2020年06月12日(金) 更新

おすすめ企業の見つけ方と自分に合った職場に出会う方法【優良企業ランキングTOP10】

この記事の監修者

キャリアアドバイザー

赤塩 勇太

大学を卒業後、新卒で採用コンサルティング会社に入社。キャリアアドバイザーとして、1,000名以上の就活生に対してキャリアセミナー、面談を実施。その後、採用コンサルタントとしてクライアントの採用課題の解決に従事。法人・求職者双方の目線から、適切なアドバイスを提供している。

おすすめ企業の見つけ方は?

就職支援課で情報を集める

おすすめ起業を見つけるためには、まず学校の就職支援課で情報を集めてみましょう。就職支援課は就職にまつわる様々な情報やノウハウ、そして多様な学生に対応した経験から自分の特性に応じた就職先を紹介してもらえる可能性があります。
そして、就職支援課を利用するメリットとしては、企業から学校単位で求人が発行されている点が挙げられるでしょう。もちろん、多くの学校に求人を出している企業もありますが、中には「この学校の学生から採りたい」という意欲のある企業もあります。
自分が在学している学校に強い求人意欲を持っている企業に応募すれば、通常より選考がスムーズに進む可能性があるでしょう。相手からの興味度合いを考えるのも大切です。

就職サイトで見つける

就職活動の王道といえば、やはり就職サイトが挙げられます。就職サイトはWebサービスの一つであり、そこに登録することで多くの企業の求人を閲覧することができ、また応募することが可能です。
エントリーシートの提出も就職サイト上で行える企業も多く、もはや就職活動と就職サイトは切っても切れない関係と言えるのではないでしょうか。もちろん、就職サイトを利用せずに知己を頼って就職するケースもありますし、ゼミの推薦等でそのまま就職が決まる場合もあるでしょう。
しかし、そのようなケースは稀になりますので、未だ就職サイトを通して就職するのが一般的です。多くの企業を目にし、選考を受けることで、社会全体に対する感度の向上も見込めます。

就職エージェントを頼る

就職エージェントと頼ることで自分と相性の良い企業を見つけることができるかもしれません。就職エージェントとは、企業から依頼を受けて適切な人材を見つけ、彼らに企業に応募してもらうことが仕事になります。
就職エージェントの売上は原則的に依頼した企業側が支払うことになりますので、求職者は無料で活用できるのが通常です。そのため、もし就職活動に行き詰まってしまった場合、もしくは自分に合う企業を見つけられない場合はエージェントに相談するのも一つの手になるでしょう。
エージェントに相談することで、知見豊富な第三者の意見を仰ぐことができます。それが必ずしも正しいものとは限りませんが、少なくとも一つの見方にはなるでしょう。

OB・OG訪問をする

実際に企業に就職したOBやOGを訪問することで、就職サイトやコーポレートサイトからでは感じ取れない内部の空気を尋ねることができます。仕事というのはいくら企業分析をしたところで、最終的には実際に働いてみないと分からないことが多いものでしょう。
OBやOGと直接合って話をすることで、そのギャップをいくばくか埋めることができます。実際に働いている人の意見を聞くことができる機会は稀ですし、相手も自分の後輩ということで、気分良く色々なことを教えてくれるかもしれません。
もちろん、その際に内情の全てを教えてくれるとは限りませんが、働いている人の雰囲気や仕草、言葉の選び方等を観察することで得られる情報は大変貴重と言えるでしょう。

業界マップを読む

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自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

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自分に合う企業はどう見つける?

それでは、引き続き自分に合う企業の見つけ方を考えてみたいと思います。「自分に合う」と一言で言ってしまえるほど相性というものは浅薄ではありませんが、それだけに自分と合うか合わないかというのは今後のキャリアや人生に大きな影響を与えるでしょう。
誰もが、できれば自分に合う企業で働きたいと願っています。しかしそれを見つけるのは容易ではありませんので、ある程度の妥協を感じながら働いている人も大勢いるのではないでしょうか。

徹底的に自己分析をする

何よりも優先しなければいけないのは、まず「自分を知る」ことです。就職活動の際には自己分析が必須と言われていますが、何故自己分析がそれほど重要視されているのでしょうか?
その理由としては、相手のことを知る前にまず自分を知っておかないと、企業選びの軸が定まらないからです。例えば、あまり仕事に対してポジティブなイメージを持てない人が忙しい職場で働いてしまうと精神が疲弊してしまうかもしれませんし、その逆も然りでしょう。
当たり前の話かもしれませんが、「良い会社」という定義は人によって異なります。であるからこそ、まずは徹底的に自己分析を行い、自分にとっての「良い会社」というものをしっかりと突き詰めておく必要があるでしょう。

