2021年10月01日(金) 更新
【SPIのコツ】言語・非言語問題や性格検査で結果を出すための方法
目次
SPIは選考の初期段階で用いられる
就活ではwebテストを選考に用いる企業は非常に増えています。リクルートが提供するSPIも利用している企業は多く、年間に13,200社が使用しています。用途としては、すべてが就活の選考ではなく、人材育成として使用するケースもあります。
そんなSPIは選考の初期段階で用いられやすく、足きりとして、ふるいにかけるために用いられているとも言われています。
そのため、希望企業がSPIを選考に用いている場合、選考通過は絶対なのです。
就活生が考えるSPIの勉強法
就活生の声
キャリアパーク会員の就活生を対象に「SPI試験で高得点を取るためには何が必要だと思いますか?」というアンケートを実施しました。まずは回答の一部をご覧ください。
- 知識量と繰り返しの訓練
- 事前の対策。知らない知識を頭に入れる。
- ポイントを押さえた反復練習。
- 勉強、スピード、落ち着き
- 早めの準備
■調査方法:キャリアパーク会員へのダイレクトメール
■調査日時:2017年3月8日
■調査元:ポート株式会社
■調査対象者:キャリアパーク会員の就活生
■質問内容:「SPI試験で高得点を取るためには何が必要だと思いますか?」
選考のひとつに適性検査があるなら、なるべく高得点を取りたいと考えるのが普通です。では、どのようにすれば高得点を狙えるのでしょうか?就活生を対象に実施したアンケート結果によると、「知識量と繰り返しの訓練」「ポイントをおさえた反復練習」「早めの準備」などがカギになると考えている就活生が多いようです。
こちらの記事では、言語・非言語問題・性格検査で結果を出すためのポイントをいくつかご紹介します。SPIを徹底攻略して、周りの就活生に差をつけましょう!
SPIはリクルート社が実施する試験
会社の就職試験でよく用いられるようになったSPIですが、これはリクルート社が作成して実施している適性検査のひとつです。
この検査を通して、仕事を働くうえで必要になる基礎的な能力がどこまで備わっているのかを客観的な目で確かめられるようになっています。ただし、リクルート社からは明確な採用判断の基準は用意されていません。
能力検査と性格検査の2つに分類される
そんなSPIの問題内容は大きく2つに分類されています。まずは一般的な学力や教養について詳しく判断する能力検査から見てみましょう。
能力検査では、数学の問題を中心に出題される非言語問題と、国語などの文章能力に関する問題が出題される言語問題の2分野から出題されます。もうひとつは性格検査で、数百問ある質問の回答内容によって、受検者の性格や考え方の傾向を割り出し、会社の環境や働き方に合致するかを判断します。
WEBテストやテストセンターなどで実施
SPIの実施形式は主に4つ存在します。それは以下の通りです。
SPIの受験方法
・テストセンター
リクルート社が運営する会場で実施する。受験者が多い時期は、47都道府県それぞれに臨時会場を設置して開催。それ以外の時期は、主要都市である札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡の7都道府県に会場を設置している。
・ペーパーテスト
その名の通り専用の用紙にマークシート方式で記入して回答する形式。企業の試験会場で開催される場合はこのケースが多い。
・WEBテスティング
こちらはインターネットを経由して受検する形式で、ペーパーテスト式と同様に企業での受験が可能。また、遠方に在住する場合に自宅での受検ができるのもこの形式。
・インハウスCBT
リクルート社に直接訪問し、そこが用意した専用のパソコンによって問題を回答する形式。問題内容はほぼすべてWEBテスティングと同じ内容が出題される。
形式により実施時間が異なる
なお、上記で紹介した形式は、それぞれ実施時間が異なっている点に注意しましょう。それぞれの実施時間は以下の通りです。
パソコンで回答するタイプと、マークシートで記入するタイプでは書き取り・入力時間に差があるため、設定時間も異なることがお分かりいただけるでしょう。
