ごますり上手は高評価?正しいやり方と注意点【処世術】

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1、ごますりをする人の心理的背景

ごますりの意味を知っていますか?一般的に、誰かに気に入られようとしておもねりへつらう行為を「ごまをする」と言い、ごまをすってばかりの人は「ごますり」と呼ばれます。お世辞やご機嫌取りが上手い人、ともいえますね。

さて、卑しいイメージが浸透しているごますりですが、本人たちはどんな理由でごまをすっているのでしょうか?

保身

ごますりの心理的背景として最も多いのは、自分の立場を守るためです。実際、誰かがごますりをしている現場に居合わせて、「保身のために頑張っちゃってみっともない」と感じた経験もあるのでは?

たしかに保身のためのごますりは周囲からの評判も悪く、ごますり=悪と見なされてしまう原因といえます。しかし、保身のためだけのごますりをしている人はそれほど多くないのが実情です。

感謝

周囲からは「ごますり」と見られている人も、本当は上司や先輩に感謝の気持ちを伝えたいだけというケースがあります。「いつもありがとうございます」という言葉さえごますりとして認識してしまうのは、さすがに過剰反応でしょう。

雰囲気づくり

ごますりは当事者間だけの問題ではなく、職場環境にも大きな影響を与える行為です。たとえば、せっかく上司が会話に入ってきたのに、部下のリアクションが薄かったら変な雰囲気になりますよね。ごますり上手な人の存在感が大きく見えるのは、実は職場全体の雰囲気を作り出している張本人だからなんです。

2、ごますり上手は出世しやすい

同僚からは非難を浴びがちなごますりですが、出世する人はたいていごますりです。現実問題として、むすっとしている人はごますり以上に印象が悪くなり、特に目上の人からは距離を置かれやすいです。

ごますりには同僚から疎まれるというリスクもありますが、結局、同僚全員から好かれるのは現実的にあり得ません。だったら上司にごまをすった方がずっと良いでしょう。

人の良い部分に着目できるのは強み

誰かと話していると、ついつい嫌な部分ばかり見えてしまう人も少なくないと思います。ところが、ごますり上手は他人の良い部分を見つけるのが非常に得意。たとえ職場で浮いている人と話していても、巧言令色に相手を気持ちよくさせます

これは簡単なことのようで、実はとっても難しいです。ポジティブさはもちろん、観察力や頭の回転の速さなど、あらゆる能力が必要になります。実務レベルでも武器になるといわれれる所以です。

上司に気持ちよく働いてもらおう

自分が気持ちよく働くには、職場環境が良いことが大前提です。そして、自分の上司が気持ちよく働いてくれているかが特に重要。もしも上司の機嫌が常に悪ければ、どんよりとした雰囲気の中で働かなくてはなりません。仕事ができないほど、ごまをするべきという辛辣な意見もあるほどですよ。

3、効果抜群!正しいごますりのやり方

ごますりが処世術として便利なことを見てきましたが、やり方を誤ると相手には刺さりません。ただでさえ同僚からのやっかみを買うリスクがあるのに、肝心の上司に気に入ってもらえなければ意味がないですよね。ごまをするときは、正しい方法を意識してください。

やり方①お世辞は言い切る

お世辞に慣れていない人は、「お世辞はいらない」なんて言われると、ついつい白状してしまいがち。「すいません、お世辞でした」と言葉にしなくても、微妙なうなずき方や”間”でバレてしまうものです。それではせっかくのお世辞もパー。実にもったいないですね。

ごますりの基本ですが、お世辞は最後までつき通すべきです。「お世辞だろ?」といってきた相手も、内心では持ち上げられるのが嬉しいはず。自信たっぷりにお世辞を言い切ってください

やり方②行動にも工夫を

言葉でどれだけ相手をおだてても、態度や表情が伴わなければ効果は全く期待できません。言葉だけでなく、行動にも工夫をするのがごますりの正しいやり方です。たとえば、以下のようにしましょう。

参考例

遠くに上司が見えたら…
 即座に駆け寄って爽やかに挨拶

エレベータや会議室で会ったら…
 俊敏なフットワークでドアを開閉



そういった細かな気配りができて、初めてプロのごますりといえます。女性ならボディタッチも何だかんだ効果ありですよ。飲み会やゴルフに誘われたら、「はい」か「喜んで」と即答しましょう。

