2020年06月23日(火) 更新
【企画職に採用される志望動機の書き方徹底解説】新卒が知っておきたい人事の心を掴むコツと例文
目次
企画職の仕事とはアイディア勝負だけではない
調査方法:メールを配信して学生にアンケート
調査実施日:2017/1/26~1/29
投票数:438
就活生を対象に438名から集計したアンケートによると、「企画職を志望する場合は、それにあった志望動機が必要だと思いますか?」という質問に対して、93.1%の人がYes、6.9%の人がNoと答えました。(2017年1月時点、キャリアパーク調べ)
企画職で働くには、もちろんその職業ならではのスキルが必要になってくるので、志望動機も合わせる必要がありますよね。ほとんどの就活生の方も、企画職に合わせた志望動機を作成する必要があると感じています。
しかし企画職に就きたい志望理由を書く前に、企画職とは具体的に何をする仕事なのか理解しましょう。企画職の仕事内容というと商品企画や、商品開発といったアイディアが勝負の内容ばかりに思われがちですが、実際には、それ以外にも多くの仕事があるようです。では企画職の仕事内容を見ていきましょう。
企画職の仕事はリサーチ・企画・宣伝など幅広い
企画職と一言で言っても、その職種は多岐に渡ります。それぞれの部署毎に別れている企業もあれば、このような業務全般に携われる可能性がある企業もあるでしょう。では、以下に企画職の業務内容を挙げていきます。
企画職の業務内容
・リサーチ
・商品企画、商品開発
・販売促進
・営業企画
・広告、宣伝
・広報、PR
企画職に就きたい場合は、これらのどれか一つにでも活かせる経験や能力を強くアピールする志望動機を書くことがポイントになります。
企画職に就くにはまず現場経験から
多くの企業では、企画職志望で入社しても、すぐに企画職に配属というわけではないようです。企画職に必要な能力を身に付けるためには、現場や裏方といった、業界の詳しい知識も必要となるからです。企画職になるには、幅広い経験が必要といえるでしょう。
顧客が欲しいものは現場で学ぶ
顧客の動向や意見を知るには、現場で働くことが最も有効でしょう。得てしてエンドユーザーに一番近いところは、膨大なる情報が蓄積されています。それを数値化して拾い上げることは可能でも、体感温度だけは体得できません。 現場を熟知すれば、結果として企画力を活かすことができます。だからこそ、多くの企業では現場経験を積んでから企画職に配置するのです。企画職の志望動機の書き方として、現場で経験を積んでいきたいとアピールするのも良いでしょう。
企画職の志望動機の書き方・ポイント
業界についての認知度・リサーチ能力をアピール
企画職に就くには、何と言っても業界の動向や商品知識など、豊富な情報をインプットしておかなければいけません。この点を日頃からどれだけできているか、またリサーチ能力も必要になってきます。 日頃、情報のインプットのために意識していることや情報量の多さなどをアピールすることは、企画職の志望動機を書き方として、大事なポイントでしょう。
過去の経験や熱意を伝える
先述した通り、企画職の志望動機に使えるポイントとして、過去の現場経験をアピールするのも有効です。同業の経験であれば最も有効ですが、そうでなくとも現場の接客経験はぜひ志望動機に盛り込んでみてください。 また、業界の知識を多く持っていることも重要ですが、熱意も非常に有効な志望動機だと言えます。自分自身がその業界に愛着がある場合、一顧客の目線で何が売れるかの判断がつきやすくなります。 企画職には、市場動向を冷静に分析する視点を持つことが必要と言えます。
志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう
企画職の志望動機を作成する際、なかなか良い内容が思い浮かばない人も多いはず。
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新卒で未経験の場合は自分の強みや興味を示す
新卒の場合は企画職に就いた経験があるわけではありませんので、自分の強みや業務に対する興味をアピールすることが大切です。自分の長所で仕事に活かせるものはないか、よく考えてみましょう。また、自分が企画職に対して強い興味を持っていると示すことも大切といえます。
なぜその会社を選んだのかを伝える
志望動機の基本として、なぜその会社を選んだのかということがわからなければなりません。なぜ企画職に就きたいのか、そしてなぜこの会社の企画職が良いのか、説明できるようにしておきましょう。どの企業の企画職であっても当てはまるような志望動機では、相手の印象に残ることはできません。
志望動機では「やりたいこと」をアピールする
志望動機では、「やりたいこと」をアピールするようにしましょう。就職できたらこういうことをやってみたい、というチャレンジ精神を見せることが大切です。企業にどんな利益をもたらしてくれるのか採用担当者は想像できるような志望動機に仕上げましょう。企画職として働いて何を成し遂げたいのか、具体的に説明することが大切です。
