2017年07月12日(水) 更新

働き過ぎに注意!その危険性と身を守る方法4つ

それって働き過ぎかも?

会社に入ってみると、最初に聞いていたよりもずっと残業が多い。しかし、みんな普通に仕事しているため働き過ぎなのかわからない。そんな悩みを抱えている人は、かなり多いようです。

法律上の残業規定とは

厳密に言えば、法律上残業というのは認められていません。一日8時間、週で40時間を超える勤務は“原則として”禁止されているのです。 では、なぜ世の中の会社員は残業をしているのか。それは三六協定が結ばれているためです。三六協定が結ばれていると、一ヶ月あたり45時間までの残業が認められます。

しかし、実際の残業時間は……

この上限45時間という数字、実際のところ守っているのは一部の企業のみとなっています。ほとんどの企業は規定時間を超過しており、従業員も疑問なく働いているのが現状です。なかには、残業が月100時間を超える企業もあり、政府が定めている過労死ライン80時間を大幅に超えるところもあります。

日本人って働き過ぎなの?

よく聞くのが、「日本人は働き過ぎ」という言葉。「アメリカでは~」と海外を引き合いに出して論じる人を、テレビなどでよく見ますよね。では、実際のところ世界の中で日本の労働時間はどのようになっているのでしょうか。

主要国の労働時間一覧

経済協力開発機構が発表している、主要国の年間労働時間をもとに主要国の年間労働時間をまとめてみました。

<主要国の年間労働時間(2015年)>

メキシコ:2,241時間
韓国  :2,113時間
ギリシャ:2,042時間
チリ  :1,988時間
ロシア :1,978時間
ポーランド:1,963時間
ラトビア:1,903時間
ポルトガル:1,868時間
アメリカ:1,790時間
イタリア:1,725時間
日本  :1,719時間
イギリス:1,674時間
フランス:1,482時間
デンマーク:1,457時間
ノルウェー:1,424時間
ドイツ :1,371時間

以上のようになっています。意外にもこの調査結果では、日本はあまり突出して労働時間が長いというわけではなさそうに見えますよね。

一番の問題はサービス残業

さて、上の一覧で日本の労働時間が少なかったのには、ある“からくり”によるものです。それは、サービス残業の数値が盛り込まれていないという点。 実際、会社員への聞き取り調査をもとに数値を出した、労働力調査では週平均の労働時間は39.1時間と出ています。これに年52週を掛けると、2,033時間となります。一躍世界でもトップレベルの労働時間になるのです。

世界から見ると日本の価値観は異質

世界から日本の勤務スタイルが恐れられているのは、サービス残業が普通になっている点でしょう。先進国では、働いているのに賃金が出ないのはありえません。また、「残業時間が多い=仕事が出来ない」というのが世界の共通認識です。それなのに、残業時間を誇る日本人の価値観もかなり不気味がられています。

働き過ぎになる原因4つ

では、なぜこんなにも働き過ぎになっているのか。それは主に4つのことが原因となっているようです。

仕事量が多い

残業が重なってしまうのは、単純に一人に振り分けられる業務が多いことが理由となっているのかもしれません。人材不足や、上司の管理能力不足からこの問題は起きてしまうので、自分ではどうにもならないところが厄介な点です。

残業が職場内で美徳

職場の社員同士が、 「オレ昨日13時間働いたわ」 「まだまだでしょ。おれは先週に30時間連続稼働したし」 このような 残業自慢をしているところは、“ヤバい”と思った方がいいでしょう。職場によっては残業が美徳となっているところがあります。そういったところだと、残業はなくならずむしろ積極的に増やそうとするので、状況は絶対に改善しません。

単純に仕事ができない

労働時間が多く働き過ぎなのは、単純に仕事が出来ないことが原因かもしれません。周りの人が終わっているのに、自分だけ仕事が終わっていないようなら、仕事の処理能力に原因があるといえるでしょう。

有給消化が幻

平日にたくさん働いたとしても、きちんと休暇を取れるのなら働き過ぎとはいえないでしょう。ただ、その休暇自体が幻の職場もあります。有給が認められないようなところだと、ゆっくりと休んで疲れをとることもできず、いつまでも重い気分を引きずったままになってしまいます。

働き過ぎることのリスクは重大

限界を超えて働き過ぎるようだと、重大なリスクが発生します。これは従業員だけでなく、部署の成績にも関わるので、マネジメント業務がある人も必ずチェックしておいてください。

働き過ぎるとかえって生産性が落ちる

遅くまで働けば仕事量をこなせるように思いがちですが、長期的に見ると働き過ぎるのは生産性を落す原因になります 。深夜まで残業をしていると、どんどん睡眠時間が削られていき集中力が落ち業務の質が悪くなるからです 。それに加え、将来的に健康被害のリスクも高くなるので、結局は生産性が悪くなってしまうのです。

友達がいなくなる

働き過ぎて時間がなくなり、友達からの誘いを断ってばかりいると、次第に友達から誘われなくなります。そうなると気兼ねなく相談する機会や、遊びでリフレッシュする機会も失われるので、段々精神が追い込まれていくでしょう。

労働時間が増えるほどうつ病のリスク大

労働時間が増えて精神が追い込まれる。その行き着く先はうつ病です。うつ病になってしまうと満足に働けなくなり、十年単位の長期治療も必要になります。自分の人生が狂ってしまうので、原因不明の体調不良がつづくようなら早めに対処をしていきましょう。

働き過ぎな現状を変えるための方法4つ

①業務を効率化してみる

もし仕事量が多くて労働時間が増えているのなら、業務の優先順位を決めることで、作業スピードをアップさせられます。また作業自体も細かく見直していき「どこを短縮できるのか」「ここは並行できないか」などの効率策を図ることにより、残業時間はみるみる減っていくでしょう。

②「無理なものは無理」と上司に伝える

明らかに終わらない業務を上司から押し付けられた場合、勇気を出して「無理です」と言ってみましょう。本当にどれくらい作業時間がかかるのかわからなくて上司が割り振っていた場合は、担当者を見直す 良い機会になります。 また、仕事を断る場合は「◯◯の仕事には~時間ほどかかるため」など、しっかりとロジックを組み立てから行わなければ説得できないので注意をしましょう。

③休むことは正当な権利と考える

有給消化が出来ない職場であったとしても、有給の使用はきちんと法で認められた労働者の権利です。上司や同僚たちの顔色を伺うことなく、有給の申請を出して休んでしまいましょう。多少は人からの目線が痛いと感じるかもしれませんが、馴れてしまえば何も気にならなくなるでしょう。

④転職をする

このままこの職場にいたら過労死してしまう。そんな危機感をもったなら、早めに転職をしてしまいましょう。もし失敗しない転職をしたいなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。サービスを利用すれば、專門のキャリアコンサルタントが求職者の希望にあった優良企業を直接紹介してくれます。自分ひとりの転職活動に限界を感じたらぜひ利用してみましょう。

自分が働き過ぎだと思ったら、無理をしない環境を作る

以上、働き過ぎた時のリスクと対処法でした。 働き過ぎてしまうと、仕事の質が落ちるばかりか心身が追い込まれていきます。そうなると、健康面でのリスクが高まり取り返しのつかないことになるかもしれません。自分の身を守るために、業務改善をして労働時間を自分で減らしていくか、上司に「無理だ」とハッキリと伝えて仕事を減らしてもらうようにしましょう。確かに、職場に居づらくなる可能性はありますが、自分の将来を犠牲にするよりかはマシな状況になりますよ 。

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