企業研究を行なう

自己分析がある程度完了したら、次に企業研究を行いましょう。自己分析がしっかりとできていれば自ずと自分に合った企業像が見えているはずですので、基本的にはそれに沿って企業選びを行うことになります。
しかし、企業という存在は外からではなかなか実態を掴むことができません。応募者側もそうであるように、企業側も自分のマイナスイメージはなるべく隠し、良い面を強調しているのが通常ですので、そこから更に一歩踏み込まなければ本当の姿は見えてこないでしょう。
そのためには、なるべく多くの情報源を使って分析することをおすすめします。コーポレートサイトを見ただけで企業研究が終了してしまうと、相手の自称による情報しか得ることができません。

企業説明会へ参加する

企業説明会へ参加することで。企業の雰囲気を生で感じることができます。話をしている担当者は当然その企業で働いている社員の人になりますので、彼らの雰囲気や言葉遣い等で企業が持つ雰囲気の一部を掴むこともできるでしょう。
また、企業説明会では質疑応答の時間が設けられていることも多いため、気になることがあったらそこで尋ねておきましょう。与えられる情報だけではなく、自分から主体的に質問することで、一段深い場所にある情報を得ることができます。
その時に気をつけたいのは、選考で不利になるような質問はしないという点です。説明会によっては質問した人の素性を記録されているケースもありますので、その場合は質問内容に気をつけましょう。

優良企業ランキングTOP10

それでは、続いてDODAの転職人気企業ランキング2018のトップに位置する企業を個別に見ていきたいと思います。優良企業ランキングに掲載されているからといって万人と相性が良い企業というわけではありませんが、少なくとも多くの人が「働きやすい」「働きたい」と思っていることに変わりありません。
彼らが惹かれる理由としては、企業規模はもちろんのこと、そのビジネスモデルや従業員への待遇も同時に挙げられるでしょう。基本的に、良い会社は人を大切にしている傾向があります。

トヨタ自動車

トヨタ自動車は日本が誇るグローバルな自動車会社であり、海外の売上も非常に大きいのが特徴の一つです。一昔前は「日本車」というと高品質なイメージが持たれていましたが、今はEV社や環境に配慮した車も多く開発していますので、自動車のリーディングカンパニーといった見方をされている面もあるのではないでしょうか。
トヨタの核をなすのは、やはり優秀な人材に他なりませんので、人材育成に余念がありません。子供に対するワークショップから、豊田工業大学を設立して技術者の確保に努めていることは有名でしょう。
また、トヨタでは働き方改革の一つとして「FTL(Free Time & Location)」という制度が導入されています。

グーグル

グーグルは、世のIT技術者達が最も就職したい企業と言っても過言ではありません。私達の身近にあるAndroid端末はもちろん、ブラウザ、メールサービス、地図アプリ、クラウドサービス等、グーグルによって革新された分野は枚挙に暇がないでしょう。
グーグルは外資系企業ということもあり、国内では見られないような取り組みが行われていることも珍しくありません。例えば、従業員に仕事時間の20%は必ず自分が興味のあるプロジェクトに取り組むことを義務化したり、従業員の独創性を育む環境の構築に余念がないことが挙げられるでしょう。
それ故に、グーグルのオフィスはユニークであり、従業員達がのびのびと働いていると評されることも少なくありません。

ソニー

ソニーは創業時こそ電子製品の開発を行っていましたが、今では多くの分野に手を広げ、一大グループ企業という体をなしています。ソニーが手がけている産業は非常に多岐に渡りますので、その全てを覚えることは大変難しいでしょう。
ソニーはグローバルに事業を展開している大企業ですので、採用も非常に幅広いものとなります。様々な国籍や信条、価値観、バックグラウンドを持つ人が従業員として働いていますので、必然的に互いが互いを認め合う風土が形成されています。
そのため、ソニーグループは「多様性」を重視しており、様々な人が持つ多種多様な能力を活かすことに注力しています。事業分野が多岐に渡るソニーらしい取り組みといえるかもしれません。

ANA

ANAは国内最大規模の航空会社であり、日本と世界を繋ぐための重要な役割を果たしている企業です。現代はオンラインでもオフラインでも各国の距離が縮まり、仕事の都合やプライベートで海外に出かける人も多くなったのではないでしょうか。
そのような重責を担っているANAですが、その独自の取り組みとしては、とにかく「褒める」文化の定着を図っている点が挙げられます。褒められて嫌な気持ちになる人はまずいませんし、褒めることによって従業員の仕事に対するモチベーションに良い効果があることは説明するまでもないでしょう。
ANAでは、お客様からのお褒めの言葉だけではなく、従業員同士でもなるべく褒め合うことが推奨されています。

