2019年11月27日(水) 更新

中国電力のインターンシップの内容と選考対策の必要性

中国電力のインターンシップについて①:まずは企業研究

中国電力のインターンシップに向けて、まずは企業研究をしましょう。とくに必要になるのは、中国電力の企業理念と求める人物像です。企業理念や求める人物像は、企業ホームページや就活サイトの該当ページで確認することもできます。以下に企業理念と求める人物像をご紹介しましょう。

中国電力の企業理念:「あなたとともに、地球とともに」

中国電力は企業理念として、「キーコンセプト」と「経営理念」を定めています。以下にご紹介しましょう。

◆キーコンセプト
EBERGIA(エネルギア)~あなたとともに、地球とともに~

◆経営理念
「信頼。創造。成長。」
お客さまの信頼を喜びとします。
エネルギーを通じて豊かな未来を創造します。
地域とともに成長します。

ENERGIAは、「エネルギーがもたらす、あたらしく、あかるく、あたたかい活力のある社会」という意味で用いられている言葉です。
こういった理念が示す中国電力の思いは、「エネルギーの利用によってもたらされる新たな価値の創造を追求することにより、より豊かで希望と可能性に満ちた社会の実現に貢献すること」にあります。

中国電力が求める人物像:「責任」「誇り」「使命感」「迅速な行動力」「思考力」を持つ

中国電力が求める人物像は以下のようなものです。

◆電力の安定供給の責任の重さを認識し、地域のお客さまのために働くことにやりがいを感じる
日々「いきいきと前向きに」働くためには、業務にやりがいを感じるのが大事です。中国電力の使命に共感し、業務にやりがいを見出せる人材を求めています。それについては、中国電力の会社説明会などで感じ取るのがよいでしょう。

◆社会の要請に柔軟かつ迅速に対応できるよう、自ら考え、行動し、挑戦できる
中国電力は、電力の安定供給を果たしつつ社会のニーズに応えて、地域の発展に貢献していかなければなりません。それだけでなく、事業環境の変化に柔軟に対応しながら、新たな成長機会も見出していく必要があります。そのためには、「自ら主体的に考え、行動を起こせる人材」、「様々な課題に対して、チャレンジを続けていける人材」が必要なのです。

また、中国電力は、採用選考基準として、次のようなものを重視しています。
◆コミュニケーション能力
◆基礎的な学力や社会的良識
◆行動・判断のスピード・柔軟性
◆チャレンジ精神
◆バイタリティー

中国電力のインターンシップについて②:概要をチェック

中国電力のインターンシップに向けて、概要を押さえておきましょう。中国電力は、毎年開催するインターンシップについて、その概要を発表しています。その開催意図と、実習期間や実習場所、コース別のプログラムについてご紹介しましょう。

社員との交流や設備見学で「働くことの意義」を見つけられる

中国電力のインターンシップでは、電力の安定供給に情熱を持って取り組んでいる社員との対話や、ふだん間近で見ることのできない設備の見学等を通じて「働くことの意義」の見つけるきっかけになるものです。これから進む未来について考える契機となるでしょう。

各地の営業所で5日間前後行う

中国電力のインターンシップは、中国電力が持つ各地の営業所、発電所、電力所などで、それぞれ開催されます。平成27年度の開催状況を見ると「5日間前後の実習」となり、受け入れ人数は「5人以下」となっています。内容の濃い体験ができるインターンシップといえるでしょう。

事務系コースと技術系コースがあり参加条件が違う

中国電力のインターンシップには、事務系コースと技術系コースがあります。また、これらを合同で行う事務系・技術系合同コースもあります。事務系コースには、学部学科不問で応募できますが、技術系コースには、「電気系」「機械系」「化学」「原子力」「土木」から、開催される内容に準じた専門分野の学生が参加します。

開催場所によって実施内容が違うので注意

また、開催される事業所によって、行われるコースや、その内容に違いがあります。たとえば、同じ技術系コースでも原子力関係を専攻している人は、原子力発電所で行われるインターンシップに参加することになるでしょう。その内容については、各年度で違いがありますので、情報をしっかりチェックしましょう。