各型式ごとの実施時間
・テストセンター、WEBテスティング、インハウスCBT
能力検査35分、性格検査30分
・ペーパーテスト
能力検査70分、性格検査40分
あなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は、「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか診断してみましょう。
実施形式によるSPI攻略のコツ
では、筆記試験の一部として、就職にも大きな影響を及ぼす可能性のあるSPIを攻略するためにはどうすればいいのでしょうか。まず最初に、実施形式の違いによる攻略のコツについて取り上げます。
テストセンター:最短時間で選択肢を選ぶ
まずはじめにテストセンターでの攻略のコツについて見てみましょう。問題は最短時間で選択肢を選ぶよう心掛けてください。
ペーパーテストと違い、1問ごとに制限時間が設けられているため、考え込んでしまうと未回答扱いで次の問題に進んでしまうかもしれません。
また、非言語問題では電卓が使えないため、筆算を早く解く必要があるでしょう。
なるべく多くの問題に答えるのがコツ
テストセンターによるSPI試験は、回答数に対する正解の割合で確かめるのではなく、問題の得点による偏差値が判断基準です。
そのため、なるべく多くの問題を回答しておいた方が全体の得点を上げるチャンスにつながります。わからない問題があったとしても、未回答にせず必ずどれかに回答するようにしましょう。
WEBテスティング:電卓の使用に慣れる
SPIのWEBテスティングにとっていちばんポイントになるのが電卓の使用です。テストセンターの問題は電卓が使用禁止のため、筆算で答える必要があります。
一方で直接入力による回答が基本のWEBテスティングでは電卓の使用が認められているため、計算スピードが上がれば、その分時間に余裕を持って回答が可能となるでしょう。
時間配分に気をつける
WEBテスティングでは時間配分に気をつけることが大切です。WEBテスティングでは、一から自分で問題を解いて入力する必要があります。
そのため、序盤で一問を回答するのに時間をかけすぎると、終盤に時間が足りなくなってしまい、問題を最後まで回答できない可能性があります。
回答できない問題があると、その分得点が減ってしまうため、非常にもったいないです。最後の方に簡単に解ける問題があった場合は、取れるはずだった得点を取れなかったことになってしまいます。
SPIでは僅差で、次の選考に進めるかどうかが決まる場合があるため、少しでも取りこぼしを減らすことが大切です。少しでも高得点を取るために、時間配分に気をつけながら回答していきましょう。
ペーパーテスト:全体の問題を確認して優先順位を決める
ペーパーテストによるSPIを攻略するコツとしては、問題の全体を確認して優先順位を決める点です。WEBテスティングやテストセンター形式とは異なり、ペーパーテストはすべての問題を開始時点で確認できます。
これまで予習してきた中で自分の得意なジャンルから先に回答を済ませ、余った時間をすべて不得意な問題や計算に時間がかかる問題に充てるといいでしょう。
マークシートの解答の誤記入に気をつける
ペーパーテストでは、問題用紙とは別にマークシート方式の解答用紙が配られます。ペーパーテストを受けるときは、マークシートに回答を記入する際の誤記入に気をつけましょう。
ペーパーテストで回答する際は、最初の問題から順番に回答する必要はないため、自分が得意な問題や簡単な問題から解いていく人も多いです。
最初の問題から順番通りに解くのではなく、得意な問題や簡単な問題から解いていく場合は、解答用紙にマークする場所がずれたり、別の場所に記入してしまわないように注意する必要があります。
解答用紙にマークする場所がずれていると、ずれていると気付いてからマークを修正しなければならず、大幅に時間を使ってしまいます。SPIは時間との闘いなので、無駄な時間を使うことのないように、誤記入しないようにしましょう。
筆算は問題用紙の空きスペースを利用する
