ビジョナグループ社長のエントリーシート
ビジョナグループ社長鷲尾さんの紹介
高校時代、ボクシングで世界チャンピオンを目指すも怪我で断念。高校を中退した後自動車ディーラーで働き始める。19歳で全国のトップセールスへ。
その後、21歳の時にジャガー正規ディーラーの支店長に抜擢される。その後2004年、26歳で新たに自動車ディーラーを設立。2006年から5期連続で、全国ジャガー正規ディーラーの中で販売達成実績No.1を獲得。2011年アウディ正規ディーラーを開設。
学生時代に頑張ったことは何ですか?
ボクシングです。部活動ではなく、ボクシングジムに毎日通い、練習漬けの毎日でした。自分なら世界が取れる等と大いなる勘違いをしていましたが、網膜の怪我により断念しました。
その時には既に高校も中退しており、また学業を疎かにしていたこともあり今更もう一度学業をする意欲が見いだせなかった私は、みなさんが大学生の歳には社会人として働き始めました。
その頃、大手の金融機関等が倒産する時代で、「就職氷河期」である事すら認識していませんでした。そこで当時の私は社会の厳しさと現実を思い知らされる事になります。ですが、強く育ててくれたこの国と、そんな時代に社会に出られたことを今では感謝しています。
社長になった背景や理由を教えてください
元々私は社長になりたいとか、経営者になろうとまでは思ってはいませんでした。目の前の自分自身の役割や与えられた使命を全うする事、「今、その時、その時」を真剣に誠実に、徹底的にやる事だけだったと思います。
哲学者ソクラテスは「小事を成すもの、大事を成す」と残しています。そんな中、支店長時代に他資本他地域のディーラーが経営破綻し、そこに空白エリアができたのをきっかけに、新しくディーラーを立ち上げないかとお話をいただきました。それがきっかけで初めて独立を考え、当時の上司、部下2名が「鷲尾さんがやるならついていくよ」と快諾したことも大きな要因です。
動機としては「自己実現と自信」です。要は自己の卓越性の追求。卓越して本当の意味で貢献ができる。全国トップセールスになったこと、店舗として全国のディーラーの中で販売達成実績No.1を獲得したこと、それぞれの経験から、例え前に道は無くとも、後ろに道ができる。今まで乗り越えて来た数々の経験、「逃げずにやり遂げて来た」という自負、職業や自分に対しての自信がそうさせたのだと思います。
あなたの強みは何ですか?また強みを活かしたエピソードを教えてください
自分で申し上げるのも大変おこがましいのですが、「胆力」と「実行力」です。胆力とは、10代からの経験値から来るものなのだろうと思います。困難、逆境を逃げずに乗り越えてきた分だけ強くなれる。いざというときに動じなくなる。人間は平常時にはその「胆力」はわからず、窮地に陥った時にその「胆力」が試されると思うのです。
学生時代に挫折をし、もうそんな思いをしたくないと思ってきました。死ぬわけでも無い些細な困難から逃げてそんな自分に自分で言い訳をして生きるような人生を歩みたくなかった。
実行力とは言ったことをすぐにやる事、必ずやる事、できるまでやる事だと思います。行動しなければ何も起きません。知行合一、言行一致という言葉がありますが、言ったらやらなくてはなりません。周りに宣言して、自ら行動を起こす時、必ず後に続くものも現れると思うのです。論語には徳は弧ならず、必ず隣あり、という言葉があります。
また21歳から支店長としてマネジメントをしていた経験も大きな糧となっています。全国1位、支店長、社長と自らステージを変える度に「胆力」と「実行力」を活かしてきました。
創業当時、資金繰りに苦労していました。独立したばかりのときは信用が無く銀行借入れができず、テナント料や車の仕入れ資金に困りました。しかし、お客様には車を見る前に購入していただき、先に全代金を頂いていました。
先にいただいたお金をテナント料や仕入資金、人件費に充てていました。後日仕入れた自動車を納車。お客様との間に、強固な信頼関係がないとできないことです。私はセールス時代から、一回のお取引から一生のパートナーを創るという思いで最初の1台目の商談時に2台目を売るイメージを以て臨みました。苦しい時に今までのお客様が応援してくれました。信頼とは城づくりと同じだと思います。「築城3年落城1日」それを1年間続けました。その結果、反対に銀行の方から融資提案をいただくことができました。
あなたの弱みは何ですか?
私の弱みは、人に甘い面があると自覚しています。信賞必罰という意味を十分理解していますが、あるべき処分下す必要がある場面でどこかで許してしまうときがあります。社員が何かミスをしてしまっても、自分で対処したりと、人に甘いと感じる部分があります。一方で一言多く、辛辣な事を言ってしまう事もあります。洞察力があるといわれる事もありますが、猜疑心が強いと思われる事があります。
歴史からを学ぶことで、ある程度は解消できると考えています。歴史を学ぶと言っても、年号を覚えたり、地名を覚えたり、◯◯の戦いと名称を暗記するものではありません。
歴史に名を残してきた先人たちの「意思決定のプロセス」を参考にしています。偉人たちの決断、意思決定は色々な背景を知った上で参考にすることで、より学ぶことがあると思っています。
「古きを訪ね、新しきを知る」
「賢者は歴史に学び、愚者は己の経験で学ぶ」
「君子は義で喩り、小人は利で喩る」
この言葉を大切にしています。
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企業法務専門の法廷論争に強い弁護士です。AIの発達により、これからの時代、より折衝能力が試される分野であると考えます。他には、メーカーの開発者等です。モノづくりは意外と好きです。会社創りもそうだと言えばそうなのですが。