中国電力のインターンシップ選考について③:スケジュールを把握

中国電力は、夏季に行うインターンシップについて、標準スケジュールを公開しています。以下のような流れを押さえておきましょう。

6月上旬:実施の案内と応募受付開始

6月中旬:応募締切

6月下旬:選考・調整

7月上旬:受け入れ決定・案内

8月~9月中旬:現地実習

9月下旬:評価書の提出

中国電力のインターンシップについて④:参加申込書に「参加理由」を書いて提出

上記でご紹介しましたように、各開催場所での受け入れ人数は、5人以下と少数になっています。各開催場所で受け入れ人数が定員を超えた場合は、抽選となっています。
また、平成27年度の情報を見ると、応募書類には、「参加理由」を書くスペースが大きく用意されています。ここはしっかりと書いておくべきでしょう。企業理念や求める人物像も踏まえて、自分の思いをつづりましょう。

中国電力のインターンシップについて⑤:各コースの実施内容

次に、平成27年度のインターンシップの、各コース実施内容をご紹介しましょう。これらは代表的な実施内容であり、事業所によって内容が異なるので注意しましょう。

事務系コースの内容例

【営業所】
・中国電力の事業概要と営業所の概要説明
・広報・営業業務の概要説明
・広報業務の実習
・検針業務の実習
・顧客への省エネ・節電に役立つ電化推奨活動 など

事務系・技術系コースの内容例

【営業所】
・電力事業と営業所業務の概要
・設備見学
・営業業務の説明
・配電業務の説明(訓練見学を含む)

技術系コースの内容例

【お客さまサービス本部(配電)】……電気系
・架空、地中配電設備の見学
・配電地図情報システムによる架空線設計
・高所作業の体験(間接活線工法、高所作業車への搭乗)
・資機材の研究開発状況の紹介 など

【火力発電所】……電気系、機械系、化学
・中国電力と発電所業務の概要
・発電所設備概要説明、設備見学
・発電所業務(ユニット運転,監視,パトロール等)実習

【電気事業本部(電源土木)】……土木
・電源事業本部の概要説明
・電源土木業務の概要説明
・火力発電所、原子力発電所の土木設備見学
・火力発電所、原子力発電所の土木工事現場見学
・立会検査の体験

【原子力発電所】……電気系、機械系、化学、原子力、土木
・原子力発電設備の概要、設備見学
・技術訓練設備による実習等
・放射線計測機の取扱い、作業現場の放射線測定など
・島根3号機の設備概要と現場見学

【エネルギア総合研究所】……土木
・エネルギア総合研究所の概要説明
・コンクリートに関する研究説明と実習
・水理に関する研究説明と実習
・数値解析技術に関する説明と実習

【電力所】……電気系(一部土木を含む)
・中国電力と電力所業務の概要
・電力所設備の見学
・電気関係設備の巡視、点検、操作実習
・電力所業務の体験(シミュレーター操作)など

【営業所】……電気系
・中国電力の事業と営業所業務の概要
・配電業務の概要説明
・配電設備の保守、運用、見学(作業実習)
・配電系統の運転および遠方制御の概要
・配電関係業務実習、作業訓練の見学

中国電力のインターンシップ参加者の声

最後に、中国電力のインターンシップ参加者の声をご紹介します。
◆想像していたよりも多くの設備を見学させてもらえた。
◆実際の業務内容を、机上の説明だけでなく自分たちで体験させてもらうことで、仕事の大変さややりがいを感じることができた。

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中国電力のインターンシップは応募多数の場合抽選での選考だが当日の対策として実施内容などを把握しておこう

中国電力株式会社のインターンシップの内容と選考についてご紹介しました。中国電力では、事務系コース、事務系・技術系合同コース、技術系コースのインターンシップが、いくつかの営業所で開催されます。各営業所の受け入れ人数は5人以下と少なめで、応募多数の場合は抽選が行われます。しかし、応募書類の参加理由の欄は、企業研究や自己分析を踏まえて、しっかり書く価値があります。また、当日に向けて、実施される内容を把握しておきましょう。

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