2023年05月15日(月) 更新

ANAとJALの違いとは|就活に役立つ企業情報を比較して紹介

ANAとJALは人気企業のため企業研究が必要

航空業界はキャビンアテンダントやパイロットといった、目にする華やかな職種や、航空管制官や整備士など、何百人もの命を預かる責任感の大きな仕事であることから、憧れを抱く人は多くいます。

人気の航空業界ですが、更に就活生からの注目が大きいのが、2大巨頭のANAとJALです。高い倍率から内定を勝ち取るためには、やる気だけではなく、企業・業界研究が必要となるのです。

ANAとJALの企業情報や航空業界の職種

ANAとJALの企業情報

ANAとJALの企業情報は上記のようになっています。ANAは傘下にLCC2社を有することや、JALは定時到着率がアジア・パシフィック地域部門で1位など、特色もわかったことでしょう。

ANAやJALに代表される航空会社には、パイロットや整備士、運行管理、客室乗務員、グランドスタッフなど多くの職種があります。

多くの職種が存在し、さまざまな連携を取りながらで空の安全と輸送に関わってきているのです。つぎは、業界研究の最初の一歩として航空業界の仕事をいくつかご紹介します。

業務内容①運航管理業務のスタッフ

国内線・国際線によって多少異なりますが、パイロットはフライトの10数時間前に出社し、運航に必要な情報を確認します。とくに、パイロットが運航管理スタッフとおこなう「ディスパッチ・ブリーフィング」は、飛行プランや天候を確認する大切なものです。

運行管理スタッフは飛行プランの作成や、天候をパイロットに伝えることなどをおこないます。運航管理スタッフは別名「ディスパッチャー」とも呼ばれています。

業務内容②整備士

整備士は、飛行機の点検や整備をおこなっています。正確性や緻密さが求められ、かつ安全な飛行に関わる責任の大きい仕事です。ANAやJALのような定期航空会社以外にも、航空写真を撮影する会社やヘリコプターを運航する会社、航空機を使った事業を展開する企業など多く会社で整備士が活躍し、需要が多い職種といえます。

業務内容③航空管制官(国家公務員)

航空管制官は、パイロットに無線電話やレーダーで飛行ルートを指示したり、情報を送ったりすることをおこなっています。主に、航空管制塔からパイロットに指示しています。航空機は自由自在に飛んでいるように見えますが、空の上には常に無数の飛行機が飛び交っているのです。

そんな中でも、ほかの航空機との衝突や悪天候の場所を避けるために、航空管制官が常に飛行状況を確認し、誘導して安全なルートを個別に作り出しています。1人の管制官がいくつもの航空機に次々と指示を出していくため、業務中は常に緊張感を持っていなければなりません。

内定者が実際に提出したESから学ぼう

航空業界の内定を得るためには、エントリーシートを通過させる必要があります。エントリーシートでは、志望動機だけでなく各企業ごとに色々な質問が用意されています。そこでおすすめなのが「航空業界の内定者ESまとめ」です。

この回答集には、ANAとJALに内定をもらった就活生のESが掲載されています。パイロットやキャビンアテンダント内定者のESが無料でダウンロードできるため、他の就活生に差をつけて対策をしたい就活生におすすめです。

ANAとJALの内部組織図

ANAの組織図

ここからはANAとJALの組織図をご紹介します。まず、ANAから見ていきましょう。

ANAは、コーポレートコミュニケーション室やグループ経営戦略室、グループ経理・財務室などがあります。総務部や広報部などは、コーポレート機能を持っています。また、調査部やグループ法務部、施設企画部など、多くの部署があることもわかるでしょう。

JALの組織図

JALの組織図を見ていきます。旅客販売統括本部や路線統括本部、貨物郵便本部など、JALも多くの部署で成り立っています。

旅客販売統括本部の下には、国内旅客販売本部やWeb販売本部などがあることもわかるでしょう。つぎに、ANAとJALの違いを事業内容や強み・弱みから比較していきます。

ANAとJALの違いを事業内容から比較

ANAは国内線とアジア近距離路線に強い

ANAがおこなっている事業は、定期航空運送事業、不定期航空運送事業、航空機使用事業、そしてその他附帯事業という4つの軸から成っています。

ライバルであるJALとANAの違いを比較すると、ANAは国内線とアジア近距離路線に強いという特徴が挙げられるでしょう。そして近年は、JALに対抗して国際線の強化も進めています。