志望動機で専門知識や資格が活かせると伝える
志望動機では、自分の持つ専門知識や資格を仕事に活かせることを伝えるようにしましょう。しかし、ただ単に専門知識や資格を持っているだけではアピールになりません。まず、能力を活かして企画職で働きたいということを記入し、今までどんなことにその知識を活かしてきたのか実例を示すことが大切です。英語が得意なのであれば、どんな資格を持っているのか説明し、外国人の友人が40人以上いるなど、具体的に数字で説明できれば採用担当者も理解しやすくなります。
志望する企業についてよく研究してから考える
志望動機を考える際に忘れてはならないのが、企業研究です。志望動機を考える前に、ホームページで企業理念や事業内容、社員の声などについて目を通しておきましょう。仕事をする上でのビジョンが志望先とズレていれば、魅力的な志望動機とは言えません。
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OB・OG訪問で先輩の話を聞くのも良い
志望動機を考える前に、OB・OG訪問をしてみましょう。先輩達の生の声を聞くことで、企業のホームページを読んでも知ることのできない、内部の環境や雰囲気について知ることができます。また、先輩は過去の採用試験に合格していることになりますので、就活における具体的なアドバイスをしてもらうことができるでしょう。
自分は企画職に向いているタイプか、適性を診断してみよう
自分の適性や性格が、企画職の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?
そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。
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企画職の志望動機【例文】
企画職の志望動機の例文①:出版
私は、編集部門で「主婦の生き方を応援する」雑誌の企画や編集に携わりたいと思っております。特に、仕事と家庭の両立や子育てに関する悩みを抱えた女性向けの情報誌に携わりたいです。学生の頃はサークルで学生向けの情報誌の発行もおこなっていました。その経験を生かして、積極的に現場に出て働いていきたいと考えております。
企画職の志望動機の例文②:百貨店
私は、商品の企画・開発をおこなう商品担当業務に大変興味があります。大学時代は10種類以上のアルバイトを行っていましたが、商品の仕入れ方や並べ方によって、売り上げに違いが出るという点がとても興味深い体験でした。多くの商品を企画して、社会人になってからもお客様の喜ぶ姿を見たいと思っております。ぜひ一生懸命取り組みたいと思っておりますので、よろしくお願い致します。
企画職の志望動機の例文③:飲料メーカー
私は、お客様や消費者にあった多種多彩な提案力を持ち、業界ナンバーワンのシェアを誇り、自社ブランドの開発・展開を掲げた御社の3つのポイントに他社と違った魅力を感じました。 御社で販売している飲料の中でも○○は幼少期から愛飲しており、生活に切り離せない存在でした。 そのような消費者に長く愛されるロングセラー商品を数多く生み出していきたいという思いから、企画職を志望させていただきました。 各社の新商品が出ると、必ずチェックして味の違い等を分析しています。このような経験を活かし、御社で貢献したいと考えております。
企画職の志望動機の例文④:アニメ業界
商業施設でのアルバイトをした際に、消費者の動向を分析し、イベント毎に自主的にレポートをあげていました。層や消費動向、前回と比べての違いなど、自分なりに調べ、上司に提出したところ、お褒めの言葉をいただき、アルバイトながら、イベント企画会議に参加させていただくことができました。 このような経験から、企画職のやりがいを感じ、最も興味に強いアニメ業界で企画職に携わりたいと考えています。中でも御社で多数グッズを企画・販売している○○のタイトルに携わり、貢献したいと思い御社を志望いたしました。
企画職に就く為の志望動機を書く際には「熱意・やりたいこと」を具体的にアピールしよう
企画職と一言で言っても、その職種は多岐に渡り、多くの能力が必要になることが分かりました。企画職というのは基本的に募集人数が多いわけではないため、能力値としても即戦力が求められる傾向が強くあります。 狭き門であるために、面接前の志望動機の段階で足切りになる可能性もあります。企画職に就くためにはいかに志望する企業の製品のことを考え、企画のみならずマーケティングまでできる可能性が高い人材であるかを志望動機で伝えられるかが重要です。 志望動機を書く前に、市場動向のリサーチや企業分析をしっかりおこなうことも必要でしょう。その下準備をした上で、書き方やポイントを踏まえ、狭き門を突破できる志望動機を作り上げてください。
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