2020年06月15日(月) 更新
業界研究の効率的な進め方は?就活で行うべき3つの方法
目次
業界研究の方法 1:目指す業界を絞り込む
就職活動で重視すべきは年収や休日の数だけではありません。どのような仕事がしたいかも企業選びの重要な要素の1つです。今回は業界研究の進め方を3つの方法から紹介します。方法ごとに意識すべき点を踏まえ、自分に合った企業を見つけて就活を成功させてください。
まずは、業界研究の方法の最初の段階として、業界を絞り込むところから始まります。基本的には自分が興味を持った業界に対して、研究を行うと良いですが、時間には限りがあるためできるだけ絞っておきましょう。人によりますが、多くても3~4種類の業界に絞った進め方が就活においての理想です。
業界は大きく8種類に分類される
日本国内の企業は、大きく考えて以下の8つの業界・産業に分類されます。就活の際にもこの業界・産業の中から企業を絞っていきます。
1.「メーカー」
2.「商社」
3.「小売」
4.「サービス・インフラ」
5.「広告・出版・マスコミ」
6.「金融」
7.「ソフトウェア・通信」
8.「官公庁・公社・団体」
メーカーは更に細かく分類できる
8つの業界はそれぞれさらに細かく分類されます。特にメーカーなどは「自動車」、「機械」、「薬品」、「食品」など複数あります。企業単位で考えるなら無数に広がっていくことになるため、絞り込む際はできるだけ細かい分類まで掘り下げた進め方で考えます。
業界研究の段階で絞り込み過ぎないように注意
業界研究では自分の興味のある業界を絞り込むことが前提ですが、狭く考えすぎるのも良くありません。
例えば、自動車業界にしか興味がないから、自動車メーカーだけに絞り込んで就活を行うというのはあまりオススメしません。いくら自動車が好きで、自動車に詳しいからといっても実際に働いた経験がなければ、入社後にどのようになるかまでは想像できません。
イメージに囚われず幅広い業界研究を
この段階での業界研究はあくまでもイメージであり、現実ではありません。調べてみたら自分が想像していた世界と違うということは大いにあります。就活が始まってから第2、第3候補がないと慌ててしまうでしょう。
せっかくですから、複数の業界研究の進め方をして、特徴を見比べてみると良いですよ。
業界研究の方法2:情報収集
業界を絞り込んだら、次はいよいよ業界研究の方法の2つ目である情報収集です。業界の中にどのような企業があるのかを書籍やインターネットで調べ、企業説明会やインターンシップへ参加するなどして生の空気を感じて判断材料にできます。
それでは、調べる方法の進め方と、項目の具体的な内容を確認します。
書籍やインターネットを使って情報収集しよう
業界研究で使用するメインの媒体は、書籍もしくはインターネットの利用が身近で便利です。本屋に行けば、「金融」「流通」「食品」など業界ごとの動向がまとめられた本が発売されているため、最新の情報が載った本を1冊買って業界内の企業選びで参考にできます。
間違った情報に踊らされないように注意
情報収集において注意すべき点は、情報は正確かどうかです。インターネットを使う際は情報元に気をつけ、嘘の情報に騙されないようにしましょう。業界研究の進め方として、企業のホームページや就職情報サイトなど、信頼性の高いソースをもとに情報を集めるようにしましょう。
企業説明会やインターンシップは生の情報源
他にも、企業が開催している説明会やインターンシップへ参加してみるのも良いです。先輩社員の方と実際に触れ合うことで、業界の実情や企業の社風などを肌で感じ取ることができます。企業で実際に働いている人の生の声はどんな情報よりも貴重です。
抑えるべき項目は3つのポイント
業界研究を行う上で、必ず抑えておくべき項目は次の3つです。このポイントを中心に企業研究をしてみましょう。
◆業界の規模と特性:市場における規模や収益性、主力商品など
◆業界の現状と将来性:景気の動向、将来の展望
◆業界に存在する企業の構成:その業界のトップ企業、その他相関関係
◆業界や企業の平均年収と勤続年数・離職率
自分はどの業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう
自分の適性や性格が、どの業界の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?
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業界研究の方法3:自分の適性と合っているか確認
業界研究の進め方は調べて終わりではありません。最後である3つ目の方法として、調査結果を踏まえて自分の意見をまとめるまでが研究です。そして、自分の経験や知識、性格などから自分の適性と合わせて考えてみましょう。目指している業界や企業に自分が向いているかどうかを判断していきます。
入社後に活かせる自分のスキルを確認
就活ではエントリーシート(ES)や履歴書などの書類選考と、面接が行われます。ここで自分の特徴やスキルをしっかりとアピールしておく必要があります。
「メーカー」を目指す場合は学校で学んだ技術、「商社」や「小売」を目指す場合はご握力やコミュニケーション能力などが入社後に活かせる要素です。
自分が貢献できるポイントはあるか
その業界を志望するためには、少なくともどこかで貢献できる人材でなければなりません。業界が今後どのように発展し、それに対して自分はどのように貢献していけるか、その方法を見出していきましょう。
新卒採用の場合は企業の用意した教育制度を利用して成長できますが、就活の段階で自分の長所やスキルを活かし、貢献していく強い姿勢が大事です。
自分を大きく見せ過ぎないように注意
自分の考えをまとめ、適性を見出すことで、自分の意見をしっかりと持つことは重要ですが、それによって自信過剰になってしまわないように気をつけましょう。履歴書や面接で上から目線のような言葉の使用や、自分の意見を主張しすぎると、かえって生意気で扱いにくい印象を与えてしまうので要注意です。
あくまで自分に謙虚であることが、業界研究と企業選びの進め方で最後に失敗しないコツです。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
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就活の成功は業界研究にかかっている!3つの方法を使った進め方で理想の企業との出会いを
就活で難しいと思われがちな業界研究の進め方は、3つの方法で完成します。
最初に業界を絞り込み、信頼できる情報を集め、自分の適性と合わせて考えていきましょう。そうすれば、履歴書の志望動機や面接での受け答えなど、就活に必要な要素が自然と身についているはずです。就活で自分の進みたい道を目指すため、最初の段階である業界研究を頑張ってくださいね。
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