2021年09月09日(木) 更新

志望動機をインパクトのある書き方にする方法【例文付き】

志望動機は題材や書き方が似てしまいがち

志望動機は、履歴書やエントリーシートのほとんどのケースで問われるものです。そして、他の応募者の内容と似てしまう可能性も少なくない項目です。

同業の企業との比較した結果や、海外展開や福利厚生の充実など、企業が力を入れている点は説明会などでも紹介されやすいため、そこに注目して志望動機を記載すると、内容が似てしまうのです。

似通った志望動機は面接官の記憶に残らない

例えば自分が面接官だったとして、「御社を志望する理由は、説明会で感じた風通しの良さです。私もそのような環境で活躍できたらと思っております」という内容を10人のうち4名ほどがしたらどうでしょうか。

「またか」と思うと同時に、誰にそれを言われたのか、どの人が自分の会社をきちんと理解してくれていたのか、分からなくなるではないでしょうか。

記憶に残らないということは「採用したい」からは遠のくということです。就職活動は、他の応募者よりこの人を採用したいと思われることが大切なため、記憶に残らないはマイナス点です。

他の就活生とは一味違う志望動機を作成すべき

似通った志望動機は「面接官に飽きられる」「記憶に残らない」という点でデメリットしかありません。そのため、採用されたいと思うのならば、他の就活生とは一味違った志望動機を作成しなくてはいけません。

「他の就活生とは一味違う=他の就活生がに書けないこと」と考えると、ホームページや説明会で言われていることをそのまま書くようなやり方ではいけません。

自分の今までの経験と会社との繋がり、会社訪問や説明会の中で感じた印象など、自分だけの体験や感情を文章にする必要があります。

インパクトを狙って失敗する発言は?

他の就活生と同様の内容を記載して、似通った内容の履歴書を作成すると、印象に残らない履歴書となりますが、自分の体験や感情を具体的に記載することで、インパクトのある志望動機が作成できます。

インパクトのある志望動機の作成によりメリットはあります。しかし、注意しなければならないのは、インパクトを狙うあまり、失敗する発言になることです。

インパクトは残せばいいというものではありません。よい印象を残すことが大事ですので、「この発言はきちんとよいインパクトを与えるものだとうか」という点をしっかり考えなくてはいけません。

ビッグマウス発言

インパクトを狙って失敗する発言の一つが、ビッグマウス発言です。ビッグマウス発言とは、ものごとをおおげさに言ったり、自慢話をしきりにひけらかすことです。

例えば、「他のどんな先輩たちよりも早く昇進してみせます」「最年少社長を目指します」というように、「やる気がある」というよりは「かわいげがない」「生意気で謙虚さがない」ととられるようなものがそれにあたります。

特殊な業界、例えばスポーツ業界で実績も確実に残している若い選手がこのようなことを言った場合は好意的にとられることもありますが、そうでもない限り、あまりいい印象になることがありません。特に、新入社員には「素直さ」や「謙虚さ」を求めている会社が多いですので、注意が必要です。

相手を落として自分をあげる発言

インパクトを狙って失敗する発言の2つ目が、相手を落として自分をあげる発言です。

例えば、「~さんはこういうことが苦手なようですが、私はできます」「~さんはこの間遅刻をしていましたが、私はそのようなことはしません」というようなものです。言っている本人は「自分のほうが上だ」とアピールしたくてこのようなことを言うと思いますが、実際には「他人をおとしめる人」としてよい印象になることはありません。

ちなみに、これは会社に対しても同じことが言え、「あの会社はこういうところがよくないから御社がいいです」という場合も同じくよい印象になることはありません。基本的に他人をおとしめるような発言は、マイナスになると認識しておくのがよいでしょう。

相手を踏み台にする発言

インパクトを狙って失敗する発言の3つ目が、相手を踏み台にする発言です。

相手を踏み台にするとは「将来は起業したいと思っています。御社ではそのスキルを磨くのにもっともよい環境だからです」と言ったように、そもそもその会社で活躍することが成し遂げたいことではない場合です。

このような発言をすると「この人はそのうち辞める気なのか」「うちの会社をなんだと思っているのか」と大変悪い印象になります。なお、企業のような大げさな例でなくても、「海外どこでも通用する人間になりたいと思っており、御社ならその経験が積めると思った」というように「会社を利用している」感が全面にでてしまうと良くない印象になることが多いので、注意しましょう。

インパクトを狙う書き方のコツ

上記のように失敗する発言を避けながら、「よいインパクト」を面接官に残すにはどうすればよいのでしょうか。それには、いくつかのコツがあります。

内容を具体的に書くこと自身の想いや経験を記載することはもちろんですが、語尾の言い方を変えたり、文章の順番をかえたり、文字の書き方を変えるだけでも大分印象が変わってきます。コツの紹介の他、例文も載せていますので、こちらを参考にしながら、自分だけの志望動機を作ってみてください。

