2020年06月23日(火) 更新
証券会社の志望動機を作成する方法【NG内容・例文3選付き】
目次
証券会社の志望動機作成は業界研究から
志望動機は、就活の面接の結果を左右するものです。証券会社も同様であり、志望動機が持つ選考での評価の意味は大きいです。
志望動機を作衛する場合、どの業界にも言えますが、業界研究から始める必要があります。現在の証券会社の立ち位置やあり方、他業界との関係性など把握してこそ、なぜ証券会社を志望するのかという志望理由が明確化されるのです。
証券会社とは?
証券会社は株の売買における仲介者
個人の投資家が、有価証券を注文する時には、いくつかの手続きが必要です。このような手続きの引き受けや取り次ぎを行うのが、証券会社です。取り次ぎによって得る手数料は、証券会社の収入源として大きな役割を果たしています。
また、企業で学ぶノウハウを基に、証券会社も独自に有価証券の売買も行っています。業界研究をする際には、どのような仕事を通じてお金を稼いでいるのかまで知るようにしましょう。
会社として成り立つ背景には、事業を通じて収益を得ているからです。これを知ることで、業務について理解を深めることが可能になります。証券会社においても、お金の稼ぎ方から、具体的な仕事のイメージを連想することが可能です。
証券会社の仕事は大きく分けて4つ
どの業務も深い専門知識が必要で、経済情報の変化も早いので、業務を行えるよう知識を深めたり、自己勉強を積み重ねなければいけません。
■(1)ブローカー業務
証券を売る側と買う側の間に立ち、取り次ぎを行う業務です。
取り次ぐ際には投資家から委託手数料を受け取ります。
■(2)ディーラー業務
一般投資家と同じように、証券会社が自分のお金と自分の判断でチャートや板情報と呼ばれる専門ツールを見ながら、有価証券を売買することです。株式のニュース番組なんかを見ているとたまに仕事の光景がうつされていることがあります。
■(3)アンダーライター業務
株式会社や国が、株式や債券を新たに発行するとき、証券会社が売り出す目的をもって、その全部または一部を買い取る業務です。仮に売れ残った場合には、証券会社が引き取ります。
引き受けとは、有価証券を引受会社(証券会社など)が買い取り、募集や発行を行うことです。売り出しとは、発行済みの証券が対象なだけで、引き受けと業務自体変わりません。
■(4)セリング業務
セリング業務は、新たに発行される証券やすでに発行された証券を、不特定多数の投資家に販売したり、勧誘をしたりする業務になります。引き受けと似ている部分がありますが、証券が売れ残った場合に引き取らなくても大丈夫です。
俺たち株の初心者!でも、証券会社とは何か?について分かりやすく解説しているので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
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証券会社の志望動機に取り入れるべき要素
業界や仕事について把握して、やっと志望動機の作成に入れます。これからは、証券会社の志望動機作成において取り入れるべき3つの要素を紹介します。
証券業界を選択した理由
就職活動では、数十種類の業界に分類した状態から、業界や企業を選択します。数ある業界の中から、なぜ証券業界を選択したのかを説明出来ることが志望動機を考えるスタートになります。
証券業界は、大きく見れば金融業界の1つです。金融業界は他にも存在する中で、なぜピンポイントに証券業界を選んだのかまで説明出来ることで、志望動機としての完成度は高まります。
証券会社を選択した理由
業界についての理由とは別に、その会社を選択した理由も志望動機として説明しなければなりません。証券会社と一口に言っても、実態は企業によって異なります。扱う証券の分野を限定する証券会社もあれば、幅広く取り扱う証券会社もあります。
また、外資系である証券会社、インターネット取引に重点を置いている会社もあります。このような違いを把握して始めて、志望動機を考えることが出来るようになります。
証券会社の中でも、自分がなぜその会社をよいと感じたのか、また、他の会社ではだめだった理由まで、志望動機にしましょう。「なぜ」や「どうして」という理由を深く問われるのは、証券会社に関わらずどの企業の面接でも行われます。いつ聞かれても対応できるような準備を心がけましょう。
企業の求める人物像との適性を伝える
特定の証券会社を志望したうえで、企業の求める人物像と、自分との適性を伝えましょう。「御社がいいのです!」と伝えるだけでは、熱意は伝わりますが根拠がありません。
そこで、企業の求める人物像と自分との適性を伝えるのです。求める人物像については、多くの企業がコーポレートサイトや採用サイトに掲載しています。
例えば「チャレンジ精神を持ち周囲を引っ張って行ける存在」を企業が求めているとしましょう。その場合、志望動機の後半では、「持ち前のチャレンジ精神で、営業として新規開拓での成績を残していきたい」と伝えることで、企業が求める人材とマッチしていると見えるのです。
証券会社の志望動機でNGな内容は?
