【自分の会社の適切な呼び方とは】内定者が迷いがちな「御社」「弊社」「会社名」の使い方

入社前の内定者区分について

就活を無事終え、内定者という立場になった方は法律的にどのような位置づけをされるのでしょうか？実際に入社するまでの数か月間の間には「内定者研修」などを行う企業が多いです。内定者研修の際には、一般の社員と同じような扱いになるのでしょうか？

一般社員と同じ扱いと考えるべきだが賃金は「交通費・日当程度」

内定者研修の場合でも「労働時間」に該当する場合は、一般の労働者と同じように賃金を払う必要がありますので扱いは「一般社員と同じである」というのが法律上の考え方です。労働時間の法律上の概念は、「労働者が使用者の指揮命令下に置かれている時間をいい、労働者の行為が使用者の指揮命令下におかれたものと評価することができるか否かにより客観的に決まる」というものですので、研修の場合でも労働時間と考えられ「最低賃金以上」の給料を支払う必要があるのです。
しかし、一般的には内定者研修の際は「交通費のみ、日当程度」のみの支給がおおいようです。自由参加の研修程度であれば手当は恩恵程度になります。

内定者研修での会社の呼び方はどうする？

就活の際は「御社」「貴社」というような呼び方で対応してきたと思いますが、内定が決まった段階で行われる「内定者研修」においてはどうでしょうか？自分が入社する予定の会社の呼び方について紹介していきたいと思います。

場面によって「御社」「会社」と使い分ける

通常のビジネスマンは、相手の会社の場合「御社」と呼び、自分の会社は「弊社」と呼ぶのが普通です。社内の人達が、自社について言う場合は「会社」や「我が社」など敬語は使わずに呼ぶのこともよく耳にします。しかし、内定者は社員の一歩手前という身分であると考えてください。そういった意味では「御社」と呼ぶのが相応しいときと「会社」あるいは「会社名」で呼ぶ事がふさわしい場面の2つがあります。

内定先の社風次第で使い分けるとなお◎

たとえば内定者研修中、大勢の前でプレゼンをする際は堂々と「会社」と呼ぶのが正しいでしょう。しかし、会社の上司と1対1で話す場合、「御社」と呼ぶ方が無難です。大切なことは、全体としての言葉遣いや態度であり「御社」「会社」のどちらかが必ずしもいけない訳ではありません。また、内定先の社風、雰囲気というのも関係してきます。自分一人だけが「御社」で通しても、周りが平然と「会社」と言って溶け込んでいるのならば、それにならうのが良いでしょう。

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内定者が「弊社」という言葉を使うのはどうなの？

ビジネスの世界では、自分の会社の事を「弊社」などと呼ぶことがあります。内定者の方が「弊社」という言葉を使うことは正しいのでしょうか？

「弊社」はへりくだった表現

結論から言いますと、内定者が自分の会社を呼ぶ際には「弊社」を使うべきではありません。御社と異なり、「弊社」と言う呼び方は「自分の会社を相手の会社より下に見るへりくだった表現」ですので、内定者が自分の会社の呼び方として使うのは不適切です。内定をもらっていても、実際に入社するまでは、その会社の社員ではないのではありません。基本的な認識として、入社するまでは「御社」で問題無いと思います。

就活の軸を定めておこう

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実際に入社するまで内定者は自分の会社の呼び方について「御社・会社」を使い分けよう！

いかがでしたか？内定者研修など、入社前段階における自分の会社の呼び方について紹介してきました。実際に入社するまでは「御社」と呼ぶことが多いみたいです。しかし、研修中のプレゼンなどの際は「会社」と堂々というのが正しいと言われています。場面によって使い分けるようにしましょう。また「弊社」はへりくだった表現のため、絶対に使わないべきだと考えられていますので注意してください。社員になるまでは、なるべく御社という表現で、きちんと会社を立てるのがおすすめです。