2020年06月24日(水) 更新
【ジョハリの窓の診断のやり方と注意点】資料を活用して自分を知ろう
ジョハリの窓診断とは
新たな自分を発見する自己分析法
ジョハリの窓診断とは、【開放の窓】【盲点の窓】【秘密の窓】【未知の窓】と、カテゴリを4つの窓に分類して、新たな自分を発見する自己分析法です。
ジョハリの窓診断は開放・盲目・秘密・未知の4つの窓がカギ
① 開放の窓…自分も他人も知っている自己
② 盲点の窓…自分は気がついていないが、他人は知っている自己
③ 秘密の窓…自分は知っているが、他人は気づいていない自己
④ 未知の窓…誰からもまだ知られていない自己
自分が考える自分(主観的な自分)と周りから見える自分(客観的な自分)は、案外ちがっていたりします。こういった自己分析は心理学で頻繁に使われており、コミュニケーションをスムーズにするために役立っています。
ジョハリの窓のように、自己分析で自分の強みや性格について知ることが、就活ではとても重要です。
ジョハリの窓診断の3つのやり方
では、ジョハリの窓の概要が理解できたところで、続いてジョハリの窓の診断のやり方をご紹介します。いくつかのやり方がありますので、一番やりやすい方法を選んで実践してみてくださいね。
ジョハリの窓のやり方①知り合いを集めて紙で診断
最初は、知り合いを集めて診断するやり方。知り合いを4~10人ほど集めて、以下の性格の要素の19ポイントを書いた紙とペンを用意します。まずは、その19ポイントの中から、自分に当てはまる要素を選んで、紙に書きだしていきましょう。
<性格の要素19のポイント>
① 頭が良い
② 発想力がある
③ 段取り力がある
④ 向上心がある
⑤ 行動力がある
⑥ 表現が豊か
⑦ 話し上手
⑧ 聞き上手
⑨ 親切
⑩ リーダー資質がある
⑪ 空気が読める
⑫ 情報通
⑬ 根性がある
⑭ 責任感がある
⑮ プライドが高い
⑯ 自信家
⑰ 頑固
⑱ 真面目
⑲ 慎重
また、自分以外のメンバーには、相手の性格に当てはまると思う要素を書いて渡します。全員分を回して書いていき、最終的に自分のものが手元に戻ってきます。
その紙をもとに、自分が書いた性格の要素と周りが書いた要素が重なっている場合は「開放の窓」に記載します。さらに、周りが書いていて、自分は書いていない要素を「盲点の窓」に、自分が書いていて周りが書いていない要素を「秘密の窓」に、自分も周りも誰も書いていない要素を「未知の窓」に書きます。
書きだされた結果を診断すると、主観的な自分と客観的な自分のちがいを認識できます。内容によっては、ショックを受ける診断結果が出るかもしれませんが、冷静に確認してみましょう。
診断の手順
①自己紹介
②19の要素を自分と周りの人に当てはめる
③それぞれの窓に分類
④重なる部分や相違の窓を分析
ジョハリの窓のやり方②知り合いを集めてWEBで診断
4~8人の知人と1台のパソコンやスマートフォンがあれば診断が可能です。紙やペンを用意する必要もないので、気楽に診断できるジョハリの窓のやり方としてオススメ。
アプリを立ち上げたら人数を選択し、それぞれの名前を入力してスタートします。1人ずつ性格の要素をチェックし、全員分が終わると、ジョハリの窓の診断が表示されます。パッとすぐに診断してくれるので、非常に便利です。一度、WEBでのやり方を試してみては、いかがでしょうか?
ジョハリの窓のやり方③ひとりで気楽にWEB診断
最後は、知人を集めずとも気楽に1人でできるジョハリの窓診断もあります。まずは、自分で自己分析をしてみるのもいいかもしれませんね。
ただ1人でのやり方では、ジョハリの窓の本来の役割(客観的な視点で自分を分析すること)ができなくなってしまいますので、本格的な自己分析をするならば、複数人でのジョハリの窓診断をオススメします。
自己分析の浅さは、人事に見透かされる
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ジョハリの窓診断の注意点と活かし方
では最後に、ジョハリの窓診断での注意点と活かし方について、お伝えします。まずは注意点から。
ジョハリの窓は相手との関係性や観察力によって結果が変わってしまう
複数人集めてのジョハリの窓診断のやり方をするとなると、まずなにより自分をよく知っている知人を集めるのが大変な作業でしょう。職場などで行う分には、単純にチームメンバーを集めればいいかもしれませんが、友人を集めようとすると、関係性の深さに差が生じてしまうかもしれませんよね。
そうなったとき、やはり関係性や相手の観察力のちがいに比例して、結果にも同じように差が生じてしまうのは明らかです。
また、気心が知れている友人関係が築けていたり、自分がつけた相手の性格の要素を知られないで済むのであれば別ですが、そうでない場合、相手に遠慮して本音を書かない場合も考えられるでしょう。それでは、深い診断ができず、自己分析も曖昧なものになってしまいますよね。
メンバーを集めるときは、そういった点も考慮して、お互い妥協しない診断をするよう心掛けるなど注意をすると、役立つ結果が得られるはずです。
「開放の窓」を広げることでコミュニケーションを円滑に
やはり、秘密・盲点・未知の窓が広く、開放の窓が狭い状態では、自分が見せている姿と相手から見えている像が大きく異なっていることになり、コミュニケーションはスムーズにいかないことが多くなるでしょう。
診断後にすぐに、解放の窓を広げることはむずかしいかもしれませんが、ジョハリの窓を行ったメンバーとよく話をして、意見を聞くといいでしょう。また、相手に意見を求められた際も素直に伝えるよう、意識するといいですね。
こういった意見交換を行うことで、さまざまな気づきが生まれ、今後自分をどう変えていけばいいかも見えてくるはずです。具体的な目標が見えてくると、人は意欲が高まり行動力も生まれるそうです。ジョハリの窓診断は、そういった目標設定にも効果的でしょう。
ジョハリの窓や無料の自己分析ツールを活用して就活を成功させよう
自己分析法はいくつもありますが、ジョハリの窓はシンプルでわかりやすい診断といえるでしょう。就活を成功させたり、自分の欠点を見直したりするためにも、自己分析は必須です。
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