2017年04月24日(月) 更新

藤田観光の事業内容と気になる評判

藤田観光の主要な事業内容はホテル経営

藤田観光の主な事業はホテル経営となります。主に「ワシントンホテル」という名称で全国各地に展開しているビジネスホテルは、藤田観光の収益を支えているのです。ワシントンホテルは観光や家族連れでも利用でき、従業員の応対も丁寧という評判で「ホテルグレイスリー」という上級ホテルの運営も行われています。他に、リゾート事業でも「箱根ホテル小涌園」や「箱根小涌園ユネッサン」といった施設も運営しているのです。

IR情報からわかる藤田観光の事業内容・状況について解説します。『中期経営計画』によると、WHG事業とラグジュアリー&バンケット事業を収益源とし、リゾート事業では出店拡大をしていく方針です。初年度の2015年度は、宿泊単価上昇とホテルグレイスリー新宿の垂直立ち上げにより営業黒字となるなど、今後も収益の拡大が期待できるでしょう。全体で、2017年9月には売上高755億円、営業利益28億円を目標値としています。空港路線の拡大やビザ発給要件の緩和、円安等を背景に、2015年度の訪日外国人数は2014年度に比べて著しい増加が見られています。

藤田観光の業績はやや好調

藤田観光が2015年に公表した有価証券報告書によると、やや好調な業績であることが分かります。平成23年度の売上高が57,371(単位:百万円)で、順に60,498、62,109、64,250と推移してきたのですが平成27年度では63,981となり少し下落してしまいました。しかしここ数年の動きは好調と言っても良いでしょう。

藤田観光は現在リゾート事業に力を入れている

藤田観光は、2015年から2019年にかけて中期経営計画を立てているのですが、その一環として「箱根小涌園 天悠」を2017年4月に開業することを発表しました。箱根のリゾート事業において近年ではつつじの名所「蓬莱園」を取得したり「箱根小涌園 美山楓林」を開業したりしていたので、その流れの1つと考えて良いでしょう。採算としてはホテル経営の収支が最も良いのですが、これからはリゾート事業に力を入れていく模様です。

実際に地域へ貢献しているのが特徴

藤田観光のCSRは多岐に及んでいますが、その1つとして地域社会への奉仕があります。各事業所における清掃活動や交通安全、防災活動といった地域での活動の他、職場体験の受け入れ等を行っているのです。また地元警察と連携しテロ対策訓練を実施したり解除権の普及支援活動なども行っています。地域社会にとって、意義のある企業と言えるでしょう。

職場環境や評価制度に評判がある

藤田観光はホテル業界には珍しくスタッフが悪い待遇を受けることは無く、むしろ優しい人が多い職場となっています。また、給料額も同業他社と比較すると高めと言えるでしょう。年功序列の風土なので改革というよりは順応し、地道な仕事をすることで評価されている状況です。研修については充実していて、社内では定期的にベッドメイクなどの技術を競い合うコンクールも開かれています。

協調性があり丁寧な仕事をする人が求められている

藤田観光の評判を見る限り、余り個人プレイをして評価を上げることはできません。それは逆に言えば個人プレイをする必要が無く、きちんと仕事をこなせば評価してくれるということです。近年、藤田観光は前述したとおりリゾート事業の再興を目指しています。こうした経営陣の決断に従い、丁寧な仕事をする方を藤田観光は求めていると言えるでしょう。

ホテル事業を展開している藤田観光は労働環境が良く評価制度が整っているため評判

藤田観光の事業内容と気になる評判について見てきました。藤田観光はホテルやリゾート施設の経営を行っている企業で、現状では収益のほとんどはホテル経営により得ています。ですが近年ではリゾート施設の運営に力を入れているため、今後どのような形になるかは分かりません。経営はほぼ好調でCSRも地域社会に意義のあるものを実践しています。ホテル業界において安定した経営の下で働きたい方にとって良い環境と言えるでしょう。

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