2019年09月17日(火) 更新

声優になるための志望動機の書き方及び今からでも遅くない【夢を叶える】7項目を徹底解説

声優とはどういう職業か?

声優の仕事内容というと、どうしてもアニメの吹き替えをイメージしがちですが、実はそれだけではありません。ラジオのパーソナリティをしたり、ゲームのキャラクターボイスを演じたりすることもあります。最近では、アニメの中のキャラクターとしてイベントを開催することもあるほど、人気のある仕事です。やりがいとしては、色んなキャラクターになれるという点でしょう。また、ファンができるとファンレターが届くことも、やりがいに繋がっているのではないでしょうか。声優に向いているのは、好奇心旺盛な人です。「このキャラクターは、どんな人なんだろう」と興味を持って仕事ができれば、声優として成功していけるでしょう。

声優は専門的な職業で競争率が激しいというイメージを持たれている

キャリアパーク会員の就活生を対象に「あなたが思う声優という仕事のイメージを教えてください!」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。

就活生の回答

  • 競争率が激しい
  • アニメ好き
  • 特徴的な声を必要とする。
  • キャラクターに命を吹き込む仕事。
  • ごく一握りの人だけが活躍できる

■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月6日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「あなたが思う声優という仕事のイメージを教えてください!」

就活生にとって、声優とはアニメなどのキャラクターに命を吹き込む仕事であり、競争率が激しい職業であると思われているようです。「アニメ好き」「特徴的な声を必要とする」など専門的な知識や技術をもった人が活躍できる仕事というイメージを持たれていることがわかります。この記事では、声優になる夢を叶えるために必要な技術や学校、志望動機の例文についてご紹介します。

声優は未経験でもなれる

声優になるには、養成所・専門学校などに通って経験を積み、事務所に所属する必要があります。しかし、一般公募など役決めオーディションを利用すれば、養成所・専門学校に通わず声優として活動できるのです。つまり、未経験の方でもオーディションにさえ合格すれば、声優への道を開くことができます。

声の良さだけでは声優になれない

声優として活躍したいなら、早めの準備が必要になります。声優になるために必要なのは、声の良さだけではありません。早いうちから計画性をもって行動することで、数多くの経験を積むことができ、より声優になれる可能性を大きくすることができます。中学生のうちからできることは数多くあるので、今自分にできることを確認していきましょう。

中学生のうちに声優事務所・養成所の知識を身につける

声優になるには、中学生のうちに声優業界の情報を身につけておけば、今後の視野を広げることができます。まず、声優が所属する事務所や、養成所の種類を確認しておきましょう。高校生になれば専門学校に通うという選択肢が増えます。それに備えて、自分に合った専門学校を調べておけば、高校卒業後、スムーズに進路志望を決定できるでしょう。

有名声優が所属していた養成所の関係プロダクションをチェックしよう

過去所属していた有名声優や、その養成所に関係しているプロダクションを調べておきましょう。養成所の実績や、関係している声優事務所を調べることで、卒業した後、所属しやすい声優事務所を確認することができます。養成所と声優事務所は提携しているケースが多く、優秀な卒業生を事務所の所属として扱う場合が多々あるのです。早いうちからこうした業界の知識を身につければ、自分が目指している事務所へも所属しやすくなるでしょう。

高校生のうちに必要な技術の練習方法や体づくりをしていこう

声優になるには演技力だけでなく、様々な技術が必要になります。呼吸法の意識的な改善や滑舌の調整、徹底した体調管理など、気を遣うべき点が数多くあるのです。高校生のうちからそれらに気を付けて、声優になるための体づくりをしていきましょう。

卒業後の進路を本格的に考える

声優になるには、卒業後の進路は大事です。声優の養成所のほとんどが高卒以上で入れるようになります。本格的に声優を目指す覚悟があるなら、迷わず声優専門学校・養成所養成所に入る道を選ぶと良いでしょう。その際、選び方も重要になります。

おすすめの専門学校・養成所はどこなのか

養成所を選ぶ際には、授業の内容を確認することをおすすめします。養成所のなかには、非効率な授業を行っているケースもあるので要注意です。また、授業に呼ばれる講師などもチェックするとよいでしょう。中には有名な声優が招かれる場合もあります。憧れの声優から直に技術を教われるチャンスを逃さないよう、授業内容は必ず確認しましょう。