「思います」「と考えています」はNG

インパクトを残す志望動機を述べる際に必要なポイントの1つ目は語尾に「思います」「~と考えています」をつけるのをやめることです。

この2つの言い方を入れてしまうと、途端に説得力が落ちますし、「思っているだけなのだな」という印象になってしまいます。例えば「御社の海外ビジネスに惹かれ、志望しました。私の英語力を活かし、海外ビジネスに貢献できると思います」をいい切りの形にすると、「御社の海外ビジネスに惹かれ、志望しました。

御社に入社できたら、私の英語力を活かし、海外ビジネスに貢献します」となります。後者のほうが「本気でできると思っている、やる気がある」というふうに感じられるので、面接官もより期待することができます。

書き出しでインパクトを狙う

インパクトを残す志望動機を述べる際に必要なポイントの2つ目は、書き出しでインパクトを狙う方法です。

書類選考をするひとは何十枚何百枚ものエントリーシートを見ているため、読んでいるうちに疲れてきます。そのとき、他の人が何人も書いているようなありきたりな冒頭の文章だとそのあとの文章をよむのもおっくうになってしまいます。

反対に、ここでインパクトのある志望動機を書くことができると、「そのあとをもっと読みたい」「ようやく興味がもてるエントリーシートがきた」と思ってもらえるため、真剣に読んでもらえます。面接官は多くの応募者のエントリーシートを読んでいることを念頭に置き、書き出しで注目してもらえる書き出しにしましょう。

カタカナやローマ字・数字を適度に入れる

インパクトを残す志望動機を述べる際に必要なポイントの3つ目は、カタカナやローマ字、数字を適度に入れることです。

例えば、「能力」を「スキル」にしたり、「IT企業」「SPI」などのローマ字を入れたり、「業界初」を「業界一番手」にする、といったことです。ほとんどの学生はそこまで意識をしていないので、ひらがなと漢字だけの志望動機になりがちです。

それよりも、このように上手にカタカナやローマ字、数字を効果的に使うことで、文章にメリハリができます。文章にメリハリができると、他の志望動機よりも読みやすくなるので、最後まで読んでもらえるようになります。前述したとおり、面接官は多くの志望動機を読みますので、興味をもって最後まで読んでもらうことはとても大事です。

志望動機が思いつかない時は、ツールを使うのが一番オススメ!

志望度はあっても、上手い志望動機が思いつかいなくて悩んでいる就活生は多いです。「その会社じゃないといけない理由」なんてなかなか思いつきませんよね。

無料の「志望動機作成ツール」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、熱意がなくても、強みが伝わり採用したいと思わせる志望動機が完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

インパクトを狙った志望動機例文

断定的な言い方をした例文

例文

私は御社で醤油のおいしさを全国に伝える人材になります。私の実家ではとにかく和食が多く、特に御社の醤油は毎日のように食卓の献立に使われていました。
そのような中、大学のサークルで留学生に日本食をつくる機会があり、私は御社の醤油数種類を中心としたメニューを振る舞いました。すると、留学生たちが「これはすごい調味料だね。甘いのもしょっぱいのも全部おいしい」と大喜びしてくれました。御社は醤油製造メーカーの中でも海外展開ナンバーワンで、味も様々な方の好みに合うように何種類も発売されています。海外の方にも広くこのおいしさを伝えるなら御社しかありません。御社の醤油を広めるためなら様々な工夫ができる自信があります。

カタカナなどを適度に使用した例文

例文

御社が法人相手に普通の旅行の販売ではなく、イベントコンベンションコングレス事業部でイベントや視察、滝行とのコラボレーションを企画していくビジネスに力を入れているところを魅力に感じ、志望しました。
私は元々旅行が好きで、旅行会社に入社したいと持っていました。それは、様々な人に私が旅行で得てきた経験や新しい発見をしてほしいと思ったからです。しかし、御社の説明会でイベント・コンベンション・コングレス事業の話を聞いてから、旅行だけではなく、もっと広い視野と発想で案を出すことができることに大変きょうみをもつようになりました。このビジネスでは業界ナンバーワンの実績を誇る御社で、今までにない営業をしていきます。

熱意がなくても3分あれば受かる志望動機を作れます

何社も選考に応募するとなると、正直、受かりたいけど熱意が低い企業もありますよね。実は、熱意がなくても受かる志望動機を作ることは可能です。

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ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

インパクトのある志望動機にはひらがなと漢字以外の文字を適度に入れる!失敗発言に注意

インパクトのある志望動機の履歴書への書き方は、過去のエピソードを掘り起こしてみるのが大事です。一次選考が書類のみの場合、履歴書の書き方だけで採用担当者にどれだけのインパクトを与えられるかが非常に重要になります。

自分という人間をより深く知ってもらうためにも、素直に個性を発揮して、他の人とは違う自分なりの履歴書の書き方をしてみましょう。

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