2020年06月23日(火) 更新

GPAが就職活動に与える影響|就活生が知るべき企業側の考えを紹介

就職活動に関わってくることもあるGPAとは?

就活とGPAの関係を見ていく前に、まずはGPAとは何なのか、その意味を把握しておく必要があります。 大学ではGPAという単語をよく使いますが、正しく理解できていない人も多いのではないでしょうか?就活との関係を見る前に、ここではGPAの意味と目的を簡単に見ていきます。

GPAは全成績の平均値を指す

GPA(Grade Point Average)を一言で簡単に表すなら、「今まで取った全授業の成績の平均」となります。この平均はあなたがどんな人材なのかを数字から判断できるので、学力に関しては把握しやすいでしょう。

GPAは全成績の平均値ですので、4年制大学であれば4年間の成績が反映されます。そのため、最後の1年間だけ頑張ったとしても、GPAに大きく影響することはありません。GPAを高くしたいのであれば、1年生の段階からの努力が必須でしょう。

基本的な構成は4段階評価

評価区分とグレードポイント

■100~90点→S→4.0
■89~80点→A→3.0
■79~70点→B→2.0
■69~60点→C→1.0

次に、GPAがどのように成績を評価しているのか、山形大学HPを参考にしながら紹介します。 基本的に、GPAは点数によってS、A、B、Cの4段階に評価され、それぞれにあわせたグレードポイントが付与される仕組みになっています。

59~0点の人は”F”の評価を受け、獲得できるグレードポイントは”0”となります。この全獲得グレードポイントの平均値がGPAとなるのです。 ※評価区分であるSやCは大学によって異なります。(例:A、B、C、Dの4段階のところもある)

GPAを導入している大学は約半数

GPAがどういった仕組みの制度なのか分かったかと思います。それでは、GPAを導入している大学は全国でどのくらいあるのでしょうか。 文部科学省が公開している文部科学統計要覧からみると、平成25年度における大学数は国公・私立あわせて782大学あります。また、大学における教育内容等の改革状況によると、GPA制度を導入している大学(一部を除く)は平成25年度で528大学となっています。 つまり、全体の約70%がGPA制度を導入しているのです。半数以上という結果が出たので、実はGPAを導入している大学は多いといえるでしょう。

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企業の就活においてのGPAの評価

日本企業におけるGPAの評価は採用に関係するかというと、海外ではGPAの評価が就職活動で重要になってくる場合もありますが、日本ではその限りではありません。何故かというと、先程述べたとおり日本の大学では導入数がまだ少ないためです。また、GPAは各大学ごとの評価基準で変わってきます。

そのため企業からするとGPAが高いからと言って他の大学の就活生よりも能力が高いと一概には言えません。日本全国で統一された指標ではないため、採用担当者はGPAを見ても他の志願者に比べて優れているか、いないかを判断するための材料としてはまだ弱い部分があります。日本の企業においてGPAはまだまだ浸透していないのが現状です。

大学によって基準が異なるので重視されない場合もある

日本企業におけるGPAの評価は採用に関係するかというと、海外ではGPAの評価が就職活動で重要になってくる場合もありますが、日本ではその限りではありません。何故かというと、先程述べたとおり日本の大学では導入数がまだ少ないためです。

また、GPAは各大学ごとの評価基準で変わってきます。そのため企業からするとGPAが高いからと言って他の大学の就活生よりも能力が高いと一概には言えません。日本全国で統一された指標ではないため、採用担当者はGPAを見ても他の志願者に比べて優れているか、いないかを判断するための材料としてはまだ弱い部分があります。日本の企業においてGPAはまだまだ浸透していないのが現状です。

個人の興味や学びの姿勢を知るための参考にする場合もある

GPAは、4年制大学であれば4年間全ての成績の平均になります。GPAが高いということは4年間しっかりと学業に打ち込んでいることになります。採用担当者としてはGPAが高いとまじめで誠実に働いてくれるのではと思うでしょう。

GPAは大学内の数値で他の大学と比べることは難しいですが、その人が大学の中でどれだけ学業に興味があったか、1年から4年目までを通して学業に対しどのような姿勢で望んできたかがわかります。面接などでGPAの話題になったら、紹介したポイントを意識してアピールしましょう。GPAに絡めて勉学に励んだことを伝えられれば、採用の確立が高くなります。

人格的に競っている際の最後の判断基準になる場合もある

GPAの比重は大きくないと言いましたが、選考に提出している場合は、少なからず採用基準になります。例えばスキルや資格、人間性でも互角の採用希望者がいた時、GPAが最後の判断基準になることがあります。

任意で提出する場合でも学内の評価が高くGPAが高い場合は必ず選考書類として提出しましょう。最後の判断基準として生きてくる場合があります。GPAに限らず、選考の際に提出する書類は全て選考に関わってくることを十分理解して用意しましょう。

就職におけるGPAの役割の現状とは?

調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438

就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「大学でのGPA(成績)が企業の採用に影響すると思いますか?」という質問に対して、56.2%の人がYes、43.8%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)

就活するとなると、大学の成績を志望先の企業に通告する場合がありますが、それが採用に影響があると考えている就活生は56.2%となりました。たしかに、成績は重要そうに思えますよね。 では実際、就活においてGPAはどの程度関係するのでしょうか。就活に関係してくるとなると、GPAを上げたいという人もでてくるはずです。就活に反映されないから、GPAは高くなくてもいいという訳ではないですが、就活する前にGPAの影響は気になるところです。ここではGPAと就活がどのような関係を持ち、どれほど影響があるのか見ていきましょう。

現状ではGPA提出を求めると発表している企業はほぼない

現状の話になりますが、就活において企業側が開示している採用選考情報をみてみると、GPAの提出を必須としているところはほぼありません。ですので、就活でGPAが必要になることは、今のところほぼないのです。

準備は必要ないってこと?

最初の選考では必要とされていなかったが、選考が進むにつれて必要になるケースが出てくる可能性はあるので、準備をしておくのが良いでしょう。

就職活動の合否はGPAの成績面だけでは決まらない

GPAの特徴として、成績だけで学力の判断を統一することができない点が挙げられます。例えば、偏差値80の大学に通うAさんと、偏差値40の大学に通うBさんでは、GPAが同じ4.0の場合でも、就活の場で同等の評価が下される可能性は低いということです。

GPAはどんなところで使われるのが一般的?

GPAはその特性上、同じ大学の中だけでの成績の比較として用いられるのが一般的です。そのため、一概に就活の合否がGPAで判断されるとはいえません。

就職活動でGPAは判断材料の一つとして活用されている

ここまで見てきたように、現状ではGPAは就活ではあまり活用されていないのが現状のようです。
しかし、GPAは成績より人柄を判断する材料として重視されているのが分かりました。ですので、GPAは自分のアピールポイントの一つとして捉えておくのが良いでしょう。

GPAは高いにこしたことはないので、学業にはしっかりと打ち込んでください。

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