ANAはコードシェア便が多い

弱みとして挙げられるのは、コードシェア便が多すぎる点です。コードシェア便の旅客というのは、もし飛行機が欠航になった際に対応が後回しになるケースが多く、JALと比較して対応が後手後手に回る場合があるようです。

当然ながら、グランドスタッフはそういったお客様をうまくコントロールしていかなければなりません。就職したとすれば、臨機応変な対応力を身に付ける必要があるでしょう。

JALは国際線と「こだわりの品質」が強み

航空2強のもう一角であるJALですが、2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロやJASとの統合失敗などが重なりました。2010年に経営破綻しましたが、その後経営再建に成功しました。

JALとANAの違いを比較した際、JALの強みとしてまず挙げられるのは、経営破綻からの再生を見事に果たしたJALの社員が、利益を出せる組織を作り上げるためのノウハウと構造改革案を持っている点です。

また、JALの「こだわりの品質」も強みのひとつでしょう。2017年度のJCSI調査では、国際航空部門で「顧客満足」「ロイヤルティ(再利用意向)」で第1位を獲得しました。

LCCとの競争激化に耐える力が必要

ANAとJALを比較した際の、JALの弱みについて見ていきます。JALの弱みとしては、LCCとの競争激化に耐える力が、健全経営のために削減した路線などの影響で不足している、という部分でしょう。

上記でも述べたように、現在はLCCの台頭が目覚ましくなっています。その競争に耐える力が必要だといえます。

自己分析の浅さは、人事に見透かされる

就活で内定を勝ち取るためには、自己分析をして自己理解を深める必要があります。自己分析を疎かにしていると浅い答えしか浮かばず、説得力のある回答ができません。

そこで活用したいのが、自己分析ツールの「My analytics」です。

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ANAとJALの違いを利用者の声で比較

サービス面の比較を利用者の声で紹介

ANAやJALなど航空会社に就職するとなると、利用者の立場に立った物事の考え方は、より良いサービスの提供のために必要不可欠です。

両社の比較とともに、企業研究の締めくくりとして利用者側の意見を見ていきましょう。まず、「ANA派」の利用者の意見をご紹介します。

利用者の意見

私はANA派です。その1つ目の理由としては、スターアライアンスに加盟している、という部分を評価しました。2つ目は、今後の路線展開が望める点。そして3つ目は、座席の入れ替えスパンが非常に早い(特に国際線で比較した際、ANAとJALの違いを感じます)。そして最後に、4つ目は労組が強い点。

つぎに「JAL派」の利用者の意見をご紹介します。

利用者の意見

私はANAよりJAL派です。 JALとANAの違いを比較すると、何といってもJALはマイルがためやすいですね。 また、特約航空券がANAより取りやすいので、重宝しています。そして、貯めたマイルクーポンで海外のホテルに宿泊出来るなど、マイル関連のサービスがANAに比べてJALは充実していますよね。 あとは、機内サービスがANAより充実している点も、私がJAL派である理由です。

両社ともにお客様への対応はきめ細やかさでは差がつかないものの、ANAとJALの違いを比較すると、HPのお客様の声へのリアクションの早さや、具体化の数はANAといえるでしょう。

対して、プライオリティゲストへの対応のきめ細やかさでは、JALが進んでいるようです。お客様へのリアクションはANA、アクションの濃さはJALといった点が違いだと考えれば良いでしょう。

ANA・JALの全体像を理解したら、次は先輩のエントリーシートをチェック

本ページでは、ANAとJALの違いや利用者の声などをご紹介しました。ANAは事業面で、JALはサービス面でそれぞれに特色があることがわかるでしょう。

大枠を理解することができたならば、次は内定者のエントリーシートを実際に見ることが役立ちます。
キャリアパークでは、ANAやJALに内定した先輩たちのエントリーシート回答集をご用意しました。

無料でダウンロードできます。こちらの企画を支えてくれたのは、大手航空会社ANAやJALなどの選考を勝ち抜いた内定者たちです。以下、最後にご案内させていただきます。

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