぶかもしれませんよ。 →仕事も私生活も充実!ワークライフバランス

適度に手を抜く勇気を

Building block 606429 960 720
社会人になると仕事で完璧を求められるケースは多いです。しかし、それは相手から見て完璧であればいいだけであり、自分の中ではある程度手を抜いても大丈夫ですよ。 何事にも常に全力で挑むと疲れてしまうのは前述の通り。ばれないように適度に手を抜いてリラックスしながら働くことも大切です。

他人からの評価なんて気にしない

「完璧でなければ誰からも認められない」という考え方も不要です。他人からどう思われていようが、自分を決めるのは自分。人からの評価に怯えるほど無駄な心配事はありませんよ。 それに、評価というのは頑張っていれば自然とついてくるもの。その頑張りも、完璧を求める必要はありません。80%を出し切れればそれでよいのです。

人は万能ではないと知るべし

Angel 749625 960 720
このように、7つの理想は生きていく上では邪魔になってしまうものばかり。すべて捨て去ることで、適度に気を抜いた生き方を可能にします。人は万能ではなく、必ず失敗をするからこそ成長できる生き物なのです。

完璧でないからこそ愛しい

人は不完全な生き物です。生きていくための仕事で苦労し、ストレスを抱えてしまう。自分が定めた「完璧」という壁にぶち当たり、登れずにもがいてしまう。どう考えても完璧ではありません。 だからこそ、人生は愛しいのではないでしょうか?完璧には程遠い中にいるけれど、なんとかしようともがき続ける。その中で答えを見つけて成長する。その過程は死ぬまで無駄になることはありません

周囲の協力で足りないものを補おう

Gf01a201502221100
自分が完璧でないと理解できれば、周囲の人たちも同じだと分かるでしょう。完璧さを押し付けるのではなく、逆に不完全さを補ってもらうのです。周囲との協力で足りないものを埋めながら、成長していってください。 求める先は完璧な自分の人生でなくても大丈夫です。最後に到達できた先が自分のゴールなのですから。

完璧主義でなくてもいいじゃない!人からどう思われようと自分は変わらないから

行き過ぎた完璧主義は自分の身を滅ぼしかねません。それだけでなく、周囲も巻き込んでしまいます。まずは、この世界に完璧などありえないことを知りましょう。そして、自分が不完全な存在だと知るべきです。全ての理想を捨ててからが本当の人生の始まりかもしれませんよ。

人気のコラム