楽天

楽天はインターネット上のショッピングモールを主軸としてWebサービス企業であり、その名を聞いたことのない人は少ないでしょう。楽天モール上で地域の名産品から生活用品まで様々なものを購入することもできますし、その他にも楽天カードや楽天モバイル等、私達の生活に密着しているサービスを多くリリースしています。
楽天で有名なのは、やはり従業員の食事が無料で提供されているという点でしょうか。従業員は社員食堂でビュッフェを無料で食べることができますので、少なくとも働いている間は食事に困るということはないでしょう。
これはグーグルでも行われている福利厚生ですが、その本旨としては従業員により一層仕事に集中してほしいという思いがあるようです。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけで、あなたの強み・特徴を見える化できます。
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おすすめ企業を探す際の注意点

では、続いておすすめ企業を探す際の注意点について考えてみましょう。おすすめ企業というのは、要するに「自分と相性の良い企業」のことになりますので、一朝一夕に見つかるものではありません。
何事もそうですが、簡単に得られる情報に価値があることは少なく、しっかりと吟味して調査した情報にこそ価値があるものです。おすすめ企業を探すためには、焦らず、じっくりと、可能な限り多角的な視点から多くの企業を眺めることが大切です。

急がない

自分にとってのおすすめ企業を見つけるためには、とにかく急がない、焦らないことです。容易に得られる位置にある情報が価値を持っていることは稀ですし、であれば、貴重な情報ほど得るための対価や労力、時間がかかると思っておいた方が良いでしょう。
就職活動は時間の限りがありますので、人によっては内定を得るために焦って急いでしまうかもしれません。確かに内定が一つあればその後は余裕を持って就職活動に臨めますし、それ自体は悪い戦略ではないでしょう。
しかし、急いで得た内定に固執するのは避けた方が良さそうです。急いで得たということは、自己分析や企業分析が疎かになっている可能性が高く、すなわち分と相性が良いかどうかが考慮されていない面もあるでしょう。

妥協しない

自分にとっておすすめの企業を見つけるためには、企業選びに妥協しないことも大切です。就職活動というのは必ずしも自分が「行きたい」と思う企業に受かるわけではありませんので、理想の環境を追い求めていると、いつまで経っても終えることができないという面があります。
あらゆる点で100%妥協しないということは難しいものですが、それでも自分にとって譲れない条件を明確にしておくことは大事です。「他の面は妥協しても構わないが、ここだけは譲れない」という条件を課しておくことで、企業選びの指針にもなりますし、何より入社後のギャップを防ぐ効果もあるでしょう。
そこを妥協してしまうと、入社後即退職という話になってしまうかもしれません。

大手だけに絞らない

自分と相性の良い企業を見つけるためには、大手だけに絞らず幅広い目線で企業探しをすることが重要です。就職活動を始めたての頃は、どうしても目につきやすい大企業ばかりに応募してしまうものですが、業界研究をしていく内に規模は小さいけど条件の良い企業も見つかるでしょう。
そういった企業を見つけた時に、「大企業じゃないからパス」という考え方をしてしまうのは勿体ないものです。大企業に就職することによるメリットは多分にありますが、中小企業だからといって自分の希望が叶えられないわけではありません。
逆に、大手に絞ることによって企業選びの視野が狭くなってしまい、結果自分と相性の良くないところに就職してしまうリスクもあるでしょう。

おすすめ企業は自分に適した方法で時間をかけて見つけよう

おすすめ企業を見つける方法は一つではなく、人によって様々なやり方があります。ある人はOBやOG訪問を行うことによって見つけることができるかもしれませんし、またある人は注意深く業界研究を行うことによって発見に至るかもしれません。
企業選びに限らず、自己分析を行い自分を知ることによって、自分にとって最適なやり方を見つけることができます。それは仕事をする上でも大変役に立ちますので、まずは自分という主軸をしっかりと確立することを優先してはいかがでしょうか。
メインとなる軸さえしっかりと立てることができれば、あとはそれに沿ったやり方や企業、環境を見つけるだけです。しっかりとフィルタリングを行い、適切な企業選びをしましょう。

キャリアアドバイザー|赤塩 勇太

様々な情報を自分の目で確かめておくことが重要

「ホワイト企業」の定義は人によって異なってくるため、一概には言えませんが、以下のような点はポイントとして見ておく必要があると思います。福利厚生などについての、過去の取り組みや現在の取り組み。または、実際に社内で働いている人の声や意見。様々な情報をちゃんと自分の目で確かめておくことが重要です。

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