ペーパーテストによる回答はテストセンターと同様に電卓を使用できません。ただし、回答時間が70分間とテストセンより35分も長いので、得意な問題を先に解いておけばその分余裕を持って回答できるでしょう。
その際、専用の計算用紙などは用意されていないため、問題用紙の空きスペースを用いて解くよう心掛けてください。
問題内容によるSPI攻略のコツ
ここまでは、SPIの出題形式から見る攻略法について確かめました。続いて紹介するのは、出題される各分野の問題内容からみるSPIの攻略のコツです。
それぞれの問題によって解くべきポイントが異なるため、この機会にしっかり認識しましょう。
非言語問題:組問題への対応が焦点
まず最初に取り上げるのが、数学を中心とした出題内容の非言語問題です。非言語分野においては、組問題には気をつける必要があるでしょう。
選択肢から回答を選ぶテストセンターやペーパーテストにおいては、1つの条件に対し2~4問の組問題として出題されます。1問目を必ず解いて、2問目以降の問題に応用するなど、なるべく少ない計算で答えが導き出せるよう心掛けてください、
WEBテスティングは正確な計算が求められる
一方WEBテスティングの非言語は、電卓の使用が認められている分、正確な計算をしなければなりません。それは、時間を気にしながらの回答のため、焦りから入力ミスなどをして誤答するケースも少なくないからです。
ただし、自宅環境で受験できるシステムなので、時間さえ意識して回答すれば、プレッシャーをコントロールした状態で回答できるでしょう。
差のつきやすい非言語問題攻略が高得点の鍵を握る
SPIで他の就活生よりも高得点を狙うには、非言語問題をいかに攻略するかがポイントになってきます。非言語問題は苦手意識を持っている就活生が多く、対策をしっかりとしているかどうかで大きく差がついてしまう分野です。
苦手意識を持たれがちな非言語問題ですが、決して難しい問題ばかり出題されるわけではないので、対策ができていれば十分に高得点を狙えます。
非言語問題のなかでも、得点を高めるために重要なのが推論問題です。出題数が多く前提知識が無くても解ける推論問題は、与えられた情報を整理し落ち着いてミスなく解けるようにしましょう。非言語問題は解き方さえ覚えてしまえば、どんな問題にも対応できるので、少しずつでも解ける問題を増やしていくことが大切です。
言語問題:繰り返しの勉強が大事
SPIの言語問題を解くコツについても確かめましょう。言語問題は熟語の意味や成り立ち、文章の並べ替え等が出題されるのですが、攻略本や専用のWEBサイトにある対策予習を繰り返し勉強すれば、本番にも活かせます。
なお、どの試験形式でも組問題が出題されるので、非言語問題と同様に比較的難易度の低い出題番号の小さい方から解きましょう。
出題範囲が狭い分満遍なく知識を蓄える必要がある
SPIの言語問題は非言語問題と比べると出題範囲が広くないため、出題される分野すべてを勉強しておくのがポイントです。
攻略本やSPI対策のWEBサイトを利用して取り組んでおきましょう。満遍なく知識を蓄えておけば、非言語問題の回答がてこずっても言語問題で点数を底上げする結果につながります。
長文読解に充分な時間を残す
言語問題は出題範囲が狭いですが、問題数が多いため1つの問題に時間をかけずに早く正確に回答しなければなりません。特に長文読解に関しては、長文を読むだけで時間が必要なため、長文読解に備えて十分な時間を残す必要があります。
長文読解の時間を確保するために、他の問題をできるだけ早く解くことが大切です。前の見出しで説明した「満遍なく知識を蓄える」ことが、知識を増やして問題を短時間で解くことに繋がります。
そして、長文読解以外の問題を短時間で解くことで、結果的に長文読解に充てる時間を増やすことができ、長文読解を落ち着いて解くことを可能にするのです。長文読解で高得点を狙うために、他の問題を短時間で解いて、長文読解に充てる時間を増やしましょう。
性格検査:素直に正確な回答を心がける
SPIの性格検査は、企業の風土や職務内容に適してるかどうかを確かめるために必要な試験です。そのため、なるべくすべての問題に回答する必要があります。数百問ある質問に対して、自分を良く見せようと回答を偽るのは止めましょう。
