2020年06月12日(金) 更新

【器用貧乏とは】その意味と特徴から克服方法まで徹底解説!

器用貧乏にいいイメージを持っている就活生は少ない

■調査方法:メールを配信して学生にアンケート
■調査実施日:2017/1/18
■投票数:1,678

就活生を対象に1,678名から集計したアンケートによると、「自己PRをする際に「器用貧乏」は効果的な材料になると思うか?」という質問に対して、21.8%の人がYes・78.2%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
就活における「器用貧乏」には、あまりいいイメージがないと分かります。そんな「器用貧乏」を、就活で活かすにはどうすれば良いのでしょうか。本ページで、「器用貧乏」の意味や特徴を知っておきましょう。

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器用貧乏の意味

器用だが中途半端で終わってしまう

器用貧乏とは、器用なため大体の作業ができてしまう反面、どれもある程度のところまで上達すると、成長が止まってしまう人のことです。途中で成長が止まるため、ひとつの芸や技術を極めることができません。「器用貧乏」という言葉のように、器用でありながら得られるものが少ないため、貧乏だといえるでしょう。

周りからこき使われるため成長しにくい

器用貧乏な性格は、仕事において活躍するでしょう。器用なためできる仕事の幅が広く、周りから重宝されるのです。ただし、幅広い仕事をこなせば1つの業務に集中できないため、成長しにくくなってしまいます。そんな器用貧乏な性格の特徴を、次の項で見ていきましょう。

器用貧乏な人に共通している特徴4つ

①大体のことがそつなくこなせる

器用貧乏な人の特徴1つ目は、【大体のことがそつなくこなせる】です。これは、企業にアピールする際に、とても有効な長所といえるでしょう。器用貧乏な人は要領が良く、物事を早く習得できるうえに、その取り組み方を効率化することができます。そのため、オールラウンダーも夢ではないのです。

②好き嫌いが少ない

器用貧乏な人の特徴2つ目は、【好き嫌いが少ない】です。大体のことがそつなくこなせる器用貧乏な人は、1つの物事に執着することが多くありません。そのため、物事だけでなく、人に対する好き嫌いもそこまでないといえるでしょう。人に対する好き嫌いが少なければ、人間関係を円滑に築くことができます。ただし、物事に執着しないことから闘争心も低いため、出世しにくいという欠点があるのです。

③成長意欲が低い

器用貧乏な人の特徴3つ目は、【成長意欲が低い】です。器用貧乏な人は、大体の物事をそつなくこなせるため、ハングリー精神が欠けています。普通の人よりも成長意欲が低く、負けず嫌いとは正反対のタイプだといえるでしょう。気の向くままに仕事をしていることが多く、努力をあまりしないため、頑張っている人にはなかなか勝てないのです。

④ノルマや目標を達成しようとしない

器用貧乏な人の特徴4つ目は、【ノルマや目標を達成しようとしない】です。先程もご紹介しましたが、器用貧乏な人はハングリー精神が人よりも欠けています。あくまでも自分のペースを保ちたがる面があり、ノルマや目標を課されると、やる気が削がれるタイプだといえるでしょう。ノルマや目標を達成しようとしないことから、上司や周囲からの評価が下がりやすいのです。

器用貧乏の長所・短所

長所:スタートダッシュが得意

器用貧乏な性格の長所と短所をご紹介します。長所は、【スタートダッシュが得意】です。器用貧乏な人は要領が良く、周囲の人よりも早く物事を理解することができます。そのため、複数人で同時期に同じ作業を始めた場合に、人よりも進みが早いといえるでしょう。スタートダッシュで差を付けられるのは、器用貧乏ならではの長所なのです。

短所:努力することが苦手

短所は、【努力することが苦手】です。器用貧乏な人は、大体の物事をそつなくこなせるため、目標を達成しようと熱心になったり努力をしたりすることがありません。そのため、いざコツコツと努力をしようと思っても、長続きしないことが多いのです。器用貧乏な人は、努力家の人と競った場合に、勝てる可能性が低いといえます。

器用貧乏を克服するために意識すべきこと

言い訳をせずにとりあえず続けてみる

器用貧乏を克服するには、どうすれば良いのでしょうか。大切なのは、言い訳をせずにとりあえず続けてみることです。器用貧乏な人は努力が苦手なため、「やりたくないから」と言い訳をし、物事を継続することを嫌います。そこでぐっとこらえて続けることができれば、器用貧乏を克服できるでしょう。
他のことを始める前に、その作業を辞めることで生じるデメリットを、一度考えてみることが大切です。継続さえできれば、器用貧乏ならではの人にはない器用さを活かして、物事を極められるかもしれません。

1つの物事を極めるための「努力」をする

器用貧乏を克服したいなら、1つの物事を極めることが大切です。大体のことができるからといって、いろんなものに手を出しても、全てが中途半端のままで終われば意味がありません。「1つの物事を極めれば大成するかもしれない」と考えましょう。
1つの物事を極めるには、それなりの努力が必要となります。途中で投げ出さずに努力をすることで、器用貧乏を克服できるのです。現状に満足しないストイックさが、器用貧乏な人には求められるでしょう。

就活の軸を定めておこう

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器用貧乏な性格を活かせる仕事

①事務

器用貧乏な性格を活かせる仕事1つ目は、事務です。事務の仕事内容は、書類作成や来客対応など多岐に渡ります。そのため、事務の仕事では、さまざまな仕事をある程度こなせる器用さが求められるでしょう。器用貧乏な性格を活かして事務の仕事をスムーズにこなせれば、企業からの信頼を得られます。

②コンサルタント

2つ目は、コンサルタントです。コンサルタントの仕事では、人と関わる機会が多く、それぞれの分野で幅広い知識が求められるでしょう。また、コンサルタントになれば、独自で調査をする機会が多くあります。そういった場面で、スムーズに作業に取り組めるという器用貧乏な性格が活かせるのです。幅広い分野への対応が求められるという点でも、器用貧乏な人に向いているといえるでしょう。

③カウンセラー

3つ目は、カウンセラーです。カウンセラーは、人から相談を受けてアドバイスをおこなう仕事です。相談される悩みのなかには、ある程度の知識や経験がなければ、答えられないものもあるでしょう。例として、専門的な職種に関する相談などが挙げられます。
器用貧乏な人は、過去に多くのことを経験しながらスキルを身につけてきた可能性が高いです。そのため、幅広い知識やスキルを有していることが多いといえるでしょう。相談内容の多くはデリケートな問題なので、人間関係を上手にこなす器用さも求められます。

器用貧乏の特徴や活かせる仕事を知ることで就活に活かそう

器用貧乏の意味や特徴、克服する方法や向いている仕事をご紹介しました。器用貧乏は、一般的に短所だと思われがちな性格です。しかし、考え方次第では、大きな可能性を秘めている性格だといえるでしょう。器用貧乏の意味や特徴をしっかりと理解しておけば、就活や就職後の仕事で活かせるかもしれません。本ページを参考に、器用貧乏について知っておきましょう。

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