基本的に志望動機を書いたり答えたりする際には、正解と呼ばれる内容はありません。自分の経験に基づき明確に理由を説明することが出来れば、採用担当者は回答に対して一定の納得をしてくれるはずです。
しかし、正解はなくとも限りなく不正解な志望動機は存在します。もちろん、理由が伴っていれば、採用担当者からの納得を得ることも出来るかもしれません。しかし、わざわざ無理をする必要もありません。少しでも合格を近づけるために、証券会社の志望動機でNGな内容を押さえておきましょう。
「共感した」「感動した」
証券会社の企業理念を用いて、市場や社会に貢献している姿に感動したといった志望動機は、真っ先に思い浮かびます。
しかし、ただ感動を伝えるだけでは自分の感想でしかありません。採用担当者としても、志望動機として感想を伝えられるだけでは、ユーザーのままでもいいのではないかと判断するしかなくなってしまいます。
証券会社が持つ特徴やいい所を上げて、「共感した」や「感動した」といった感想を述べる志望動機は、避けるようにしましょう。もし、共感や感動したことを志望動機にする時は、自分の経験を踏まえた具体性のある内容が好ましいです。自分の経験から来る感動を述べながら、その証券会社で働く意味を提示出来れば、採用担当者も納得する志望動機に仕上げることが出来ます。
「成功したい」
企業は、社会的な役割を果たすために存在しています。もちろん、大きな利益を得ることで会社を大きくし、成功を手にすることも企業として必要なことです。
しかし、その成功も基を辿れば社会的な役割を果たすための1つの手段でしかありません。企業が存在をする意味を考えた時に、成功したいという個人の願いを掲げる就活生は口先だけの言葉に聞こえます。世の中には、色々な企業があるため、個人の成功を促すことが企業の価値と捉える企業もあることは事実です。
人柄を重視する証券会社や社会的な役割を大切にしている証券会社では、通用しない考え方でしょう。ただひたすら「成功したいから入社したい」という志望動機しか思い浮かばないようであれば、自己分析からやり直しましょう。
「勉強したい」「学びたい」
企業で働くことは、ビジネスを行うということです。仕事の1つ1つが、企業の利益に関連し、企業の存続に影響を及ぼします。そのため、「勉強したい」や「学びたい」という学校のような理由を志望動機にしないようにしましょう。
就活の段階では、まだ学生であるため、そういった考えが浮かびやすいのも仕方のないことです。しかし、企業と学校では、所属する意味が違うことを勘違いしないようにしましょう。企業の採用担当者から見た時にも、志望動機に学ぶことを掲げる就活生は学んだ後にどうしたいのか疑問に思います。
学んだ後に、独立をされたり、別の企業に移られても企業としては旨みも少ないと考えるのが一般的でしょう。もちろん、ビジネスで活躍するためには、学ぶことも必要です。しかし、志望動機の中心が、学びであるような内容になっていないのか注意しましょう。
証券会社の志望動機例文
志望動機例文①
私は、お客様の大切なお金の取引に関わる中で、誰よりも信頼をされるような人間になりたいと考えています。金銭に関するトラブルは、大小問わずどこでも誰にでも起きると考えています。そして、その中でトラブルが起きないようにするためには、お互いに信頼関係を築くしかありません。御社では、何よりもお客様への信頼を企業理念として掲げています。その御社で働くことを通して、私も安心してお客様が証券の取引を出来る環境を作ることに貢献したいです。そして、お客様との信頼関係を築くために必要なことは、客観的な数字の根拠であると認識しています。そのため、大学にて学んでいた統計学の知識も発揮したいです。統計学で学んだ客観的な数字の力を、お客様の信頼に役立てたいです。
志望動機例文②
私は、日本の経済がもう一度立ち直り、世界的な競争力を回復させることを願っています。そのために、証券会社で直接日本経済に働きかける事業に携わりたいです。このままでは、日本の経済が下降し続けることは明らかです。そして、それを解決するためには、日本を代表する世界的な企業が増えるしかないと考えています。また、このような世界的な企業が1つではなく、いくつも出てこなければ意味がないとも考えています。そのため、可能性のある企業に資金をもたらすことの出来る証券会社で働きたいと思い至りました。特に、御社では、成長段階である企業を中心に取引を行っているように映りました。だからこそ、証券会社の中で、御社で働くことを志望しました。
志望動機例文③
私は、新しいことに挑戦することを好んでいます。そのため、フィンテックへの対応が十分ではない、日本の証券業界で挑戦出来る環境を求めています。金融業界に属している証券業界でも、間違いなく世界で起きているフィンテックの変化に対応しなければいけないでしょう。しかし、まだまだ具体的な改善がされていないおらず、手探りの状態に見受けられます。そのような危機的状況にある証券業界であるからこそ、新しいことに挑戦できる環境であると私は捉えています。まだまだ未熟であるからこそ、任せてもらえることは少ないかもしれません。しかし、御社では、若手社員にも任せるような社風があることをOB訪問の際に感じました。ぜひ、御社で新しいことに挑戦し、日本のフィンテックをリードする企業にしたいです。
証券会社の志望動機は業界研究と企業研究を徹底したうえで作成する
証券会社は、学生にとってなかなか馴染みのある業界ではありません。だからこそ、業界研究や企業研究を念入りにおこない、具体的な志望動機の内容を目指しましょう。
志望動機は、就活生の志望度を表すといってお過言ではありません。志望度の高い志望動機は、もちろん具体性があり、説得力の強い内容です。
第一志望の企業から内定を得るためにも、十分に時間をかけて作成しましょう。
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