企業によってはSPIの性格検査をもとに面接で質問するケースも少なくありません。思ってもみない回答をして面接の質問で窮しないよう、素直に、かつ正確に回答してください。
働いているときの状況を考えながら素早く回答しよう
性格検査の質問は、いまのあなた自身の心境や、考え方について問うものです。そのため、回答によって、あなたの今後の仕事の方向性が定まるのは間違いありません。
ただ感覚で回答するだけでなく、あなたがその職場で働いている状況になった場合、どう行動するのかを考えながら回答すると、より迷わずはっきりと質問に答えられるようになるでしょう。
ライ・スケールに気をつける
性格検査を受ける際に注意すべきポイントは、ライ・スケールを意識するということです。ライ・スケールとは、受検者が嘘の回答をしていないかということを判断する質問です。
性格検査の質問のなかには、「はい」で答えると嘘をついていると判断される質問があります。例えば「生まれてから今まで嘘をついたことがない」「一度も人も悪口を言ったことがない」といった質問が該当します。
このようなライ・スケールを見ると、好印象を与えるために「はい」で答えたくなりますが、一度も嘘や悪口を言ったことがない人など存在しません。
そのため、ライ・スケールに「はい」で答えると、嘘をついていると判断されてしまいます。ライ・スケールと思われる質問には、正直に「いいえ」と回答しましょう。
SPIの制限時間に慣れる方法
SPIの本番は問題ごとに制限時間があります。いくら練習問題を解いても、本番の形式に慣れていないとうまく解けず、不合格になるかもしれません。
そこで活用したいのが「SPIパーフェクト問題集&模試」です。本番と同じ形式で、計100問の例題を解くことが可能です。
問題ごとに詳しい解説付きのため、復習にも効果的です。ぜひ活用し、志望企業の選考を突破しましょう!
SPI攻略につながるおすすめの勉強方法のコツ
最後にSPIの攻略につながる勉強方法について紹介します。SPIの問題は出題範囲や制限時間などがハッキリと提示されているため、適切な勉強方法で予習を取り組めば高得点を記録できるようになります。
では、具体的にどのような方法があるのか、3つ紹介しますので参考にしてみてはいかがでしょうか。
①攻略本をひたすら反復して解き続ける
SPIは攻略本やインターネットの専門サイトが複数存在するので、ひたすら反復練習するのがおすすめです。出題範囲は特定されているので、繰り返し問題を解いてみると出題されやすい傾向なども読み解くことができるようになります。
ただし、何冊も攻略本を用意するよりは、同じ攻略本を解き続けて復習したほうが身につきやすくなるでしょう。
②非言語問題の解き方を中心に覚える
SPIの問題で最も範囲が広い分野は非言語です。言語分野は7項目から出題されますが、非言語はテストセンターやペーパーテストなど、形式すべて共通で出題される範囲が9項目、それぞれの形式独自で出題される範囲が8項目とさまざまです。
そのため、まずは非言語問題の公式や解き方を覚えましょう。
③参考書で本番同様に問題を解き時間間隔を身につける
SPIにおいて最も重要なのが時間の使い方です。上記でも紹介した通り、WEBテスティングやテストセンターでは1問ごとに制限時間があります。
また、ペーパーテストも優先順位を設けて回答しなければなりません。そこで参考書の模試形式を時間を計りながら解き、時間の感覚を身につけるようにしましょう。
SPIのコツは受験形式や出題範囲ごとの解き方を身につけること
SPIの攻略方法を全て実践することで、自分が取れる最高得点をマークできます。本番で行う攻略に関しては、予め練習問題を対象に試しておいて、本番でもスムーズに実践できるように準備を整えておきましょう。
SPIの攻略方法は様々ですが、どれか1つでも実践しないことで、更に多くの努力が必要になります。よって、攻略法を全て実践することが時間の節約に繋がります。
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