やり方③外見を真似る

スーツ着用がルールになっている場合、細かい部分で差別化を図ろうとする男性は多いものです。表向きは「適当に選んだ」なんて言っていても、その言葉を鵜呑みにしてはいけません。率先して真似れば、上司のセンスの良さに惚れていることが伝わりますよ。

ただし、女性同士の服装は無許可で真似ないのが暗黙のマナー。黙って真似をすると、株を上げるどころか、「真似しないでよ!」なんて雷が落ちるかも。素直に「いつもおしゃれで憧れています」と伝え、似たアイテムを取り入れる程度が無難でしょう。

やり方④能力におののく

外見と異なり、能力については「とても真似できない!すごい!」とおののいてしまうくらいがベスト。決定的な上下関係を演出することで、上司は自分の仕事ぶりに自信を持ち、気持ちよく働いてくれるようになります

もちろん、営業トーク術やPCスキル、段取りの組み方についてアドバイスを求めるのは構いませんが、基本スタンスは「あー、こりゃどうしたって敵わないや」という態度です。

やり方⑤誰にでも平等にごまをする

ごますり初心者が同僚から非難の嵐を浴びるのは、接する相手によって態度の差があるからです。皆にいい感じに接していれば何ら問題ありません部下にもごまをすりましょう。それこそがごますりの原理原則です。

ちなみに、ごますり上手には家族サービスでも抜かりない人が多いそう。卑しさよりも優しさが勝っている人は、自然と相手がいい気分になる言動が出来るでしょう。

4、おべんちゃらだけと思わせない

口先ばかりのことを「おべんちゃら」「おべっか」なんて言いますね。ごまをすれば職場での立場が有利になるのは事実ですが、ごますりだけで生き残るのはなかなかハード。おべんちゃらだけと思われないための注意点をチェックしましょう。

日々の仕事を頑張る

「なんだかんだ言ってしっかりしているよな」と太鼓判を押されるためには、何といっても仕事への取り組み方が大事。No.1の成績にこだわる必要はありませんが、頑張っている姿はそれとなしにアピールしておきましょう。ごますりが仕事を頑張っていると、上司が手伝ってくれる可能性も上がりますよ。

手伝いには率先して参加

雑務に追われている人がいたら、進んで手伝い役を買って出ましょう。繰り返しになりますが、口だけでなく行動で、というのがごますりの極意です。上司であれ部下であれ、手伝ってあげた相手は「本当に優しい人なんだ」と一目置いてくれるはずですよ。

本気でキャリアについて語る

ごますりに長けている人は、自我を出しすぎないようにしているため、しばしば「金魚のフン」「中身がない」なんて勘違いをされます。この勘違いを払しょくするためには、自分のキャリアについて本気で語るのが効果的です

ランチや飲みの席、喫煙所など、フランクな雰囲気の場で真剣に語ると、「意外と中身もしっかりしているんだな」と思ってもらえるでしょう。

5、ごますりがどうしても無理なら

どうしてもごまをすれない。仕事の中身だけで勝負したい。そんな人もいるかもしれませんね。ごますりが無理だと思ったら、我慢してごまをすらなくてもいい環境へ飛び出すのが賢明です。

成果主義の世界に挑戦

年功序列の会社では、ごますりは必要不可欠のスキルです。ところが、外資系企業のような”成果主義”の世界では、どれだけこびへつらっても評価されません。仕事の中身ですべての勝負が決まります。下世話な処世術を気にせず仕事に没頭したい、という方は、成果主義の業界・企業へ挑戦してみるといいでしょう。

心から尊敬できる仲間がいる環境がベスト

ごますりが嫌だと感じるのは、おそらく相手を尊敬していないからでしょう。もしも心から尊敬できる仲間なら、自然と相手の良い部分い着目するはずですよね。ごますりをするとかしないとかにこだわらず、ポジティブな気持ちで仲間と切磋琢磨できる環境を探してみましょう。

徹底的なごますりは評価につながるほか、人間関係構築にも役立つ!

最後まで読んでいただきありがとうございます。ごますりにはマイナスイメージがありますが、人事考課に影響を及ぼすのはまぎれもない事実です。実際、出世する人ほどごますり能力に長けている傾向があるほど。とはいえ、正しいやり方を覚えないと自分の評価を下げるだけ

ベースは、徹底的にやり抜くことと、相手の良い部分にフォーカスすること。おべんちゃらだけと思われないように、注意しましょう。ごますりなんて勘弁という人も、心の底から尊敬できる上司・仲間に会えたら気持ちが変わるかもしれませんよ

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