おすすめの専門学校・養成所:代々木アニメーション学院

代々木アニメーション学院では、高校生から「声優タレント科」で技術を学ぶことが出来ます。授業内容は豊富で、歌唱、アフレコなどオーソドックスなものから、殺陣アクションでの演技までも学ぶことが可能です。夜間の部もあるので、社会人や大学生の方でも授業を受けることができます。東京・大阪・名古屋・仙台・広島・金沢・福岡・北海道に分校があり、有名声優の水樹木奈々さん・櫻井孝宏さん・中村悠一さんなどが在籍していた実績があります。

おすすめの専門学校・養成所:東京アニメ・声優専門学校

東京アニメ・声優専門学校 では、ハイクオリティな機器・設備を24時間自由に使用できます。レコーディングやアフレコ機器などで個人練習に励むことが可能です。また、講師陣に声優を招いての授業をしており、特別講師として柴田秀勝さん、講師として秋元千賀子さんが起用されています。

おすすめの専門学校・養成所:総合学園ヒューマンアカデミー

総合学園ヒューマンアカデミーでは、年間200回以上のオーディションが行われ、実際のアニメに出演できるインターンシップ制度を用いての授業が特徴的といえます。また、在校中でもプロダクションと契約ができ、希望した生徒全員がオーディションを受けられる制度も有用です。また、有名声優を招いてのワークショップを開催するなど、有意義なイベントも多く実施している学校です。

大学にはいくべきか

進路として、大学に行くと言う選択肢も存在します。声優になるには、声優専門学校・養成所に行くことが一番ですが、進路として、大学に行くと言う選択肢も存在します。声優の道をあきらめ、就職を選んだ際、大卒という資格が必要になる可能性もあります。この場合、困難になりますが、大学と声優専門学校を両立する方法も存在します。

授業時間を指定できる養成所を利用すれば両立も可能

声優専門学校・養成所の中には、自分で授業時間を決められるものも存在します。大学の空いた時間や夜を指定すれば、両立も可能になるでしょう。日程を自由に決められる養成所もあるので、時間を上手に使って学ぶことができます。

時間や経済面で苦しくなるのが難点

ただ、デメリットとして時間的に厳しくなるので、どちらかもしくは両方がおろそかになる可能性があります。また、大学に加え養成所の授業料が増えるので、費用がかかるのもデメリットです。体力的・経済的な余裕がないと実行できないのが難点となっていますので、注意しましょう。

社会人から声優を目指すのはあり

中には、社会人になってから声優を目指したいと思う人もいます。先ほど紹介した通り、養成所には夜間の授業もありますし、経済面も自己管理できるようになった社会人なら、体力さえあれば、会社と養成所の両立は可能です。しかし、デメリットも少なからずあります。

技術面で苦労するのでかなり難しい

社会人から声優を目指すと、初めての経験が多く、やはり素早い技術面の体得は困難となります。競争率の高い声優業界で、当然のようにできなきゃいけない技術を遅く学ぶことになりますので、かなりのハンデとなってしまうのです。このような面から、社会人から声優を目指すのはとても難しいといえます。

個人で実行できる練習法を確立しよう

声優で必要になる技術は、授業でしか体得できないとは限りません。自分で正しい練習法を実行すれば、個人でも充分効果的に技術を覚えることができるでしょう。練習法には集中して行うものから、普段の生活中に行える何気ないものまで多々あります。

声優に必須な発声法『腹式呼吸』の練習方法

腹式呼吸』は声優に欠かせない発声法となります。腹式呼吸を行うことで喉を傷めず大きな声で話すことができ、通りやすい声が出せるようになります。また、息が長く吐けるようになるため、長いセリフなども読みやすくなるのです。練習法を紹介していきます。

①おなかに手を当て、背筋をしっかりと伸ばす
②息をゆっくりと出した後、鼻から空気を吸い込む
③お腹が張っていくのを手で確認する
④吸い込み切ったらゆっくりと息を吐く
⑤お腹がへこんでいくのをのを手で確認する

これを繰り返し行うことで、「腹式呼吸」を体得することができます。

滑舌を良くする練習方法『舌回し』

滑舌を良くする練習方法として「舌回し」があります。どの時間でも実行できるので、手軽に練習になります。

①舌の表面で上の歯の外側をなでるように右から左へ
②舌の裏側で下の歯の外側をなでるように左から右へ
これを一度に20回転行うと良いでしょう。右回り左まわりどちらも行うと効果的です

ツールを用いた練習も有用

また、ツールを用いた練習方法も効果的です。ボイスレコーダーなどを用意すれば、自分の演技や声色をチェックしながら練習ができます。他にもあると便利なのは、音域測定器です。最近ではスマホアプリでも簡単に手に入れることができます。自分の出す声のピッチを計れるので、音のズレを確認できます。

オーディションの内容『書類選考』『実技試験』を知る!

