2019年10月01日(火) 更新

就活の面接で強みと弱みを効果的に同時アピールするコツ

面接で必要な「ハード」と「ソフト」の理解から…

転職や就活の面接で強みと弱みを同時アピールするコツを見ますが、弱みと強みの関係と同じように知っておくべき事柄があります。それは、ハードスキルとソフトスキルについてです。転職・就活では、まずこれらを理解するのが大事です。これらを知らないまま転職・就活に臨む人も多いので、他の応募者と差をつけるために、転職・就活の前にこの二つの言葉の意味を確認しましょう。

ソフトスキルとは「性格や気質など可視化が難しいもの」

自分の強みは何か?と考えたときに、ここでは大きく分けて二つの種類に分類してみます。

1.ソフト
性格が明朗である、臨機応変である、体力がある、我慢強い、など。

自分自身の思い込みや比較論(周囲の人に比べて自分は長時間働いても体調を崩さないほうだから、「体力がある!」というように)によって生まれる長所にすぎず、簡単に証明することができない、といった特徴があり、面接で強くアピールするには不向きです。例えば、「明るく真面目な性格で時間に正確です」というのは、もちろん素晴らしい、素敵なアピールポイントですが、口先でなんとでも言える、という域を出ていません。

ハードスキルとは「第三者に対して証明しやすい能力」

2.ハード
PCや語学等各種資格、前職での功績、など。

誰が見ても事実とわかり、第三者に対しても証明しやすいといった特徴があり、面接官にアピールするなら断然こちらです。面接官をすんなり納得させるような資格・技能、何か一つ持っていると強いですよ。思い当たる特技はありますか?面接ではまず自分のハードスキルを強みとしてアピールしてみましょう。

自分の強みをソフト・ハードの両面で分析するのがおすすめ

転職・就活において、これといってアピールできるハードスキルがないという場合もありますよね。そんなときは、具体的なエピソードを盛り込んで、面接の場だけでは証明しづらい自分のソフトスキルをアピールしましょう。以下で、実際に転職・就活で使える例文を見てみましょう。

就活・転職では、ソフトスキルでも自分の強みをアピールできる

転職・就活の面接でアピールする方法を、例文を見ながら確認しましょう。例えば、「柔軟性があり、どのような場面でも臨機応変に対応できる」、というのが強みであれば、

・学生時代、部活の大会中にトラブルに見舞われましたが、リーダーであった自分が適確に対処し事なきを得て、大会では好成績を収めました。大会での好成績は、必要があれば賞状を持ってきて証明可能なハード面も持っています。

・前職ではチーム単位で仕事を行っていましたが、同時期に三つのプロジェクト、すなわち三つのチームに同時に所属し、それぞれのチームで自分の立ち位置をこなし、期末には二つのプロジェクトが成績優秀の表彰を受けました。成績表彰は前の職場に確認可能なハード要素があります。

など、いかがでしょうか。エピソードはできるだけ他の候補者とかぶらない、面接官の印象に残るものだと尚良いですね。

面接で強みをアピールする際は、弱みもセットで考えよう

面接で「あなたの強み」を聞かれるならばほぼ間違いなくセットで聞かれる「あなたの弱み」。短所を補う何かを強みとして組み合わせて話せば、弱みを弱みととられず、逆にポジティブな印象を与えられるチャンスにもなります。

自分の弱みから強みを導き出すというのも◎

弱みを同時にアピールするには、以下のようなものがあります。

【弱みと強みのセット】
弱み:職務経験が浅い
強み:その分一から御社で学んでいきたいという勉強意欲が強い

【弱みと強みのセット】
弱み:業務一つ一つにたっぷり時間をかける傾向にある
強み:その分丁寧に、抜けのない仕事をする、と評価されてきた

【弱みと強みのセット】
弱み:英語能力に不安がある
強み:度胸あり、人見知りせず、誰とでも(外国人とでも)すぐに良好な人間関係を築ける

などの組み合わせです。いかがでしょう、ご自身の中でも、弱みと強みのセットプラン、ありませんか?弱みと強みは表裏一体ですから、弱みも積極的に有効活用しましょう。

自分の面接力を確認してみる

「あなたの強み」という質問は、自己分析を念入りにおこなった人であれば答えるのがそこまで難しくないはずです。面接の質問には、自己分析という土台ができていないとスムーズに答えられないため、全く考えつかないという人は、自己分析が不足している可能性が高いです。自己分析をはじめ、業界・企業理解や面接対策などが準備できているかを、一度確認してみてはいかがでしょうか。そこで活用したいのが「面接力診断」です。面接力診断で、今の実力を踏まえた上で対策を進めていきましょう。

転職や就活の面接ではアピールできる強み・弱みの引き出しを多く持っておこう!

大事な大事な転職や就活の面接中、「強みはなんですか?」という質問を受けるまでに、自分を売り込みすぎて、自分の強みを面接官に全て話し終わってしまった!という事態にならないよう、引き出しをたくさん持っておくことが一番大切なことかもしれません。まずはご自身のもつソフトスキルとハードスキルを、紙でも、PCでも、頭の中でも構いませんので、リストアアップするところから始めてみてください。

そして、強みと弱みを同時にアピールするのがコツです。ハードとソフトに関連があるように、強みと弱みにも関連性があります。就活・転職を迎える前に、きちんと理解しておきましょう。

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