オーディションは基本的に書類選考・実技試験で構成されています。書類選考では、・氏名・現在の職業・生年月日・電話番号・メールアドレス・志望動機などを記載して、郵送します。その際、許可があれば音源も添えて郵送できますので、自分の実力をアピールしましょう。実技は指定された台本読み・朗読・自己PR・面接などが行われます。

おすすめのオーディション:研音・声優アーティストオーディション

研音・声優アーティストオーディションは芸能事務所への参入も視野に入れた大型のオーディションです。年齢制限もないので、社会人の方でもチャンスがあります。また、応募書類に60秒の自己紹介動画を添えての送付となるので、アピールもしやすく優良なオーディションといえます。

おすすめのオーディション: SMAマンスリーオーディション

SMAマンスリーオーディションは、応募がパソコン・スマートフォン・携帯から行えるオーディションです。音源・映像がある場合、専用のエントリーフォームからアップロードできるので、自己アピールがしやすいようになっています。年齢や性別、国籍などの制限もないので、応募しやすく、高年齢の方でもチャンスがあるオーディションとなっています。

志望動機を明確にしておこう

オーディションや面接では、志望動機を聞かれやすいです。志望動機を聞かれた際は、演技・アニメ・声優のことをどれほど強く思っているか、自分の熱意を相手に伝わるよう話しましょう。また、印象に残るためには人柄も大事ですので、志望動機を発言する際は、丁寧に元気よく対応していきましょう。

志望動機は経験・人間関係をアピールするのもよい

自分が持っている繋がりを志望動機でアピールすると好印象です。経験や仕事で培ってきたコミュニティは、声優業界で役に立つ可能性もあります。特に音楽業界・音声機器業界とのつながりがあった場合は、志望動機に盛り込むと良いでしょう。志望動機では熱意の他に、どのような経験をしてきたのかを見られます。業界で活かせる利点を書き込むことで、より印象に残る志望動機を作成できます。

志望動機の例文①:声を出すことが好きなことをアピール

私は声を出すことが大好きです。元気よく出した声は、誰かを元気にする力を持っていると考えています。私は、自分の声を使って『元気を与える仕事』がしたくて声優業界を目指しました。私の元気や演技で、多くの人をわくわく・どきどきさせることができればと思っております。

志望動機の例文②:好きな声優をアピール

私が目指す声優は『役に徹する声優』です。私は声優の〇〇さんにあこがれてこの業界を希望しました。〇〇さんの演じる声は役によってとてもやさしく、とてもきびしいと感じます。そこがとても魅力的ですので、私も同じようなふり幅をもって、貰えた役に徹する演技ができたらと思っております。

志望動機の例文③:経験・人間関係をアピール

私は過去に音楽業界で仕事をしておりました。そこで、声優さんのお仕事に関わらせて頂いたことがあります。そこで見た声優さんの仕事ぶりをみて、声優業界でチャレンジしていきたと考えました。前職の経験で音楽機器のことは詳しく、音楽業界で力を貸してくれる人もいるので、声優での活動にも役立てられると思います。

志望動機作成に役立つジェネレーター

志望動機を作成する際に、文章を考えるのが苦手な就活生も多いと思われます。「伝えたいことはたくさんあるけど、考えをまとめてわかりやすく伝えるのが難しい」という就活生は、「志望動機ジェネレーター」を活用しましょう。志望動機ジェネレーターを使えば、用意された質問に答えるだけで理想的な流れの志望動機が完成します。面接での志望動機に関する質問にも対策が可能です。無料でダウンロードできるので、効率的に志望動機を完成させましょう。

声優になるには早めの準備をしてオーディション内容を知り志望動機を考え対策しよう

声優になるには、早めの準備が必要となります。早いうちから業界のことを知り、声優に必要な技術を練習することで、夢の実現に繋がっていきます。オーディションの内容をよく理解し、事務所に合わせた志望動機を考えていきましょう。

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